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2009年09月17日
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カテゴリ: 人生について
亡霊の出所その1。

自分では全く気付かなかったのだけど、 コーチ とのセッション中の会話に、やたらと「何も考えなくて良いから」という言葉が出てくるとコーチに指摘されました。

なぜ「何も考えなくて良い」ということが私にとって娯楽や癒しにつながるのか。
何も考えなくて良いというのは、私にとって何なのか。

という質問を受けて考えてみた。

私の子どもの頃の生活は本当にサバイバルだった。
家の中には味方が母親しかいなくて、母親も自分が守らなきゃ、自分が良い子にしていれば何事もうまくいくのではないか、と幼い頭で常に考えながら生きていた。
だから、幼少期の私には、何も考えずに不用意な発言をしたり不用意な行動をしたりすることはあり得ないことだった。

子どもの私は、いつも慎重に考えて発言し行動していた。

その環境から解放されてからも、幼少期の思考の癖は無意識にそのまま続く。
常に慎重に考えて発言し行動するのが板についてしまっていた。

それとは逆に、心を許せる相手には、極端に何も考えずに不用意な発言や不用意な行動をして、必要以上に困らせたり迷惑をかけたりする傾向もあった。

何も考えずにしたことを受け入れてもらえる=愛されている実感

だったんだと思う。

私は、疲れているときは好きな音楽を聴いたり歌ったり踊ったり。
好きなドラマや映画やビデオを観たり。
好きな本を読み返したり。
無心にお裁縫や編み物をしたり。

これらの時間が私にとっての栄養剤で、この時間を作ることで、心を癒して日常に戻ることができる。


何も考えないことは、私のとって最大の幸せで癒しで、何も考えずに暮らしていて、不都合が起こらないなんて異常に幸せなことだと思っている。
ということに気づいた。

私にとっての、癒しの方法、ストレスを感じるものごと、どちらも自分の幼少期に起因している。
何か、子どもを育てる責任を痛烈に感じた瞬間でした。

私は、幼少期が異常にマイナスだったから、まずスタートラインに立つまでにものすごい努力が必要だった。


子育てに正解も不正解もないけれど、自分の子どもは、なるべくゼロに近い位置に常に立っていられる人にしたいと思う。
スタートラインに立つための努力や苦労はさせたくない。
ゼロからプラスに進んでいくために、その努力や苦労を費やしてほしいと思った。

今、私は自分のこの人生をとってもとっても愛おしいと思う。
何にも代えがたい様々な出会いと財産が私の人生に詰まっていると思うし、これをこれからの人生どんどん開花させて、高いところまで登ってやる!とも思ってる。

けど、私の人生の前半部分は、子どもには経験させたいものでは絶対にない。





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最終更新日  2009年09月17日 06時13分39秒
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