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ちょっといい女
続ちょっといい女の秘密の部屋2
再会
亜希子は、実家の揉め事や、夫、舅、姑への不満を心に溜め込んでいた。
死にたいと思う事も度々だったが、ギリギリの所で自分を保っていた。
子供を自分と同じ目に遭わせたくないために。
子供だけは自分の分まで幸せにしたいと。
そんな或る日の事だった。
翌日は子供の懇談会のため有給休暇を取っていた。
夫の休暇と重なったから、多分、夫は
『お昼ご飯でも食べに行こう。』
と言うだろう。
最近、夫が今までの罪滅ぼしなのか幾分、優しくなった。
そんな事を考えながら、仕事から帰ってきた亜希子は、自宅駐車場に車を停めた。
以前と異なり、仕事だけは残業もなく定時に帰れたのだが、今から、いつものように
夕食の支度をし、風呂を準備し、子供の勉強を見てやって・・・
と多忙な毎日だった。
(ちょっと疲れたかな。)
そう思って、車のキーを抜き取り顔を上げると、
1台の車が近くに停まった。
車の中で手を振っているのは翔だった。
戸惑い
亜希子は自分の車を降りると、すぐ翔に近寄った。
『元気か?』
翔は変わりない笑顔で話しかけた。
そこに、ちょうど近所の人が出てきた。
亜希子は小声で言った。
『私の後について来て。』
『あ、うん・・・。』
その返事を聞くか聞かないかの内に、亜希子は、また自分の車に乗り込んだ。
翔も事情を察して、亜希子の車の後を追い駆けた。
車を走らせながら、予期せぬ訪問者に戸惑いと喜びを感じていた。
(今日、遅くなる理由は何て言おう?)
そんな事も考えながら。
15分程、車を走らせただろうか。でも1時間位に長く感じた。
とりあえず人目につかない場所を選んで駐車すると、少し距離をあけて駐車した翔の車に、
誘われるまま亜希子は乗った。
『こんな所まで来たけど30分か1時間くらいしか時間取れないから。』
そう言いながら亜希子は胸の痛みを感じた。
翔は黙って頷いた。
今度会ったら
『明日、懇談会だから有給休暇取ったの。でも夫の休みと重なるから明日は無理かも。』
亜希子が一気にそう言うと
『そうか・・・』
翔の笑顔が少し曇ったようだった。
亜希子は焦っていた。時間がない・・・
あれから、2年前に翔が会いに来てくれてからの事を、せきを切ったように話し始めた。
そんな亜希子の頭を翔は優しく撫でた。
そして抱き締めた。
亜希子の決して癒される事のない心の痛みは、翔に抱かれると、たちまち消えてしまう。
昔から、そうだった。何を話していたかさえ忘れてしまう。
『また会いに来てくれると思わなかった。』
亜希子がそう言うと、翔は亜希子にKISSした。
『本当は・・・』
翔のKISSを受けながら、亜希子は続けた。
『今度、来てくれても知らん顔しようと思ってたの。でも・・・』
翔は不安そうな顔を亜希子に向けた。
本心
『駄目。やっぱり知らん顔なんて、できない。』
そう言うと亜希子は翔の広い胸に頬擦りした。
翔は、存在を確かめるように亜希子を強く抱き締めた。
『嬉しい、会いに来てくれて。』
翔の腕の中で亜希子は、もう迷わなかった。
抱擁
亜希子は翔の硬くなったものを口一杯に頬張ると丁寧に愛した。
2年間の空白を埋めるように。
翔が亜希子を抱きかかえるようにして、亜希子は翔を招き入れた。
亜希子は翔の上で声を上げた。
翔は声を殺すようにして感じていた。
どうしたら会いたかった気持ちを伝えられるだろう?
どうやったら愛を伝えられるのだろう?
亜希子は、翔の手の指を1本1本、代わる代わる口に咥えた。
自分の中の矛盾
『明日やっぱり無理かな・・・』
踏ん切りがつかず、亜希子は言った。
『旦那さん休みじゃ無理かもな。』
翔は、いつだって無理強いはしない。
そんな穏やかさが、亜希子にとって居心地の良い場所だった。
でも、それが翔に我慢を強いる事になっていないかと、いつも心が痛んだ。
『翔と結婚してたら幸せだっただろうな。』
『そんな事ないよ。』
そう言いながら翔は笑った。
『奥さんと上手くいってる?』
『・・・まぁまぁかな?』
2年前に聞いた時と同じように、遠慮がちに翔は答えた。
『上手くやらなきゃ駄目よ。子供の為にも。』
亜希子は姉のように言った。
『わかってるよ。』
翔は微笑んだ。
『まぁ・・・私は駄目かも知れないけど。』
そう言って遠くを見る亜希子を翔は再び抱き締めた。
辺りは、どんよりと暗くなっていた。
帰路
『もう帰らないと、いけないんだろ?』
『うん・・・』
そう返事したものの、翔の胸から離れられないでいた。
上手く愛を伝えられない自分に、もどかしくて涙が潤んでいた。
『また来るから。』
翔の言葉は優しかった。
『亜希子、携帯電話持ってる?』
『持ってない。舅や夫から電話がかかるのが鬱陶しいから。』
以前は、亜希子の勤務先に度々、舅から電話があった。
だから今は、勤務先の電話番号さえ舅に教えていない。
『亜希子は相変わらず持ってないのか。』
そう言うと翔は、2年前は必要ないからと持っていなかった携帯電話の番号を伝えた。
『私の為に買った?』
『いや・・・』
『じゃ何の為?』
『・・・亜希子の為だよ。』
翔は、照れ笑いした。
その日、めったに遅くならない亜希子の帰りが遅かったので、案の定どうしたのか聞かれた。
翌日、翔に会いに行かなかった。
そして翔は1人、帰路についたのだった。
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