自分探しの心の旅

多神教優位論
　があるのを見つけました。以前から、宗教に節操のない日本人が
　世界平和に貢献するのでは？と言ってきた私としては、わが意を
　得たりです。



＜隣のガネーシャ＞


　『 夢をかなえるゾウ 』のテレビドラマを観たあと小説も読んで、
　ある考え方を思い出しました。

　神様は私たち一人ひとりの中に居るという考え方です。

　『 夢をかなえるゾウ 』では、ガネーシャと名乗るゾウの鼻を持っ
　た神様が、いかにもだらしない俗物に描かれているからです。あ
　る意味、とても人間的なのです。


　マザー・テレサは、飢えて道端に倒れこんでいる人に、キリスト
　の姿を見たと言っています。


　心理学者のユングが唱えた 集合的無意識 の世界があるとしたら、
　神とは、そこに住む唯一の住人かもしれません。

　それは私たち一人ひとりが、神の一部だということを意味するの
　ではないか？

　旧約聖書には、神は自分に似せて人間をつくったとありますが、
　それどころか、私たち自身が神ということになります。

　そう考えると、自分以外の全ての人に神を見ることができます。


　ここで、タイ、カンボジア、ミャンマーなどの仏教国で見られる
　挨拶のポーズを思い出しました。お互いに合掌していますよね。
　意味は違うのかもしれないけど...。


　いわゆる成功者は、自分だけの力で、それを成し遂げたわけでは
　ありません。数多くの名もない協力者がいてこそ成し得たはずです。

　往年のスター演歌歌手、三波春夫も、「お客様は神様です」とい
　う言葉を残しています。これは単純に、お金を払ってくれるから
　だけではないと思います。


　要するに、あなたも私も神様だってことです。

　そんなことを言うとバチが当たるという人がいるかもしれません
　が、なんだかそんな気がしてきているのです。


　自分自身に神を見つけ出すのは困難ですが、見方を変えると、他
　人の中に神を見つけることができるのでは...。

　ガネーシャは、そこらじゅうに居るような気がしてきました。



参考；水野敬也著『 夢をかなえるゾウ 』

　　　ウエイン・Ｗ・ダイアー著『 スピリチュアル・ライフ 』渡部昇一訳




　多神教優位論を唱える哲学者に梅原猛氏がいます。朝日新聞に氏
　が寄稿したエッセイについて書かれたサイトをみつけました。
http://www.st.rim.or.jp/~success/1_8_ye.html
　農耕民族である日本をはじめアジア諸国には、人間どころか物に
　まで神が宿っているという宗教観がありますね。



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