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おぎゃりん☆さんComments
もたちうちできません。
<記憶のメカニズム>
「私たちは記憶の中に生き、記憶によって生きる。私たちの<心>
は実のところ、私たちの記憶がみずから存続し、希望すなわち未
来に生まれ変わろうとする努力にほかならない」
ミゲル・デ・ウナムーノ
"いまここ"につて、以前このブログに書きました。
1. < http://plaza.rakuten.co.jp/ukiuki21/diary/200811190000/
>
2. < http://plaza.rakuten.co.jp/ukiuki21/diary/200811200000/
>
3. < http://plaza.rakuten.co.jp/ukiuki21/diary/200811210000/
>
この"いまここ"は、<心>そのもののような気がします。
ただ、今と此処を大事にしろと言われても、過去の記憶が無けれ
ば、私たちは何ら主体的な行動をとることはできません。
全ての記憶を失ってしまったとして、目の前の景色を見ている。
そんなあなたを想像をしてみてください。
恐らく誰かに助けてもらわなければ、何もできないでしょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは、大きな声で泣くしかありません。
それでも、本能というあらかじめ備わった生命の記憶が、母親の
乳房を吸ったり、不快に対しては泣くという行動をとらせます。
さて、ノートルダム清心女子大学情報理学研究所の 治部眞里
( じ
ぶ まり )教授と同大学の人間複合科学専攻の 保江邦夫
(ヤスエ
クニオ)教授の共著『 脳と心の量子論
』によると、
「心とは、記憶を蓄えた脳組織から絶え間なく生み出される光量
子(フォトン)の凝集体であり、場の量子論によって記述される
その物理的運動が意識である」
とのことです。
これは、日本人物理学者、梅沢博臣と高橋康によって切り開かれ
た、脳と心の科学理論『量子場脳理論』から導き出される結論な
のだそうです。
12月9日の日記
で予告したとおり、この難解な本『脳と心の量子論』
の考え方の一部を紹介したいと思います。
もちろん、私なりの解釈ですので、稚拙な内容はご了承ください。
例えば二酸化炭素分子ですが、ガス(炭酸ガス)としては自由に
動くことができます。
このような状態を物理学用語で、「二酸化炭素の分子は空間並進
の対称性を持っている」というそうです。
この二酸化炭素を圧縮して低温にすると、固体のドライアイスに
なります。
これは二酸化炭素分子の自由が、一定の拘束を受けている状態で
す。
このことを物理学用語で「二酸化炭素の分子が持つ空間並進の対
称の自発的な破れがある」というのだそうです。
このような状態を維持する、つまり対象性が破れたままとなるた
めには、それぞれの構成要素がばらばらに動いていてはだめで、
すべてが一丸となって動く全体的な運動の自由しか許されません。
ところで、クリスマスのアイスクリームケーキの中に入っている
ドライアイスを取り出して、スプーンか何かで「コン」と叩いた
ら、どうなるでしょうか?
それこそコンと音がするでしょうね。
当たり前といえば当たり前ですが、こんなことですら場の量子論
の対称性の破れの考えかたでないと、きちんと理解できないのだ
そうです。
もともとは空間の中を自由に運動していける空間並進の対象性を
もっていた二酸化炭素の分子が、凝集体としてのドライアイスに
なるときには、どの分子も互いに定まった位置関係しかとれない。
つまり、これを空間並進の対称の自発的な破れがあるといってい
るのですが、それでも、この破れを補完するものが必要だと考え
た人がいました。
補完するものとは、この事実をみいだした二人の物理学者の名前
をとり、南部・ゴールドストーン量子と呼ばれています。
南部ときいて、もうお分かりですね。物理学者のひとりは、今年
のノーベル賞を受賞した 南部陽一郎
博士のことです。
量子というからには、ミクロのスケールでの場の波動運動です。
その場とは秩序場とか相関場、あるいは凝集場と呼ばれています。
ドライアイスのケースで、凝集場と南部・ゴールドストーン量子
を眺めてみます。
ドライアイスは膨大な数の二酸化炭素の凝集体で、ある意味、並
進対象性を犠牲にして、どの二酸化炭素も全体的な秩序を維持し
ています。
ドライアイスの内部に、電磁場のようにマクロのスケールにまで
拡がった秩序の場があると考えられます。これが凝集場です。
ドライアイスの一部を「コン」と叩くということは、それぞれが
凝集場によって秩序だって配置されている二酸化炭素の分子にエ
ネルギーを加え、別の場所へ移動させようとすることになります。
しかし凝集場があるため、「コン」とやられた分子は持ち場を離
れることができません。若干動きますが、すぐにもとの場所に戻
されます。そして、最初に動いたときに押したすぐ近くの分子も
一緒につれ戻します。またその反動で、持ち場から少しずれてし
まう。
このように、ドライアイスの凝集場に波動運動が起こります。
これがマクロでは「コン」という音になり、ミクロのスケールで
は音響量子、フォノンなどと呼ばれます。
このフォノンは、ドライアイスの中を縦横に自由に運動していま
す。つまり、並進対象性をもっていますが、フォノンという量子
はもともとは存在していませんでした。
これは二酸化炭素分子の持つ、空間並進の対称の自発的な破れに
よって凝集体がつくられてはじめて存在します。
つまりフォノンが、二酸化炭素分子の失った並進対称性を補完し
ていることになるというわけです。
さて、このような現象が脳の中で起こっているというのです。
記憶のメカニズムは、<心>によって選ばれた行動によって、脳細
胞の一部に空間並進の対称の自発的な破れを起こし、ドライアイ
スのように固定化することだと考えているようです。
長くなったので、この続きはまた次回に、あなたと一緒に考えて
みたいと思います。
参考;治部眞里・保江邦夫著『 脳と心の量子論
』
;ジェフリー・M・シュウォーツ著『 心が脳を変える
』
難解なテーマに挑戦したことを、少しだけ後悔しています。落と
しどころの問題かな...?
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