うっかり父さんの教育日誌

うっかり父さんの教育日誌

2010年04月18日
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何か失敗をしたとき、人はよく「言い訳」をする。
例えば家を出るのが遅れて、仕事に遅刻した場合。
「必要な書類を整理していて遅れました」
なんてことを言う人がいるけれど、これは遅れた「理由」ではなくて「言い訳」。

今日、娘に理由と言い訳の違いについて聞かれた。
なぜかと言うと、以前から言い訳をする人になってほしくないので、「言い訳をしてはいけない」と言って育ててきたのだが、最近本人たちも年頃になり、疑問に思うようになったからであろう。どうしても理由を述べたいときにも「これは言い訳かも」と思って我慢していたのが、我慢しきれなくなったようである。

これは違いを明確にしてやらなければと思い、説明した。
「理由」と「言い訳」の違い、それは…

それを聞いた側がどのように判断するか、の違いである。

だから、「理由」を述べたいときは「聞く側」の立場に立って言わなければならない。

上記の「遅刻」については、「遅刻した側」にとっては「理由」かも知れないが、「聞く側」にとっては「言い訳」である。しかし、同じような場面でも、こんな場合はどうだろう。
同じように家を出るのが遅れて、仕事に遅刻した場合。
「娘が急病になり、病院に連れて行って遅れました」
初めとは少し違ってくる。当然、これも「言い訳」と取られる場合だってある。社運をかけた大切な会議に遅刻した場合、公と私の天秤をどちらに傾けるかという感覚において、「そんなのは言い訳だ」と上司に言われても仕方ないかもしれない。「誰かに頼むことだってできただろう」「緊急のときの手配をなぜしておかなかった」など、突っ込まれそうなところはたくさんある。

つまり、大切なのは、相手が「言い訳」と取るか「理由」と取ってくれるかをよく考えることだ。それには「どうしようもない状態」「ほかに方法がない場合」といった状況が必要だ。代替できることや対策がとれる場合は、基本的には「言い訳」になる。だから学校で叱られたときに「でも私は…」と言うと「言い訳ばかりする子だ」と取られても仕方ない。学校で叱られることなど「どうしようもない状況」なんてほぼ無いからだ。

だから、叱られたらまず「すみませんでした」「ごめんなさい」が言える人にならなければならない。その後、本当に正当な理由、つまり聞く側が納得する説明ができるなら、してみるといい。それを理由と取るか、言い訳と取るかは相手や、事の重要性、重きを置く点がズレていないかなど、様々な要素で違ってくるのだから。
以上の考えにより、
「相手の考えに立ったときにも正当であると感じて述べるのが『理由』、自分の側だけで正当だと判断して述べるのが『言い訳』である」と説明した。

どうだろう…?





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最終更新日  2010年04月18日 15時15分39秒
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