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2005.12.15

水の眠り　灰の夢（桐野夏生、文春文庫）

(2)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100471)

カテゴリ：読書・その他感想文

　トップ屋を題材にしたものを、桐野夏生が書いてるとは知らなかった（じゃなくて、桐野夏生のものをＯＵＴしか読んでいないだけ）。東京オリンピックの前って、こういう時代だったんだなと。まだ、ワタシの小さいころには、トップ屋という名前が生き残っていたような記憶もある。
　必ずしもモデルと言うわけではないが、巻末の解説でも触れられている梶山季之らのグループを髣髴とさせる、トップ屋集団の黄昏の時期を描いたものということ。

　現実にあった草加次郎の事件とオーバーラップさせながら、主人公が巻き込まれる女子高生殺人を描くとは。中々読ませました。

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Last updated 2005.12.16 00:05:15
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■コメント

Re:水の眠り　灰の夢（桐野夏生、文春文庫）(12/15)

ももちやんさん

桐野夏生はとても好きです。共感できないような主人公がでてくることが多いですが、この作品はとってもかっこよくて良かったなぁ。この主人公の娘が、村野ミロという探偵になる作品に続くんですけど、ミロってのがまたハードボイルドな女なんですよ。私は好きですけど。・・・・さらにミロとこの父（血はつながってない）の関係も衝撃的な展開になります。ぜひ読んでみてください。 (2005.12.16 00:11:43)

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Re[1]:水の眠り　灰の夢（桐野夏生、文春文庫）(12/15)

ぽち６１３さん

ももちやんさん
＞桐野夏生はとても好きです。共感できないような主人公がでてくることが多いですが、この作品はとってもかっこよくて良かったなぁ。この主人公の娘が、村野ミロという探偵になる作品に続くんですけど、ミロってのがまたハードボイルドな女なんですよ。私は好きですけど。・・・・さらにミロとこの父（血はつながってない）の関係も衝撃的な展開になります。ぜひ読んでみてください。
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　確かにＯＵＴの主人公にしても、共感とは別の次元の人間だし。特権的な記者クラブに加盟している記者と、一匹オオカミ的なトップ屋を比べれば、どうしてもトップ屋の方がカッコイイえすよね（笑）。 (2005.12.16 00:17:17)

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