アメリカ留学デート日記

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March 21, 2005

Fred（仮名）２３歳の場合　その７

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カテゴリ： Fred２３歳の場合

相変わらず車は隣の通りに止めていた私だった。

昨日ランドリーに行ったので、家の前まで車で行って洗濯物を一旦おろし、それからまた隣の通りに止めにいこうとしていた。洗濯物をフロントドアの中に入れて、「さ、行くか」と思ったら、ドアのところに私の名前だけが書いてある封筒が落ちていた。見覚えのあるアルファベットが並んでいた。すぐにFredだとわかった。

封筒の中には、私の車のアラーム解除キーと、うちの前の通りのパーキング許可証と前にあげた私のポラロイド写真、それから、キティちゃんのキーチェーンが入っていた。前に私のバックパックを貸した時に小さなキティちゃんのキーチェーンをつけていて、「あんたみたいな大の男がこんなのつけてたらおかしいよね」と言って取りはずしたら、「そんな事ないよ、かわいいね～」と言っていたので、「そんなに気に入ったなら持ってっていいわよ」とあげた物だった。それを今まで大事に取っておいたんだ。

これを、どんな気持ちで封筒に詰め込んで、どんな気持ちで家の前まで来てポストに入れたんだろう･･･また涙がとめどなくあふれた。

彼の中でも、1段落ついたのを感じた。もう車は隣の通りに止めなくても大丈夫と思った。友達や妹には「もうFredの事を考えるのをやめろ」といわれて、私もそうするようにしている。

今はこの先、彼の存在を心から感謝できる、私なんかよりも全然ステキな女の子に出会って、幸せになってほしいと願うしかない。私が何をしようと、彼にとっても私にとっても時間の無駄だ。

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