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2004/08/29

戻らない命

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カテゴリ：カテゴリ未分類

息子の高校で、おとといから３日間の予定で学園祭だった。
本当は今日もあるはずだった。

おととい、熱射病だか熱中症だかで救急車で運ばれた生徒がいたという。

そんなに暑かったのか？と聞くと、「俺的にはそれほどでもなかった」ということだった。

その生徒は昨日、亡くなったそうだ・・・

急性心不全。

生徒が亡くなったというのにお祭もできないということで
今日の予定は延期になった。今後するかどうかは未定だけど。

亡くなった子は運動部に所属していたくらいだから

一体何が原因で心不全なんて起こしてしまったんだろう。

新聞などで、学校のマラソン大会の途中で倒れたとか
そういう記事を目にすることも、過去何度かあった。

人間の寿命は、生まれたその日に既に決まっているものなのか。
それとも、生まれてからそれまでの生活態度が寿命を決めるのか。

運命というのがあるのかないのか。

あるとしたら、変えられないものなのか
自分で切り開けるものなのか。

どちらが正しいということはなく、
どちらもあるようでないようで。

いずれにしても、突然我が子を失ってしまった親の気持ちを考えると・・・

ついにブチ切れてしまった私。

言葉でどんなに諭しても動かないので、仕方なく旦那に加勢を頼んだ。

とにかくだらけている息子を立たせない限りは物事がすすまないのだ。
力づくで立たせるしかなかった。

今まではなんとか手を出さずにと思ってがんばってきたけど、

昨日はもう、これ以上見逃すわけにはいかないと、私も必死だった

息子にしてみれば、私を突き飛ばしたいくらいだったと思う。
でも、ヤツなりに私の怪我を気遣ってか、我慢していたようだ。
優しい子なのよ、もともとは。

とにかく一歩は進めた。
あとは進み続けるように一緒に歩まなければいけない
気は抜けない

そうおもいながら眠った次の日の朝。つまり今朝。
生徒が亡くなったということを息子から聞いたのだ。

息子はそれを昨日のうちに学校から知らされていたのだが
私はなにも聞いてなかった。

もし聞いてたら、夕べのバトルはあったかどうか。
まあ、いつかはバトらなければいけなかったとは思うが。。

もし、今日、事故かなんかで息子の人生が終わってしまうとしたら
私は昨日のどたばたを後悔するのだろうか。

明日どうなるか
今夜どうなるか
３時間後どうなるか

誰にもわかるわけではないし、いちいちそんな風に考えて生活しているわけでもない。

一日が終わっったときに
「今日はいい一日だった」と言えるように

そういう風に生きていきたい

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