うさぎの不養生日記

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ピンクリボン



地域の乳癌検診を受診したことがある人は、ピンクリボンのマークが付いたものを見かけたことがあるかもしれませんね。アメリカでは大きなピンクリボンのイラストがバスなどに描かれて走ったりと、運動も非常に盛んです。また、乳癌の発生率は高いものの、生存率は上昇しているそうです。日本は、レディーファーストというよりは、男尊女卑だった影響がいまだに根を下ろしている社会なので、どうしても、女性特有の病気に関しては門戸が狭い感じがします。そういう運動が今ひとつ浸透に時間がかかるのです。

っていうか、禁煙運動も、かなり時間がかかっていますよねー。あれは、行政サイドにも喫煙者がいるためですね。私の今の職場も、院内全面禁煙にするのにかなり、時間がかかりました。それは、事務長がヘビースモーカーだったため、その着手に積極的にならなかったことと関連があると思います。

ピンクリボン運動は、それでも、女性の社会進出とともに、普及しなければならないと思っています。なぜなら、それは、女性の命にとって大事だからです。欧米で多かった乳癌ですが、近年では、日本でも、急増しています。(私も他人事ではありませんね。)それは、食生活の変化や、生活スタイルの変化によるものですが、それはいかんともしがたい部分なので、こうなったら、アメリカのように早期発見・早期治療により、恩恵を受けねば、ということになります。

乳癌の検診は、マンモグラフィーという乳腺のレントゲンと、視触診です。それで異常があれば、さらに病院を受診して、超音波の検査をしたりなどなどとなりますが。以前は視触診がメインでした。しかし触診で見つかるしこりは小さくても1cm以上です。しこりがそれまでの大きさになるのに、実は何年も私たちはしこりと同居していると言われます。つまり、触っても分からない段階が何年もあるのです。それを見つけるのが、マンモグラフィーというものになります。ただ、マンモグラフィーですべての乳腺のしこりが見つかるかというとそうではありません。ひとつのものですべて分かるものがあれば、一番いいんでしょうけど。

まず、大事なことは、自己検診です!

月経が終わってから、数日後になると、月経前には硬く張っていた乳腺が柔らかくなります。その頃に、自分で自分の乳腺をゆっくり少しずつ触ってみてください。鏡の前でくぼみがないかなどのチェックもしてください。”触っても分からない”と皆さん、言いますが、それでも、触る習慣を付けてください。自分のいつもの乳腺を覚えておけば、異常があったときに早く分かるはずです。そして、自己検診をするようになった人は、検診も受診するようになると思います。触らないしこりもあるので、是非、検診も受けてください。

あと、年齢は確かに上昇すると疾患にかかるリスクは上がりますが、それだけではありません。20代の人もかかる病気です。早期に見つけて治療すれば、今は治療法も格段に進歩し続けているので、むやみに恐れる必要はありませんが、きちんと検診しましょう。気になる症状がある人は、病院を受診しましょう。

まずは、自己検診!そして検診受診!

と思っています。つらつらと書きました。


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