桜花翔空

桜花翔空

世間の眼・傷



<世間の眼>

私は、不登校者です。
それだけで、高校を落とされたり・・・冷たい眼で見られます。
もっと不登校者と言う者を解って欲しい。
そう思います。

不登校。
学校へ行かない、行きたくない。
怠け者とかそんな風に思っている人が多々居ると思います。

だけど、現状は違います。
私の場合、学校へ行こうとすると、震えが止まらなくなる。
そして、腹痛起こして立てなくなる。

そう、精神的な病気の一つなのです。

皆様は、多分・・・不登校は只学校へ行かないだけ。
と思っているかもしれません。

だけど、違うんです。
行きたくても行けないのです・・・。

私は行こうと一生懸命足掻きました。
だけど、教室まで行くと急に足が竦むんです。
動かなくなって、そのまま保健室へ直行したこともあります。

私は今、「不登校者・夢瑠」という看板をぶら下げて歩いています。
世間からの風当たり、世間の眼は厳しいです。

私はそれで高校を落ちました。
これは偏見だと思います。
学力を伴っているのに、どうして出席してないだけで落とされなければいけないの?

これを見て、休むあんたがいけない。
とか思っている方は馬鹿です。
そう言うのを偏見と言うのです。

もっと視野を広げて下さい。

不登校の看板は一生・・・私について周るでしょう。
私は降ろす気など、微塵もありません。

だって・・・不登校は恥ずかしい事じゃない。
そう思っているから。
だから、過去はそれでいい。

これからが大事なんです。
だから世間からの風当たり、世間の眼。
もっと優しく見守って欲しい。

不登校者の人は、人が苦手です。
それだけで、偏見するのも変。

もっと、視野を広げて見ては如何でしょうか?

そうすれば・・・広い世界が見えてくると思います。




<言葉>

私は小学生の頃、集団の登下校で虐められていました。
言葉の暴力です・・・。
何故か、私が標的になっていました。

人間の防衛本能なのか、
その時の記憶は微かにしか残っていません。

でも、思い出すと凄く怖くなる。
離れた今でも・・・怖いのだから。

いつものように私は集団登校してました。
そしたら、班長の人が私にぶつかってきたんです。
そうすると・・・いきなり、

『わーい夢瑠菌だぁ!!夢瑠菌がうつるぞ!!逃げろ!!』

と言って走り出しました。
私は何が起こったのか解りませんでした。
班長は次の人の肩を触ると、その触られた人が、

『うわっ!!夢瑠菌?!
 やめろよ~~~~~~~~~』

と言ってまた他の人に回します。

『きったない~。お前なんか居なく成っちゃえば?』

この言葉が一番辛かったです。
私にとって・・・そんな言葉を聞いたのは初めてだったから。

ここまで自分が嫌われているとは思いませんでした。
言葉だけでここまで傷つくとも知らなかった。
今思うと凄く・・・嫌です。

あの時は小さくて何もできなかった。
だから、黙って見ているしかなかった・・・。

皆さんも言葉を使う時は気をつけて下さい。
色んな・・・そう言葉だけで人を傷つける事もできるのだから。




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