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いつも参加しているテレビドラマ巨大掲示板への投稿の自己コピーです。
10月ドラマは豊作でした。若い女優さんが一杯でした。久しぶり、おじさんは大満足だった。見続けた連続ドラマは14本だった。「嫌われ松子」、「おみやさん」、「ウォーカーズ」、「クビトに悪戯」。「太閤記」、「渡る世間」、「水戸黄門」は未見です。ドラマは時代の中で生きている。「たったひとつの恋」、セーラー服と機関銃」、「14才の母」などは、現在の日本の価値観との異同が、作品の評価を変えていたと思う。今の時代に合ったドラマを作るか? 時代を超えるドラマは存在しないのか? そんなことを感じた。締め切り日に色々あって、遅れました。お許しください。
(個人的順位) ■1位 僕の歩く道
■2位 慶次郎縁側日記3
■3位 Dr.コトー診療所 2006
■4位 14才の母~愛するために生まれてきた~
■5位 のだめカンタービレ
■6位 相棒 SeasonV
■7位 家族~妻の不在・夫の存在~
■8位 鉄板少女アカネ!!
■9位 魂萌え!
■10位 アンナさんのおまめ
■11位 たったひとつの恋
■12位 セーラー服と機関銃
■13位 だめんず・うぉ~か~ Damens Walker
■最下位 役者魂!
(別枠で)
■6位相当 功名が辻
(コメント)
■1位 僕の歩く道
はまっている自転車がメインで、大感動です。亀田さんの言葉は素敵でした。個人的な好みが理由ですが、ドラマとしても良かった。3部作で、この形式になれた。画面で大きな動きはない。セリフも繰り返しが多く、抑揚を押さえた静謐なドラマです。現実では、そのような場面はないかもしれないが、象徴劇のようにも思えた。
■2位 慶次郎縁側日記3 今回は脇の役者が、一人ずつメインとなり話を作った。2回の空蝉は、難しかったが、行間を読むことは楽しい。3回の三姉妹は、ベテラン女優の壮絶さが今も残る。5回の黒川芽以、6回の邑野みあ、7回の前田亜季、若い女優さんの時代劇の演技も楽しみです。脚本で宮村優子さんは秀逸さは変わらない。山本むつみさんの回は分かりやすく情感あふれた話で魅せた。
■3位 Dr.コトー診療所 2006 時間をかけて、作った贅沢なドラマだ。ただ、エピソードは、これまでに比べると、今一つだった。桜井幸子さんの癌の治癒は、信じられないオチだが印象深い。剛利と剛洋の親子の話は、辛かったな~~解決がこれでいいか、疑問も残る。手術シーンはメインでなくなった。蒼井優さんが素敵で、それだけで大満足です。
■4位 14才の母~愛するために生まれてきた~ 14才での妊娠、出産は衝撃的でした。賛否両論で盛り上がった。際だつのは30才女性の全否定だった。経済的・精神的自立なしで出産する無責任さが許せない。自分は妊娠にいたる愛が、その後のリスクに見合うものだったか? そこが描かれない。14才の愛は、重くないのだろう。だから、最後のオチが難しかった。共感できないが、丁寧な描き方、志田さん、室井さんの演技に魅せられた
■5位 のだめカンタービレ
原作は大体読んで見ました。ドラマの出来はいい、評判もいい。気になるのは漫画そのままで、これは実写版だ。すると、テーマや演出は漫画家に帰するものではないか? これがオリジナルの脚本で演出だったら、1位だったかも・・・逆にここまで実写版に徹した演出を評価すべきか(爆)。玉木宏さん、上野樹里さん、小出恵介さん、水川あさみさん、瑛太さん、若い役者が元気で素晴らしい演技で楽しみました。
■6位 相棒 SeasonV もう、定番です。かみさんも見ていてベストテンの定位置なのです。薫ちゃんと美和子さんの結婚生活も描かれ楽しい。3話「犯人はスズキ」、4話「せんみつ」、6話「ツキナシ」、8話「赤いリボン」など、タイトルも上手いです。ひねくれ味が大好きです。元旦SPも、寺島進さんの使い方で喜びました。そんな味付けが大好きです。
■7位 家族~妻の不在・夫の存在~ 離婚の危機からはじまり、最後は元鞘に・・・夫婦の再構築のドラマでした。ハッピーエンドで良かった。子供の健気さに涙した。妻の世間知らずの身勝手さに怒り、夫の大変身ぶり(エプロン姿)に泣き笑。星野真里さんのエピソードは分かりにくかった。その分、渡さん夫婦の話を深めたほうが良かったのでは・・・
■8位 鉄板少女アカネ!! 2回短縮したほどのグダグダなドラマでした。最終回を2時間ドラマにした方が良かったかも・・・笑。でも、インパクトが残っている、駄目な子ほど可愛い!! 毎回ベタなストリーにがっかりしたが、最後まで見たのは堀北真希さんの可愛らしさと健気さに感動したからです。それだけでも、ドラマとして十分だ。
■9位 魂萌え!
自分と同じ年齢の夫婦の話だ。夫の突然の死から、前に向う怖い物なしの妻の再出発を描く。NHKでないと作れません。その意味で企画賞に選びました。高橋さんとの妻と愛人の戦いは、静かだったが凄かった。高畑さん、主役デビュー、おめでとう。
■10位 アンナさんのおまめ
初回で驚き、厭になった。最下位決定と思った。しかし、3回から慣れてきた。ベッキーさんの漫画そのままのセリフも聞き流せた、笑。この馬鹿馬鹿しさは捨てがたい。究極の思いこみの自己愛でも、いつかは相手に届くかもしれない。そう思わせた、爆。
■11位 たったひとつの恋
フジの対抗策でスタートで躓いたのだろうか? お金持ちのお嬢様と貧乏な青年の純愛がテーマだ。韓国ドラマみたいだが、青年がもう少し真面目でも良かったのでは・・・ただ、今の日本の格差社会は、こんなドラマが成立しなくなっているのかもしれない。70年代だったら、結ばれたかもしれない。今は、そうはいかないのだ。ただ、青春群像の清々しさ、光るイガイガの小道具も、楽しかった。中盤から終盤の展開にもたつきを感じた。でも、綾瀬はるかさん、応援してます。
■12位 セーラー服と機関銃 この映画に思い入れはない。素直にみていた。薬師丸さんの役を長澤さんがやるので、楽しいコメディだと思いこんでいた。しかし、○クザの抗争ありで、しかも、自分の組員が、毎回凄惨に死んでいく。昔に比べて○クザさんは、目高組みたい任侠からヤクなどを扱う経済○クザに変わっている。世間的に認められない存在になっている。そこが辛いところだった。悪役の緒形さんが、初回から登場したのは、早すぎだ。役者さんは素晴らしかった。山本龍二さん、渾身の演技だったのでは!! あえて、長くしないで7話で、きっぱり終わった潔さは認めよう。
■13位 だめんず・うぉ~か~ Damens Walker 紀香さん婚約記念ドラマです。意外と楽しんでみていました。原作まんがのせいでしょうか? どの登場人物にも、共感できませんでした。女性キャラも男性キャラも、人間としておかしいヨ。だから失敗しても同情もできない。漫画なら許され、面白いかもしれないが、実写になると、白けてしまう。
■最下位 役者魂! シェ-クスピア役者の存在を十分に発揮して欲しかった。日常が人間失格なのも・・・舞台にかける情熱と熱情が描かれると許される。しかし、浮気の自分の子供が出てきても、何もできない。中盤で、疑似ホームドラマになったが、それも中途半端な決着だったような気がした。瞳美の妄想と本筋の絡みも理解できないままだった。日常生活すべてがシ-クスピアのセリフしか喋らない役者馬鹿とか、奇想天外なキャラだったら面白かったかも・・・それくらい出鱈目なドラマだったら面白かっただろう。自分は、中盤の家計の状況(雨の中をゴミ収集していた瞳美・・・)が解決しないまま、ウヤムヤになったことは気にかかった。細部までしっかり描きこんでほしかった。
■ワースト・ドラマ 該当なし 裏1位と言えるほどの強烈なワーストドラマはなかった。だめんず・うぉ~か~、役者魂!も、そこまでの嫌悪感をもって、全否定したくなるドラマでなかった。
各賞発表です。
■主演男優賞・・・玉木宏
(のだめ)演じていても演技に見えない、究極の素での演技だ!
次点 草なぎ剛
(僕の歩く道)「ぷっすま」も好きです、意味ないコメントだ
■主演女優賞・・・堀北真希
(鉄板少女アカネ)グダグダドラマで明るく頑張った、けなげだ!
次点 上野樹里
(のだめ)ピアノ弾く姿までも、完全に「のだめ」だった
■助演男優賞・・・田中聖
(たったひとつの恋)ジャニーズと思えない骨太若者だ
■助演女優賞・・・蒼井優
(Drコトー)やはり天才なのだろうか? 優なしでは、つまらん!?
次点 香里奈
(僕の歩く道)これまでと別人のような演技に驚き
■新人男優賞・・・三浦春馬
(14才の母)頼りなげな迷える誠実な少年でした
■新人女優賞・・・吉瀬美智子
(のだめの秘書エリーゼ)モデルさん、ドイツ語での登場は新鮮
■注目の男優・・・小出恵介
(のだめ)キャラに見事に一体化
浅野和之
(僕の歩く道)ロードバイクの乗り方、素敵でした
山本龍二
(セーラ服)今回大活躍でした、印象深かったです
■注目の女優・・・綾瀬はるか
(たったひとつの恋)いつまでも見守っていきます
片瀬那奈
(鉄板少女)ふっきれました、どこへ行くのだろう?
邑野みあ
(慶次郎縁側日記)「芋たこ」でも大活躍、大きくなるぞ
ベッキー
(アンナのおまめ)存在がアニメだ、人間を越えた表現者?
志田未来
(14才の母)どこまでやるんだ、おそれいりました
■主題歌賞・・・星泉
(セーラー服と機関銃)何だか懐かしく哀愁が・・
■名セリフ・・・亀田さん
(僕の歩く道)
「走るのは気持ちいいだけでない、辛いときもある、しかし、風を感じ、
空を感じ、大地を感じながら、翼を乗り越えて、そこにはどんな世界が
待っていると思う、それはロードバイクに乗る者だけが知ることが
できる世界なんだ」。(長いけど、気持ちいいので)
■企画賞 ・・・「魂萌え」の企画
:よくぞ高畑さん主演で、熟年向けの大人ドラマを作った
■脚本賞 ・・・橋部敦子
(僕の歩く道)3部作で、独自の世界を確立
■演出賞 ・・・星護、河野圭太、三宅喜重
(僕の歩く道)3部作完成おめでとう
個人的な好き嫌いです。気にしないでください。長々と書きました、不快に思った方は、読み飛ばしてください。