フック矯正(その4)



ダウンブローとアッパーブローのクラブヘッド軌道
近年、ゴルフ道具の進化には目を見張る物があり、その最たる物がドライバーである。
90年代初頭にパーシモンヘッドが消滅し、当初はステンレスであったヘッド素材が90年代後半に、軽くて硬いチタンへと急速に進化した。また近年、その素材としての特徴を生かしたヘッドの大容量化はとどまるところを知らない。
道具の進化に伴い、ゴルフスイングも年々進化しており、やはりその最たるものがドライバーを使うディーショットである。
具体的にはプロの打つ球筋がパーシモンの時代の「打ち出しはボールが低くでて、その先でボールのスピンにより高くあがる」という弾道から、現在の「打ち出しからボールが高く上がり、そのままどんどん先に行く」という弾道へ変化している。
これは、ダウンブローなすイングによる高スピンで飛ばす糸巻きボールとパーシモンクラブの時代から、アッパーブローなスイングによる高エネルギー伝達、最適スピンで飛ばす合成素材センターのボールとチタンヘッドクラブの時代への進化の結果である。
以下に両者の特性を比較するが、アマチュアゴルファーにとってどちらが有利であるかは明らかであろう。
パーシモン時代 現代の弾道
飛距離
キャリー
ラン
風の影響
大、特にアゲインスト時 アゲインスト時のロスが少
ミスショット
被害が大きい そこそこ飛ぶ
インテンショナルショット
細工しやすい 細工が難しい




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