Va avanti

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イタリア/モノポリ(Monopoli)


(1996/夏)

ローマから彼女の大家Mさん(宝石デザイナー)の車を飛ばして、約6時間。
ローマから南下し、ナポリ、バリを抜けて海岸沿いを走った。

アドリア海に面した小さな町。イタリアはよくブーツの形に例えられるけれ
ど、この町はブーツのかかとのちょっと上の辺り...?!どこかで聞いた
ことのあるゲームの名前と同じ...。(笑)

ここではとにかく良く食べて泳いだ。強烈な太陽を浴びて育った野菜達。
トマトは真っ赤でいちごみたいに甘い。瓢箪型をしたちょっとスモーキーな
フォルマッジョや乾燥させたビスケットの様なパン。そして熟した美味しい
イチジクにサボテンの実...。(プラスカタツムリもここで賞味したな...笑)

Mさんの家から徒歩5分程で海岸があり、エメラルドブルーの海で半日以上
肌を焼いたり泳いだり(←この時焼いたのがかなりダメージに...汗)、
のんびり過ごした。

そして疲れて帰ってくると、Mさんのマンマお手製の美味しい手料理の数々。

天国の様な日々でした。

人々はシャイだけれどとても親切だった。

一度Nちゃんと、2時間程離れた鍾乳洞の様な所へ行ってみようということに
なり、バスに揺られていたら、行き過ごしてしまいバスはバスターミナルへ
と行ってしまった。(汗)

昼過ぎてから出かけたので、バスターミナルに着いたのはもう夕方を過ぎて
いた。

そこから引き返すバスはもうないと運転手は困った様な顔で言う。
どうしよう、その訳のわからない町で仕方ないから一泊しようか...と彼女
と悩んでいると、バスはないけれどそこから30分ぐらい車で行くと国鉄の
駅があるから、そこまで送ってあげるよとバスの運転手さんが言って下さった。

見るからに人の良さそうな人だったので、信じて車に乗せてもらうことに。

そして無事国鉄の駅に連れて行ってもらい、お礼をしようとしたら笑顔で
いいよと言って、走り去ってしまった....。

そしてその駅から電車に乗り、無事Mさんの所へ帰ることが出来たのでした。

この親切な運転手さんのおかげで、忘れられない町の一つとなった。

ゲームをすれば思い出すモノポリの町....。(笑) また是非訪れてみたいな。







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