松代健のHP!!

松代健のHP!!

2章~闇の支配者~


冠「誰かに見られているような気がする・・・。」
そんな気がするのだ。
外はもう真っ暗で漆黒な空でただ自分の顔が窓に映っているだけで外は見れない・・・。
怖い・・・。
それに脅えながらもやっと寝た・・・。

そして朝・・。
いつもより早く起きた冠は下の鞠緒の部屋へ走った!
冠「父さん!!昨日の夜誰かに見られていたような気がする!」
鞠緒「あぁ!俺もだ・・・。何か今日大変なことが起きるかもしれないとぞくぞくしていた所だ・・・。」

そして朝食を食べまた部屋へ戻った。
だが2時間もしていないだろう・・・。
城の下が騒がしい・・。
兵「・・・・いない・・・だって。」
冠はあまり声は聞き取れなかった・・。
だが、何か嫌な予感がする・・・。
冠「ハッ!下は父さんの部屋があるところだ・・・。」
冠は鞠緒の言っていたことを思い出した。

鞠緒(何か今日大変なことが起きるかもしれないとぞくぞくしていた所だ・・・。)と・・・。
そして下へ降りていくと・・。
一人の兵が・・・。
兵「冠王子!王子のお父上が何者かによってさらわれました・・・。」
そっと部屋を覗いてみると唐が泣いている・・・。
冠「何故だ!!警備は完璧なはずだ!!」
兵は指を指した・・。
その方をゆっくり向くと・・・。
兵が血だらけのまま端へ寄せられ袋がかぶされている・・・。
兵「他の兵の叫び声を聞いて駆けつけたが遅かった・・・。
  この有様だ・・・。」
冠は涙をこらえながら自分部屋へ走っていった・・・。
そして・・・。窓を見た・・・。
冠「何かいる・・・。」

空に竜みたいなのが飛んでる・・・。
その上に黒い影がある・・・。
凄いオーラだ・・・。邪悪なオーラを感じる・・・。
冠「まさか!あいつが父さんを!」
冠の怒りがどんどん増していった。
外へ行こう!
大きな足音をたてて走る。だが兵に止められた。
兵「外へ出るのは危険です王子!」
冠「父さんを助けに行くんだ!!」
だがもう遅かった。
あの大きな竜はもう姿形無くなり消えたのだった・・・。
冠(絶対に父さんを助けてやる!)
そう固く心に誓ったのだ・・・。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: