６章～むーVS鬼～
むー「ほぉ～。お前も刀を使うのか･･･」
鬼「くはははは!お前とは違ってもっと質が良いのを使っている。」
むー「質とかと言う問題じゃない。使いやすさが大切だ!!!」
鬼「質がいいのは使いやすい。違うか?」
むーはもう負けたような顔をしている。
鬼「くはははは。もう話し合いを終わりだ。一瞬で片付けてやる!」
むー「どっちがだ!行くぞ!」
むーと鬼との戦いが始まった。
刀と刀が当たる音、二人の叫び声。
両者とも譲り合わない戦いだ。
むーは刀を上に上げ叫んだ。
むー「マーベリー斬り!」
激しい音と共に不死鳥のような形の刃が出てきた。
鬼は何とか避けたが腕が血だらけだ。
むー「どうだ!これがマーベリー台国でかったマーベリー刀の力だ!」
鬼は平気な顔をして起き上がった。
鬼「ふっ。腕一本ぐらいどうでもいいわ!」
むー「剣豪にとってどれだけ腕が大事な事か！もう一発。」
また大きな不死鳥の刃が出てきた。
だが鬼は刀を盾にした。見る見るうちに不死鳥は刀へ吸い込まれていく。
鬼「くはははは!私にとってこの技は無意味な事を!!!そっくりそのまま返してくれるわぁぁぁぁぁ!!」
むーが出した不死鳥の刃より数倍大きい奴が出てきたのだ。
そして回りには雷がまとってある。
それがむーに直撃した。
むー「ぐアアアアアアｱｱｱｱｱｧｧｧｧｧｧ･･･」
鬼「くはは！この名刀「天鳥刀（てんちょうとう）」は無敵なのだ!」
むー「くっくそ･･･ｶﾞﾊｯ。」
鬼「さて･･･とどめをさすか。出でよ天の鳥よ!」
鬼がそう叫んだ瞬間刀の先から雷をまとった鳥が出てきた。
これが天の鳥のようだ。
鬼「この天鳥がお前を殺す。くはははは!」
むー「一体何をするつもりだ。」
鬼「天鳥斬り!」
グワシャ！！！！
むー「ガッガ・・・ｸﾞｱｧｧｧ!」
むーはその声と共に倒れた。殺されたのか?気絶しているだけなのか?
グレーター街道の平地はたちまち赤く染まった。
鬼は笑いながら先へ進んだ。
そしてその戦いが終わる直前の時間･･･
伊藤「さて･･･いずれこうなる事はわかっていました。」
ジョン「はっ!未来予言者気取りか?舅様以外に予言できる人はいない」
伊藤「そうですか。さて、一刻も早くあなたを倒して冠王お助けなければ･･･。」
ジョン「そうはさせん。ここで死んでもらおう!!」
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