non title

non title

アクシデント13


今夜は彼女のために湯を沸かした。
さっきまでシャワーの音が響いていたが、今は静か。
きっと今、彼女は湯船に浸かっているのだろう。
耳を澄ますと、時折「ちゃぽん」と湯の跳ねる音がする。
浴槽の中で彼女が動くと、音がするんだろう。

すべすべとしていて、真っ白な、彼女の肌を想像する。
なにもまとわない彼女の身体は
きっと、まぶしくて、、、それで、、、

風呂場のドアが開く。
びくっとして、息を詰める俺。
しばらくして、買ったばかりのパジャマに着替えた彼女が現れた。

「先に入っちゃってよかったの?ごめんね」
「いいよ。気分はどう?」
「うん、気持ちよかったぁ~♪」かすかに上気してピンク色した頬の彼女が
うれしそうに笑った。

「どうしたの?」
彼女の言葉に、見とれてた俺は、はっと我に返った。
「いや。別に」
雑誌に目を落とす。
「お布団敷いておくから、入ってきたら?」

彼女に促されて、湯船に浸かった。
ついさっきまで彼女が入ってたんだよなぁ、、、なぁんて俺って、ほんとスケベだ。
あんなに可愛くて色っぽい彼女のそばで、今夜俺、冷静でいられるかなぁ。
あ~~~~!触りてぇ!!

風呂から上がると、布団が敷かれていた。
何を思ったのか、何も考えてないからか、2つの布団はぴったりとくっついて敷かれていた。
そして彼女はすでに布団の中でスタンバってる!
どういうこと?そういうこと??


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: