Mike Pope

Mike Poop
マイク・ポープはオハイオ州Bowling Greenに生まれた。幼い頃は両親の弾くクラシックピアノや莫大な量のジャズレコードコレクションを聴いて育った。
ピアノを弾きだした彼はビル・エバンス、チック・コリア、ハービー・ハンコックのファンになる。 7歳の時電気ベースに出会い練習を始め、12歳の時にすでにジャコのコピーをしていたそうだ。 2年後の14歳の時学校の先生の薦めもあってアコースティクベースを練習しだす。レイ・ブラウン、ロン・カーター、ジョン・パティトッチがアイドルであり15歳」から両親の許可をもらって地元のジャズクラブで演奏活動を開始する。18歳でオハイオをでてノーステキサス州立大学に入学、ジャズ課程を演奏活動とともに学ぶ。マイケル・ブレッカーとセッションした事が彼をニューヨークへ向かわすことを最終的に決断させた。  1993年のことである。
NYに着いて最初に共演したのが、ランディ・ブレッカーであり演奏能力と作曲を賞賛される。 マイク・スターンにも同様に誉められ、NYシーンのミュージシャン(ジョー・ロック、チャック・ローブ、ジェフ・ワッツ、ブルース・バース、デビッド・バークマン等)と演奏する。
2000年にはデビューアルバムWalk Your Dogmaをリリース
これまでにチャック・ローブ、ジョウ・ロック、ジョー・ベック、ステファン・カールソンなどのリーダーアルバムの吹き込みに参加している。
そして2002年にセカンド作としてリリースしたのが、当アルバムTHE LAY OF THE LANDというわけである。
参加アーティストはRANDY BRECKER(TP)MICHAEL BRECKER(TS)SEAMUS BLAKE(TS,SS)HENRY HEY(P)MIKE STERN(G)JEFF WATTS(DS)JOHN PATTITUCCI(B)
JOE LOCKE(VIB)などで曲によりトリオ、カルテット、クインテット様々なフォーマットで演奏が繰広げられる。
1 はランディ・ブレッカーをフューチャーした急速調の曲でランディーのここ近年ないハッスルしたプレイが聴ける。2はシーマス・ブレイクが良いそろをとる。
3はスターンの叙情感溢れるギターに導かれランデイーがメロディアスなソロを展開。プープのベースソロも聴かれる。4はマイケル・ブレッカー、ランデイ・ブレッカーがフロントをとるセクステット作でリズムが変化する良い曲。ランディーが先発しマイケルがその後ジャージーでしかも変化に富んだ素晴らしいソロに引き継がれる。完全にプロの仕事と言った感じ・・・。 スターンも 自身の味を出したソロをとりテーマにもどる。5は電気ベースをフューチャしたデュオ。起伏に富んだソロをプープが展開。  アルバムには全部で9曲入っている。
一枚のアルバムとしては演奏形態を絞り込んだ方がよかったような気がしないでもないが、逆にポープの音楽性をしらしめる面ではこういう形がよかったのであろう。
どちらにせよポープのソリッドなベースプレイと音楽性はこれからますますシーンの中央に出てくると確信する。  2004/7/25  採点8,0



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