Via USA

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

このバケーションに一緒に行こうと誘われたが断った私達夫婦。車で17時間だとよ。んで途中チャールストンに１泊。つまり７日間の日程で４日間は車移動。一日平均８時間以上。きついっしょ。マイアミについても車でウロウロする気にならんやろ。ましてやキーウェストまでの７マイルズブリッジに行くのさえイヤになるかもな。

もしマイアミに車でバケーションに行くんだったら、少なくとも片道は Auto Train を使って車ごと電車移動するけどな。それかもっと滞在期間を延ばすとか。

小「私達、朝５時に出発するの。で、最初は夫が運転して私は寝て途中で交代するの」

そっか。私は二人でぺーたらくーたら話しながら行く方が楽しいけどな。一人寝て一人運転を交代するより、８時間なら４時間ずつ交代で寝ないで話した方が楽しいざんす。だってぇバケーションなんだしぃ、着いた場所で楽しみましょじゃなくて出た時から二人で楽しみましょの方が良くね？

I-95を南下するのってホントーに退屈なのさ。北上するんなら途中ボルチモアやフィラデルフィアとかあって楽しいが、南下はホントーに退屈やで。なぁんもないから。南下は義両親宅へ行くだけでお腹一杯。

チャールストンを出発した時点でメールが。アンタ、私のことはええからバケーション楽しんで。

ところで昨日の続きの「Ｂ層」。
乗せられ流され易い層の人達。私も人とはかなりずれたところで乗せられ易い。
が、世の中が騒ぐブームとかは離れたところからぼけぇ～と見ているタイプ。よーするに鈍い。それにちょー現実的な親に育てられたせいもあるかも。

「期間限定」って、期間過ぎても名前を変えて同じようなことやってるからなんて、娘の私がエキサイトしようとしているところに遠慮なく水をかける親だったし。

んで今までのブームのどれにも乗ってなかったりして。
前回里帰りした時、日本はパワーストーンブームだった。京都の八坂神社前のお店では、小さなヒスイだかアメジストだか水晶だかの石が5,000～10,000円。アメリカに帰ってから思わず自然史博物館に出かけたさ。ここで京都のお店より大きな水晶が＄５ほど。これにタダのスミソニアンの説明書をつけてぽにょに送る。大層喜ばれた。そんなもん？

スピリチュアルなものにも風水や断捨離や黄色い財布にもあまり興味はない。
何かをすれば運気が良くなったり目標を達成できるとすれば、その何かは努力ざんしょ。気づかないけど努力した結果を何かと結びつけたりしてるんではないかと。

でさ、断捨離ってどーよ？まだ使える物まで捨てるってどーよ？　大前研一の言う「成熟した社会の日本」、つまり一通りの家電製品や車やＰＣ等が揃って二つ目三つ目を購入する社会のこと。高度成長期は、たった一つのカラーテレビや初めての車などを揃えるのに必死だった時代。成熟しすぎた結果が、使える物まで捨てる断捨離？やっぱおかしくない？誰も疑問に思わない？これって消費者に次の購買を促すマスコミを上げての作戦？って思うさ。

ちょっと火がつくと一気にブームになって、あたかもそれが当たり前で乗らない人を変人扱いしたりして。おかしくね？ちなみに私変人。

ブームで思い出すことがある。

高校時代のある日、新聞に父親の談話が載っていた。なんじゃこりゃ？

当時、実家の近くにある３軒の並びの家のうちの１軒が有名な心霊スポットとなっていたらしい。らしいって、地元民はまぁったく知らなかった。何でも家の中で心霊現象が起きるとか。んでかつてそこは墓場だったと。

その心霊スポットは地元の市で日に日に有名になり、ついに某国立大学の教授が調査に乗り出したとさ。その教授と他の２～３人がその家に泊まり心霊現象を解明しようとしたとさ。毎日見物人まで押し寄せるほどになったらしい。それで当時町内会長をしていた父親のところに新聞記者が取材にやって来たわけさ。

記事にはかつて墓場だった土地に家が建って、そのうちの一つが霊に祟られて心霊現象が起こっている。そのため住み手がおらず空き家状態だとな。調査のために泊まった教授も何か音が聞こえたとか。

で、父登場。取材に対して、今まで一度も墓場があったことはないと否定。なぜそんな噂が出たのかわからないと。

私「ダディ、どーして昔そこは俺ん家だったって言わなかったのさ？」

そう、大昔から代々そこにはうちの家があったのさ。が、戦後、県道か市道が通るため立ち退きとなり、家を解体することなくそのままの状態で現在の場所に移動した。家の跡地を県だか市だかが買い取り、一部を県道だか市道だかを通し、残りに３軒の家が建てられた。江戸幕府が開かれて以来それまで墓が建ったことは一度もない。（うちの先祖、江戸幕府が開かれると同時の移住者ざんす）

父が新聞記事で否定したにもかかわらずブームは続いた。そのうち学校の友達にも聞かれるようになった、私の家の近くに心霊スポットがあるやろ？今度一緒に行って見よと。かなり盛り上がっていたと思う。で、一度も墓場はないこと、うちの家が建っていたことを説明。とりあえず友達間では渋々ながらブームは沈静化した。

それにしてもさ、一度火がついたブームってすげーよな。おまけに何の下調べもせずブームに乗せられて調査に入った某国立大学の教授も大概してくれだよな。もしかして彼もＢ層？

あれ以来さ、何かのブームが起こっても何気に冷めた目で見てたりするさ。で、会社でも同じ感じ。WIN WIN だぁっ!! と周りが盛り上がってても、心の中でへぇ～がんばってぇ～とどこまでも人ごとさ。きっと私はとても面白くない人間だと思うさ。