おばはんの体育な日々

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鳥取マラソン2009

鳥取マラソン2009


 日時:平成21年3月15日(日) 天候:概ね晴れ、風はそこそこ 気温11℃、湿度63%、南東の風2.2m

 ゴールタイム 3時間23分00秒 (NET 3時間22分52秒)

 ラップ(5km毎) (0.08) 23.52 23.14 23.30 24.09 24.02 23.54 25.05 24.25 10.36

09tottoricmap.jpg
 昨年の見事な撃沈&行き倒れのリベンジを果たすべく、第2回鳥取マラソンに参戦した。
 2週前の篠山で久しぶりのサブ3.5今シーズンのベストが出たので、この日の目標は最後まで普通に走るというリベンジに絞っている。

 前日の土曜日、鳥取地方の天気予報は雪マーク。鳥取へはノーマルタイヤを履いた自動車で峠越え、レースそのものより、無事スタートラインに立てるかどうかが一番心配だった。
 一度も使ったことがないけど一応持っているタイヤチェーンも車に積み込んだ。

<スタートまで>

 早朝の雪道ナビでは志戸坂峠に雪はないようだった。
 余裕をもって4時に家を出る予定が、少し寝過ごして30分遅れた出立になった。
 先日の婚礼でもらった赤飯をおにぎりにしてバッグに入れた。

 中国自動車道を下りてしばらく行くと、峠にさしかかる前に昨年までなかった自動車道が現れた。トンネルばかりの道だが、この道で河原までスイスイ。「鳥取自動車道3月14日供用開始」と出ている。前日開通したこの道のおかげで、峠越えしなくてよくなっていたのだ。
 最大の心配事がなくなって心からホッとした。

09tottoristadiam.jpg 会場到着は7時の受付開始数分前だった。
 スタートゴールの競技場の名前が「コカ・コーラウェストスポーツパーク陸上競技場」と言う長い名前にに変わっている。

 受付を済ませ更衣、赤飯おにぎりの朝食を摂った。
 更衣室は競技場内の女子更衣室。広い部屋にランナーはまばら、トイレもたくさんあって並ばなくていいし、シャワーも完備。

 ウェアは、長袖シャツに長タイツ(CW-X)、黒のキャップに赤い手袋、今だ撃沈のない縁起のいい組み合わせ。
 ウェストポーチに、パワージェル1本、ミルクキャラメル、痙攣対策とお守りの芍薬甘草湯。

09tottorisbutrack.jpg 外に出てストレッチと軽くアップ。この大会はスタート直前に整列すればいいので、それまでイヤでも充分アップできる。

 サブグランドでアップするランナーたち。参加ランナーは1,000名ほどなので、広い競技場一体はどこもよく空いている。

 スタート1時間前に、ヴァームを飲み、バナナを1本。

 スタート前にトラックのゴールラインをまたぐことで、最終エントリーが確認される。
 ここで かなんぼさん たくろう69さん に遭遇、健闘を誓い合った。

 昨夜の予報に反してレース装束でも寒くない。暑くなりませんように、とひたすら願う。

 1時間間隔の目標タイム別のプラカードに従って整列、目標だからいいかと思い「目標3時間」の中ほどに並んだ。

 9:00 スタート。スタートロス8秒。

★0~5km  24.00
 西に、湖山池南側湖畔の道を吉岡温泉方面へ向かう。西向きは少し向かい風。
 スタート直後はなんだか心拍数が上がっている感じだったが、しばらくすると落ち着いてきた。5キロで24分は願ってもないペースだ。

★5~10km 23.14 (号砲から 47.14) 
 折り返して来た先頭集団、ほぼ第2集団と言える位置取りのたくろうさんとすれ違う。さすがに速いなぁ(このすれ違いは5km手前だったかもしれない)。
 5km過ぎで折り返し、もと来た道を引き返す。少し追風になったからか、ペースが上がった。
 青島の見えるあたりだったろうか、かなんぼさんとすれ違った。
 10km手前で左折して鳥取大学方面へ。
 各エイドではドリンクを欠かさずにいただいた。

★10~15km  23.30 (1.10.44)
 鳥取大学を左手に見ながら北上、左折して線路沿いを西に。アップダウンが少々ある。西向きはやはり少し向かい風だ。
 うら若きころ、教育実習をした高校の前を通り、鳥取大学正門前を通過、学校から寮まで酔ってフラフラ帰った道を、ひたすら走る。
 線路をまたぐ陸橋の上が15km。

★15~20 km  24.09 (1.34.54)
 左折して湖山池沿いの道になると風はなくなった。正面に雪を頂いた山々を見ながら、走る。
 20km手前で右折すると、路面の凹凸のある農道に入った。ずうっと先まで見通せる直線道路、向かい風、気持ちが折れそうな道だ。加古川河川敷の向かい風に比べたら、こんなんそよ風だ!と言い聞かせる。

★20~25km  24.02 (1.58.56)
 この辛い農道の終わりごろに中間点、昨年と同じ、2週前の篠山ともほぼ同じ、1時間40分台で通過した。速過ぎる気もするが、篠山で経験済みなのでさほどは気にならず。
 中間点を過ぎると上りになって、吉岡温泉をぐるりと外回りする。村岡の坂に比べたらこんなん屁でもない!と言い聞かせる。上りはすぐ終わって下りになり、風もなくなった。
 吉岡温泉の入口が25km。

★25~30km  23.54 (2.22.50)
 昨年は25kmを過ぎたあたりで脚が攣りそうになっている。鳥取における鬼門は25km、今年は難なく通過できたことで一安心、まだ安心するのは早すぎるが。
 終盤のガス欠予防のために、携行していたミルクキャラメルをひとつ口に入れた。百均で10個ばかり入りので、ふた周りは大きなキャラメル、口いっぱいになって噛めない。買うときは大きいのがいいと思ったのだが、大は小を兼ねない、次回からは森永のにしよう。
 ゴール地点の競技場を 通り過ぎする際、ちょうどトップの選手が競技場に帰ってきたところだった。
 坂を上りきったところが30km地点。

★30~35km  25.05 (2.47.58)
 右折して南西方面へ向かう。わずかだがずうーっと上りで、わずかだが向かい風、30kmを過ぎてこれはかなり堪える。これが5kmばかし続くと思ってうんざりした頃、たくろうさんとすれ違った。折り返してきたランナーはあと3km、時計を見ると2時間33分ほどだ、たくろうさんなら遅くともキロ4分以内で行けるだろうから、2時間45分は堅いなと冷静に計算したりして、折返しまでの辛さを紛らわせた。
 折り返しの手前で35km、やっぱりキロ5分を越えてしまった。

★35~40km  24.25 (3.12.23)
 折り返すと逆にわずかに下りでわずかに追風のはず(もっとも追風は少しも感じられなかったが)、実際急に楽になって蘇った気がした。
 エイドではバナナやおにぎりが用意されていたが、キャラメルがまだまだ口に中にあるので、ドリンクだけで通過した。
 ここまで来てまだ脚が動いていることで、欲が出てきた。篠山よりいいタイムでゴールできるかもしれない。ここで失速してしまったら、今までの頑張りが水泡に帰してしまう…。 
 前に見える男性ランナーを目標に頑張る。
09tottorigoalmae.jpg
★40km~ゴール 10.36 (3.23.00)
 左折してあと2km。昨年倒れて5分以上動けなかったガソリンスタンドの前を、一瞬で通過した。
 坂を上ったらあとは競技場まで下るだけだ。篠山では数え切れないランナーに抜かれたラストの2.195km、参加ランナーが少ないせいもあろうが、後ろから抜いていくランナーはほとんどいない。
 競技場に入ったところでゴール後のたくろうさんが声をかけてくださった。がぜん元気になって前のおじさんランナーに並びかけたら「速いなぁ」と言われたので、ますます頑張る。でも1周する間にこのおじさんには抜き返され、結局2mほど離されてゴールすることになった。ゴール後このおじさんのお顔を見たら、かなりなご年配でありました。

 右の写真は競技場手前、もう少しでおじさんに追いつきそうな場面。

 ゴールは手元計時で 3時間23分と少し、自己ベスト更新だ!

<ゴール後>

 水をもらい、テーブルに並べてあるバナナも一切れいただく。
 高校生と思しきスタッフのお嬢さんがすぐに完走証を持ってきてくれた。完走証には「3時間23分00秒、一般女子4位」とある、入賞!
 水を1杯飲む間もなく、すぐに表彰があるから、とメインスタンド前に連れて行かれて、大きなメダルをかけてもらい、副賞のアクエリアスをもらった(コカ・コーラがスポンサーだからね)。

 たくろうさんとしばらくお話した後(たくろうさんも2時間45分はならなかったものの、入賞なされたそうだ)、更衣に向かった。
 時間の都合で今年もかなんぼさんのゴールを見届けられないまま、会場を後にした。

09tottorisankats.jpg 2年ぶりに会心のレースが出来、自己ベストを25秒ぽっちだが更新できた。終盤あまり失速せずに維持できたことが勝因でしょう。コンディションもよかったし、ストレスなく走れる大会でもあり、篠山以降の好調を維持できていたみたいだ。
 この年齢になっても自己ベストを更新できたことは、素直にとてもうれしい。
 たまにこういうことがあると、この先も走り続けていこうという気になる。

 今年の参加賞Tシャツと完走証、ナイロン製の袋つき。


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