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おばはんの体育な日々
第15回東山三十六峰MM(08)
第15回 東山三十六峰マウンテンマラソン
<日時> 平成20年12月14日(日) 前夜雨が降るも、概ね晴れ
コースは、「京都一周トレイル・東山コース」を逆走するコース。街中は信号回避等の関係で曲がりくねって複雑、地図を持っていても1人ではトウテイたどれそうにないコースです。
山を4つ越えて、京都の市街地を右手に見ながら、宝ヶ池公園から伏見稲荷大社までの30km。
<結果> ゴールタイム 3時間51分02秒(手元計時)
<ラップ> 今年は5km、10kmの表示を見落としたため、5kmごとのラップは取れておりません。
(昨年) (今年)
S-5km 31.41
5-10km 47.05
第1エイド・朝鮮高校 (1.31.13) 1.27.57
10-15km 46.24
第2エイド・日向大神社(2.28.26) 53.57 (2.21.54)
15-20km 40.43
20-25km 35.16
第3エイド・泉涌寺 ------ 54.24 (3.16.18)
25-30(G) 37.56 34.49
-------------------------------------------------------------
手元計時 3.59.09 3.51.02
一年ぶり、2回目のトレイルレース。前日の天気予報は雨模様だったので、冬の山での雨がどれだけ辛いか恐れおののいていたが、明けてみると雨は止んでいた。これなら降らないですみそう…かな。
今年の目標は、昨年は山道に入ったところで渋滞がひどく、止まったり歩いたりだったので、序盤の池周回で出来るだけ前に出ること。最後の稲荷山を越えた後、ゴールまでなんとか全速で走ること。
昨年同様朝一の高速バスとJR・地下鉄を乗り継いで行く。JR快速を途中で新快速に乗り換えそこね、最後まで快速に乗ったままだったので、到着時間がやや心配だったが、スタート地点宝ヶ池公園に9時過ぎに着いた。
地下鉄国際会館前駅のトイレで用を済ませておいた。
曇ってはいるが雨は降っていない。
会場までの道で、頭にバンダナを巻いた男性が1mほど前を歩いておられる、もしかして、と声をかけたら、やっぱり
たまには素浪人さん
だった。ブログでお顔は拝見はしてるが、お目にかかるのはお初、幸先いいスタート。
◎スタートまで
会場に着くと、ゼッケンが吊るしてあって、自分のナンバーのものを外して取る。これをもって受け付けになり、残ったゼッケンナンバーは自動的に棄権になるという、非常に効率のよいシステム。荷物預け用のビニール袋にナンバーと名前を書く。
会場に更衣テントも用意されていたが、家で上下ともレース装束は着用してきているので、上に重ね着する半袖Tシャツにゼッケンを止めつけて着た。
会場には「コースは落ち葉がたくさん落ちていて雨で濡れて非常に滑りやすい状況なので、充分注意するように。一度もコケないでゴールできる人はきっといないでしょう。」
「ゴール地点は現在より気温が下がることが予想されるので、後半歩く人は防寒のために1枚上着を腰に巻くなどして持参せよ。」というアナウンスが流れている。
いでたちは昨年と同じ--CW-X長袖シャツに半袖Tシャツ重ね着、ボトムはタイツ・CW-Xプロモデル、軍手風の手袋、キャップ、パイルの分厚いソックス、シューズはNBのトレランシューズ。昨年買ったモントレイルのコンチネンタルディバイドは、何回か慣らし履きしたがいまだに慣れず、今年も使用を見送った。どうも私の足には会っていないようだ。
ウェストポーチの携行品---事務局からの連絡書に従って、給水ペットボトルにアミノバイタル・非常食にパワージェル・バンソウコウ・小銭・雨具・コース図・長距離の痙攣防止に芍薬甘草湯・そしてカメラ。それから防寒のためにビニール袋をウェストポーチのベルトに挟んで持参することにした。
おにぎり、パンとヴァームで腹ごしらえ。
招待選手の佐藤浩巳さんによるストレッチ。
荷物をゴール地点搬送に預けて(1個500円)スタートラインに並ぶ。前の白いテープがスタートライン。
★スタート~石鳥居~第1エイド「朝鮮高校」 1.27.57
スタートしたら、宝ヶ池を1周する。この1周で頑張って前に行きたいのだが、そこそこでしか走れない。でも昨年よりは頑張ったかな。
昨年は池の周りの木々の紅葉がまだきれいだったが、今年は葉はほとんど落ちていた。
池一周が終わるころにすごい猛者を発見。ザックの中身は7kgだそうだ。
あとで教えていただいて、トレイル界では有名な「吉本ばななさん」だと知った。タダモノではないとは思ったのだけど、存じ上げないで失礼なことをいたしました。
この辺で後から
ミカン_さん
に声をかけられた。後にゼッケンはつけていないのに、ナゼわかったのかしら…背中でものを言うオバサン…ってのも不気味です。
宝ヶ池公園を出て一般道路、歩道橋で最初の渋滞。
道を渡って、細い道を通って街中を抜け、5kmぐらいから山の気配になる。
山道に入ってもしばらく渋滞せず走れるので、昨年よりかなり前方にいるのかなぁ、と思い始めたころにやっぱり渋滞が始まった。昨年のように立ち止まることはなく、一列縦隊で歩き続ける。
小さい沢を渡るところで、濡れた石を踏んで滑ってコケた、一回目。
下りになってもやっぱり渋滞、歩いたり、走ったり。この下りで、件のばななさんに抜かれた。下りは加速度がつくのでしょうか、すごい勢いであった。ミカンさんにもこの下りで置いていかれた。
このころからお腹が痛み出した、次のエイドでトイレを借りよう。
分岐点など要所要所には山の中なのにスタッフの方が立って指示してくれる。その他ルートは目立つ赤白のビニール紐で印がつけてある。登山路はしっかりしていて間違うおそれはなさそう(多分)。
写真は滑りそうな落ち葉の道。このあたりだけ、前にランナーが見えなくなって不安になったので、撮りました。
山を下りて、街中に入り、第1エイド「朝鮮高校」に到着。
エイドには、水、エネルゲン、バナナ、パン、チョコレートが置いてある。エネルゲンとバナナをいただいた。
トイレはないようだったし、腹痛は少しおさまっていたのでそのまま出立。
★~大文字山~第2エイド「日向大神社」 53.57 (2.21.54)
エイドを過ぎて少し進むと、大文字山への上りに差し掛かる。ゆるい斜面は走れる。そのうち階段になり、一歩一歩歩くだけで息が上がる。
階段を上りきると、急に視界が開ける、火床だ。
京都の市街が一望に見下ろせる。この眺めのために参加しているようなもの。今年はパノラマで。左手南方面が少し足りません。
階段を上り、また歩いたり走ったりで、大文字山山頂。
山頂を過ぎるとみんな走り出すので、同じように走る。濡れた落ち葉を敷き詰めた道はかなり滑る、この下りだと記憶しているが、本日2回目の転倒、尻モチをついた。急な下りで重心が後に残っているのだろう。以後滑る恐怖を振り払いつつ、できるだけ重心を前に意識して走ったが、下りはたくさんのランナーに抜かれた。
だいたい下り終えたところで、第2エイド「日向大神社」。ここではエネルゲンとパンを一切れ。
幸い人が並んでいなかったので、ここでトイレを借りて用を足させていただいた。
★~清水山~第3エイド「泉涌寺」 54.24 (3.16.18)
日向大神社を過ぎてしばらくロードの上り坂が続く。何とか頑張って走りきった。
ロードが終わり山道に入っても、あまり急な上り坂ではなく、何とか走れる。
上りきって下りになると、落ち葉道は滑るし、落ち葉の下に隠れた石や木の根に足を取られて何度もコケそうになる。どうしても速度がゆるくなり、先ほどのロードで追い抜いたたくさんのランナーに抜き返された。
この区間(だと思う)の山の頂上あたりに、突然サンタクロース姿のきれいなおねぇさんが出現した。女性用の色っぽいスカート状の衣装で「がんばってぇ」と黄色い声で応援してくれた。
登山路脇にたたずんでおられたのでてっきり応援部隊と思ったら、このサンタクロース嬢もランナーであったらしい。こんなステキな仮装で走れたらさぞ楽しいでしょうねぇ。
山を下りてしばらくで第3エイド「泉涌寺」。ドリンクとバナナ、チョコレートも。
★~稲荷山~ゴール「伏見稲荷大社」 34.49 (3.51.02)
エイドを過ぎてまたしばらくロードの上りの後、最後の一山にかかる。この山道もなんとか走れた。
稲荷山頂上からの下りは全速前進(のつもり)。とは言っても急な下りで走りにくい階段もあり、そんなには飛ばせないが。
昨年はこの下りで膝の調子が悪くなり、最後に何人かに抜かれたが、今年は大丈夫、前のランナーを目指して走る。
ゴールの伏見稲荷大社近く、石畳になったところでtorshanさんに追いついた。
ゴールは3時間51分。
◎ゴール後
ゴール後、ゼッケンの名前の部分を切り取りタイムを書いて順番にぶら下げていくことで、順位速報となる仕組み。
その速報タイムと順位を自分で書き写して大会本部に提出すると、完走証がいただける(らしい)。「らしい」というのは、あまりにたくさんの人が並んでいてその列に並ぶ根性がなかったので、確認していないからです。
ゴール地点の伏見稲荷大社。このランナーは知らない方です。
ゴールには、
かきぴ02さん
と、すでに着替えも済ませた素浪人さん。
すぐに参加賞のウィンドブレーカーをもらい、ドリンクとパン・バナナもいただいた。
預けていた荷物を自分で探して受け取り、更衣テント内で着替える。狭いテント内は満員だ。
今年はかきぴさんたちのオフ会に参加することは出来ず、早いうちに会場を後にした。
※総括
お天気は概ね上々であったが、濡れた落ち葉道は想像以上に滑り、不慣れな下りは辛いものがあった。昨年同様後半の二山は上りで抜いて下りで抜かれるという展開。下りの走り方を会得しないといけないようだ。これを克服するには、慣れるしかないのだから、常々トレイルランを練習に取り入れる、もしくはもっとトレランレースにたくさん参加しなければならないのだろう。
コースの要所要所には山の中にもスタッフの方が誘導してくださるし、前のランナーが見えなくなることはほとんどないので今年もコースアウトは避けられた。
エイドは3ヵ所充実しているので、全く手ぶらでもアクシデントさえなければ走れるようだ。
今年も大文字山火床からのビューは絶景でありました。
参加賞でいただいたウィンドブレーカー、レースのときの雨具にちょうどいい薄さなんけど、Sサイズにしたらやや小さかった…少しでも肥るとファスナーが閉められなくなりそうだ。
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