海砂のつらつら日記

海砂のつらつら日記

2008/10/16
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カテゴリ: 読書

象と耳鳴り  恩田陸 (2008.10.16読了)


「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」退職判事関根多佳雄が博物館の帰りに立ち寄った喫茶店。カウンターで見知らぬ上品な老婦人が語り始めたのは、少女時代に英国で遭遇した、象による奇怪な殺人事件だった。だが婦人が去ったのち、多佳雄はその昔話の嘘を看破した。蝶ネクタイの店主が呟く彼女の真実。そしてこのささやかな挿話には、さらに意外な結末が待ち受けていた…。(表題作)ねじれた記憶、謎の中の謎、目眩く仕掛け、そして意表を衝く論理!ミステリ界注目の才能が紡ぎだした傑作本格推理コレクション。 (「BOOK」データベースより)


久しぶりに恩田さんの作品を読みました。
退職した元判事である関根が、人から聞いたり実際に体験したりするささいなことから
その裏にある出来事を推理していくという作品集です。
この推理自体は、かなり強引と言うかこじつけっぽいところもあり、
また、最終的にそれが真相であったかどうかを確認しないで終わるものもあり、
「これでいいのか??」って感じにもなりましたが、この推理の飛躍感が
私はとても面白かったです。

それから、作品によって文体の雰囲気が変わっていて、

恩田さんの文章力のすごさを見せてもらった感じがします。
さらに、主人公の関根自身も作品によって雰囲気が違うように感じるのは私だけ??
ここらへんも読んでいてすごく楽しかったです。
1編1編が短いのも良いですね~
ちょっとした空き時間に1編読んじゃえます!

どれも面白かったですが、特におもしろかったのが
『海にゐるのは人魚ではない』と『ニューメキシコの月』『机上の理論』かな。
3つともかなり強引な推理ですが。。。
息子の春が出てくる作品はどれも好きですね~(女のサガwww)
それにしても、判事の父に検事の息子に弁護士の娘・・・
いやはやお近づきになりたいような、なりたくないような一家です(笑)


やっぱりはじめから順番に読むのがお勧めです。
その方が『机上の理論』はより楽しめます。
かなり気に入ったので、続編書いてくれないかな~
(すでに出ていたりして






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最終更新日  2008/10/16 04:02:32 PM
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