海砂のつらつら日記

海砂のつらつら日記

2015/04/15
XML
カテゴリ: 読書
今日1つ目の日記は読書感想文。

読んだのはこちら。。。


【楽天ブックスならいつでも送料無料】検察側の罪人 [ 雫井脩介 ]


東京地検のベテラン検事・最上毅と同じ刑事部に、教官時代の教え子、沖野啓一郎が配属されてきた。ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた人物だった。男が今回の事件の犯人であるならば、最上は今度こそ法の裁きを受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめるー。(「BOOK」データベースより)


簡単な感想を。。。
何年度か忘れてたけど、「このミス」のランキングに入っていたので読んでみました。
雫井さんの作品は初めて読みました。

「テミスの剣」( 感想はこちら )でも思ったけど、「真相はこうに違いない」「いや、こうでなくては困る」と思うことでどんどん間違った取り調べの方向に進んでいく怖さを感じます。

でも、「テミスの剣」とは違って、不動産夫婦強殺事件の容疑者松倉は過去に時効を迎えた殺人事件の真犯人と思われている人物と言うところが、「彼が今度の事件でも真犯人であって欲しい」と思う気持ちに共感できるところが困る。。。(笑)

この作品では最上、沖野、二人の検事が不動産夫婦強殺事件の担当となるのですが、検事の仕事ぶりが詳しく書かれていて興味深かったです。


最上の行いは決して許されることではないし、正直どうしてそこまでするんだろうと疑問に思うんだけど、(特に最後の一線を越える行いは理解不能)松倉の最後のふてぶてしい態度を見ると、こうするしかなかったのかもな~なんて思わされたりして。。。
いや、ホント松倉を冤罪でも何でも良いから裁いてほしいと思うぐらいムカつくんですよね~(-"-)

沖野は・・・もう不運としか言いようがないよね。こんな事件に、しかも最上の下で担当する羽目になって。。。

ミステリとしては真相に驚くと言うタイプの作品ではないですが、とても読みごたえのある作品でした。






ランキングに参加しています。ポチっとしてくださると嬉しいです(*^_^*)
     ↓

小説(読書感想) ブログランキングへ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015/04/15 09:58:21 AM
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: