姿を変えた石英


姿を変えた石英~クリストバライト


●リビアングラスのつぶつぶ
2004・新宿ミネラルショーで見たリビアングラスの中には、
2ミリ程度の丸いつぶつぶがはいっているものがありました。
これは、「クリストバライト」という石英の一種だそうです。
高温で熱せられると石英の結晶構造が変化し、
クリストバライトになるのだとか。

で、さらに意外なことが!
「タントリックシバリンガム」(ラグビーボール状に磨いた水晶ではなく、
赤いまだらが付いたような石の方)もクリストバライトだそうです。
これはびっくり!
インドの巡礼の七聖地の一つであるナーマダ川に堆積した砂岩を形成したもので(よく天然の形と聞くけれど……?)、
この砂岩はクリストバライトで構成されており、
数百万年前に落下した隕石が錆びてできたと伝えられている
酸化鉄の河床に埋まっている……とのこと。
本当でしょうか?

もうひとつ、こんなところにもクリストバライト。
ライトニングクォーツで稲妻が走って溶けた部分も、
急激に熱せられたためクリストバライト化しているそうです。
ちなみにライトニングクォーツ(の本物)は、
ミナスジェライス州の先カンブリア紀の地層の中で、
水晶を包む砂岩が適度に水分を含む特殊な条件の堆積層から発見されるそうです)


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