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きらきら光った瞬きが ふわふわ漂う雲に紛れて しとしと雨の泪に変わった そうしてわたしは 眠りにつくの
2008/09/21
たとえば誰かを卑下したとして、 たとえば誰かを貶めたとして、 それで何を得るのだろう? なぜ人は 貶されるのを嫌がりながら、 蔑まれるのを否定しながら、 誰かを賤しめるのだろう? 悲しいね、 哀しいね、 かなしいね、 そう思っておきながら 僕もそうしていたんだ それが悲しくて、 悔しくて、 むかつくんだ。 自分のことを棚上げにしておきながら、 誰かのことを悪く言う僕は なんて最悪な人間なんだろう 死んでしまえ、 消えてしまえ、 失くなればいい、 こんな感情なんか
2008/07/26
君が消えるその前に ひとつ 聞きたいことがある 君が消えるその前に ひとつ 知りたいことがある 君が消えるその前に ひとつ やりたいことがある 遠くの雲を眺め、 ダムのサイレン、 雀の囀り、 聴きながら、 たんぽぽの匂い、 風の感覚研ぎ澄まし、 吻を舐めてみたら、 どこか懐かしい、 不思議な気持ちになったよ 自然と人工の中で、 五感を使ってみたけれど、 六感なんてありゃしない、 ノスタルジックな想いさえ、 一瞬だったねと、 君は笑った 君が隣で、 そうやって見聞きし、 匂いを嗅ぎ、 味を知り、 何かに触れるときに、 僕は静かに目を閉じて、 無音の中で、 暗闇の中で、 味も匂いの存在も、 知らぬままに、 触れる行為をせず、 君のその、 郷愁の念を知りたくなった ねえ、 君が消えるその前に ひとつ 聞きたいことがある ねえ、 あのとき空は青かった? あのとき音はうるさかった? あのとき甘い香りを感じた? あのとき風は強かった? あのとき吻は何の味がしたの? 君が知った感覚をすべて知りたいんだ、 そうして、 君の隣でまた、 君と同じように、 感じ生きたいんだよ、 君が消えるその前に、ね
2008/06/21
傍にいたい。傍にいたかった。君を失くす前に記憶を消したい。記憶を消したかった。君との出会いすら望まない。望まなかった。きっと、たぶん。どうせならば最期に君の笑顔を見たかったのだ、なのに君は苦しんでいた、なのに君は悲しんでいた、なのに君は憂いでいた、虚ろな瞳で、僕を見ていた、そうして君は死んでいったのだこれしかない君との記憶を、君と出会えたことを、君との楽しい日々もすべて、消してしまいたいと、想うのだろう?(きっとそれは僕のせいだからだ、君の死)
2008/05/11
僕らは嘘もつくし裏切りもするし誰かを嫌うし傷つけたりするけどでも誰かを愛したり慰めたり癒したり信じたりもするんだよ、(それだけじゃない、)
2008/04/01
school/大学入学3日前.楽しみなのか楽しみじゃないのかよくわかりません.がとりあえず億劫.byte/本屋にて.時給安いけど楽しい.looks/縮毛矯正した.色抜けるのが怖い.黒のままがいい.化粧は億劫なのでしない.phone/新機種は高いのでちょっと古めのに変更.overall/3月からすべてお金は自分持ちなので辛い.大人ってすごい.頑張らなきゃ....。 /灰恢.
2008/03/31
誰かを傷つけたと気づいたら誰かを守りたいと思った、それは優しさなどではなく自分の罪滅ぼしだと思った、(ごめんね、ごめんね、ごめんなさい、)
2008/03/30
手を伸ばすそこに望みはない手を堕とすそこに悲しみはないみあげた空は少し色褪せていた雲に乗ってどこか遠くへ行けたらいいのに雨に流されてどこか遠くへ行けたらいいのに絶望も希望もなくなのにあたしは平凡じゃない凡庸じゃない凡才じゃない安寧を望まない無秩序を好むなのにそれは日常にない背中のアスファルトがすこし痛い雲から顔を出した太陽がどろりと視界を遮って起き上がったらチャイムが鳴ってあたしは屋上の扉を開ける
2008/03/28
悲しい雨が降るしとしととさながら泣いているよう誰かの水たまりを蹴る音に慈しみを垂らして無慈悲なモノなどこの世からないことにしたかった誰かのためとか誰かのせいとかもうそんなこと言いたくなかった誰かのためにとか誰かのせいだとかもうそうやって己を避ける自分が厭だったただ自分のため自分のために無慈悲を無くしたんだ慰めなんていらないしましてや揶揄なんていらない見てほしくもないし意識すらしてほしくないただあたしの存在だけ認識してくれればよかった我が儘な あたし我が儘だったからだから きみはあたしのことを好きになんてなるはずなかったなのに知っていたのにだから君の無慈悲さを無かったことにしたかったただ君を愛したかったんだよ、
2008/03/06
僕は死ぬと嘯いた 君はゆっくりとほほ笑んだ 僕は死んだ 君はゆっくりとほほ笑んだ
2008/03/05
ときおり心地好い風が僕の頬を撫でた 季節はもう灰色で、白い結晶が舞う頃だというのに なぜだろう、 春の匂を感じた 私は目を閉じる そうして一瞬の永遠を祈った
2007/12/16
僕等には羽なんか生えてやしない、 生えているとするならば、それは人を落とすだけの角だ
2007/12/15
蛇口をひねって ただ流れゆく水を見た 生き物のように どくどくと 呼吸をしているようだった 私はそれを他人に置き換える もし誰かが滝壺に落ちそうになったら 私は助けるだろうかと その自らの問に、私は即座に応える いいや、きっと助けない、 ( ああ、それでも水は流れ続けるよ )
2007/12/08
髪の毛が抜けてゆく はらはらとまるで流れ堕ちる涙のように 髪の毛が抜けてゆく はらはらとまるで雨の雫のように 髪の毛が抜けてゆく 床に投げ出された櫛を手に取り 毛根から毛先まで流す するとまた はらはらと抜けてゆく ぼくは ただ それを繰り返す彼女をじいっと見つめていた 彼女の艶やかで嫋やかな漆黒の髪の毛は 床に堕ちると突如 汚いものへと変わる ただの塵へと変わってゆくのだ それは美しいものは永遠には続かないのだと 僕に云っているようにみえた
2007/12/08
生きることと死ぬことだけが人間に与えられた唯一の平等なのだとしたら なぜ人はその絶対不可侵の領域に踏み込もうとするのだろうか。 それは自分の弱さや儚さを人に知られたくないからだ、 もっと強くなりたいからだ、
2007/12/05
わたしのせかいわたしのこころみんなのせかいみんなのこころことばはおなじなかみはちがうだけどみんなおなじばしょおなじくうかんにいきているこきゅうをしあさがきてよるがきてせかいはまわるときどきくるしくなるかなしくなるむなしくなるそんなときもあるけどね、けどやっぱりわたしたちはおなじせかいでいきていてよかったなっておだやかな、きもちがひろがるんだよ
2007/12/04
上手で綺麗な生き方などないから 物事はすべて流星のように滑り落ちる 錯綜する終生を抗う術など存在せず けれども終焉を伴う己の新たな感情に 或いは吐き気や戸惑いや躊躇いが 止まることなくあふれ出るかもしれない そんなとき我々の世界の儚き物語の恒久に 祈りだけが彷徨うことがある 姿もなく形もなく存在すら危うい そのものこそが我々が求めていたものだとしたら なんて美しいものなのだろう
2007/12/01
来ると狂って 傷に気付いて らんらんららん、なんて唄うの 荒唐無稽な僕の微笑に、 君の心は疵付いて 春の夜の夢に盃かわして 空しさを笑いに代えるの あーあーあー、僕の声 誰かの声と かぶることなく 帽子をかぶって さあ外へ 君の罪 僕の罪 すべてをかぶることはなく
2007/11/24
泪すら浮かばぬ私に誹った貴方とそして貴女 失った戀だの愛だの そんなものはどうでもよく 私はひたすらに嗤いを浮かべるのだ 椿の花が咲くころに 私はもう消えるから
2007/11/04
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