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オープニングがどこかで見たようなファッションショーなので思わずCSIシリーズかとつっこみたくなりました。(笑) 15歳のスーパーモデルがヘロイン中毒で倒れ、そのステージパパが何か関係してるだろうと想像しましたが、「ママ」じゃなくて「パパ」だというところがミソでしたね。それにしても酷い父親だった~ そしてこのドラマ、いつも病気の名前を聞く度にそういうこともあるのかと思う程度ですが、今回は半陰陽という禁じ手を使ったのでさすがにびっくりさせられました。 字幕の説明だけだと判りにくいですが、人間には男性ホルモンと女性ホルモンと両方あって、始めは「女性」なのですが発生の途中でDNAによって決められた方の外性器に形作られるのですね。そのアンバランスが15万人に1人の割合で起こるということなら、世間で稀ではない事でなのでしょうね、今回の親子はこれで生き方を変えるのでしょうか。ちょっと考えさせられました。 身体に異常をもたらしたのは胎内に残った睾丸に腫瘍ができていたためで、手術で取り去ることはできてもアレックスが立ち直れるのか気になります。でもそれはこのドラマの範囲外? それにしても「商品」に手を着けるなんてどこまでもひどい父親でした。理解不能。 ハウスから父親がアレックスを虐待している事を聞いてキャメロンは義務として通報しましたが、結果的に「父親はこれで寝ることはなくなるな」というハウスの発言は非常にブラックでしたね。 一方、ハウスの脚の痛みは酷くなっている。その痛みのせいでイライラはつのる。キッズもハウスのいらだちに判断が曇らされていると指摘する。 あまり痛さにカディにモルヒネを打ってくれというハウス。初めて我々に見せる傷痕の酷さ。神経も再生していないらしい。さぞ痛いだろう、辛いだろう。(涙) そして本人は認めないが結局ウィルソンの言うように、痛みはステイシーを失った心の痛みから来ていたのですね。心が身体に影響するのも医療ドラマらしい。 うー、なんてかわいそう。こういうやさぐれた姿を見るとやはりきゅん!としてしまいます。 ピアノを弾くグレッグも良いわ~孤独が似合う男です。 でも、ウィルソンとMRIでじゃれ合う姿も悪ガキぽくてハウスらしいですけど。 クリニックの女性ホルモンが過多になった男性、その後どうなったのでしょうね。 コメントこんにちは yasishi さん 半陰陽という言葉とどんな状態なのかはだいたい知ってましたが、人間は始めは女性ということ知りませんでした。 というか考えてもみませんでした。 人間は女性として生まれて、優れた少数の人だけが男性に変身するという、不快になった小説を思い出してしまいました。 でも人間の成り立ち方を考えると、ゼロからの設定ではなかったのだなあ、と変な気分です(笑)。 書いてしまってからなんですが、コメントOKになったのですね。 (September 21, 2007 02:10:13 PM) yasishiさんへ josetangel さん コメントありがとうございます。いろいろと要領が悪いので手が回らない恐れがあり、こちらでのコメントを遠慮させてもらっていましたが、変更しました。どうぞよろしくお願いします。 > ゼロからの設定ではなかったのだなあ、と変な気分です 不思議な話ですよね。生命の神秘を感じます。そう言う部分では人間も「生物」ということでしょうね。 結局、性別とは何なのか考えさせられますね。どちらが偉いとか価値があるという問題とは関係ないと思うのですが。 今回あえてファッションモデルという女性の外見を売る職業を取り上げたのも意味深ですね。 (September 21, 2007 06:22:13 PM)
March 8, 2013
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ネタバレ注意!ご丁寧に邦題に『幻覚』と付いているので、すぐにハウスが幻覚に捕らわれているとわかるわけですが、一体どの段階からが幻覚なのかを見抜くのがミソですね。いくつか「これはおかしい」というヒントがありましたね。目まぐるしい展開に混乱しますが、キャラごとに役割が振られていて、ハウスの頭の中を覗いたらこんな感じなのだなと思いました。なんとハウスが元患者の夫に撃たれてしまうというショッキングなオープニングでスタート。私は最初にハウスが目覚めたときに「弾は胃を貫通して腸をかすめ肋骨で止まった」と言っているのに、ハウスがすぐに飲み物を口にする段階で???と思いました。(笑)そのすぐ後にも食事をするシーンがあるのですが、いくらなんでもそんなにすぐに食べるはずがないですよね。ウィルソンがハウスに代わってしているリハビリも、随分早いなという感じです。東海岸なのにタコスの店というのも変です。ハウスを撃った男(実はクレジット上はモリアティという名前らしい、つまりモリアティ教授?)は妻をハウスに診てもらって命は助かったけれど、その途中でいつものようにハウスがあれこれ夫婦の浮気の問題を明らかにしたため、妻が病気が治ってから自殺してしまったという。モリアティは「身体だけ治療したらそれで良いと思っているのか?」とハウスを責める。結局撃たれた瞬間からがもうハウスの幻想の世界ですので、彼が狂言回しとなって、ハウスが心の底で抱く疑念、罪悪感、存在の意義などが問われた訳ですね。これまで極端なハウスばかり見てきましたので、それに対するアンチテーゼということでしょうか。そして幻覚の世界ではあれだけ痛かった脚の痛みがなくなっていた。どうやらカディらがケタミンを使って脳に障害が出るのを覚悟で痛みをなくすための治療をしたらしい。これもステイシーが彼の意志を無視して脚を残すために手術をしたことへの被害意識なのでしょうね。でも痛みがなくなった替わりに記憶力や思考力も低下し、ハウスは自分ではなくなってしまったとウィルソンに訴える。障害者であることは彼のアイデンティティでもあるのですね。自分の嫌な面を障害を持っていることで免罪にしていたとも言えるし、言い訳のできない自分の本当の姿をさらす事への恐怖みたいなものを感じました。自分は特別な存在でありたい、そういう願いも感じられました。また部下たちが何も反論せず、珍しく従順なのは後進に追い越されることへの焦りとも取れます。キャメロンに対するセクハラまがいの行為は、やはり下心?今回はそういうもやもやとしたハウスの内面をのぞき見たように感じました。しかし冒頭に出てきた舌の腫れた男の病気は現実らしい。途中眼球が飛び出したり、○マが爆発したり、ロボット外科医に切り裂かれたりグログロなシーンがありましたが、それらもきっと何かを象徴していたのでしょう。ハウスは幻覚から戻って撃たれた直後のまま「来シーズンに続く」で終わりました。「ケタミンをくれ」と言っていましたので、彼は脚の痛みを治すことを選択したのかもしれません。来シーズンまでハウスの命はペンディング、撃った男のその後も判らずで、実に気になります。suubiさんのブログ
December 6, 2007
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「父親探し」ハウスに長年の友人(音楽評論家?)がいたとは驚きです。20歳頃、ハウス自身ピアノを弾き音楽活動をしていて、憧れていたジャズピアニストの娘とバンド仲間のクランドルが付き合って生まれた娘が、その後ハリケーン・カタリーナの被害に遭い、母親を失ってクランドルに引き取られることになった。娘が生まれていたことを知らず、疑いを持たず信じやすいクランドルを見てハウスは娘に騙されていると言い張る。それは彼女が悲惨な状況を生き抜いた子供だからだというのですが、どうしてそう言い切れるのかなあ。ハウスはさかんに親子鑑定を勧め、断るクランドルの陰でこっそり検査していたわけですが、その間彼女に真実を言わせようと、かなり陰険なことをしました。カタリーナでPTSDになった気の毒な子なのに、そこまでこだわる理由はなぜなのか?ウィルソンは見ていて、それは罪悪感からだ、と言う。実はクランドルの彼女をハウスが取ったことがあると告白したしたのですが、毎回ウィルソンは気の毒なほどボケ役を演じさせられていますね。(苦笑)もしかしたら、ハウスは親子の意味を重くとらえていたのかも知れません。カディが精子バンクのドナーを利用して子供を作るとハウスに相談したときに、「遺伝子は大事だ」と言いつつも、候補者当人を連れてきて「こんなやつの子供が欲しいのか」とハウスは言います。要は「好きになった相手の子供を作れ」ということなのですが、そこに親になる覚悟みたいなものをハウスは求めているのかなと感じました。カタログで完璧な相手を選んでも、生まれてきた子供と付き合っていくにはそれだけではだめだということでしょうね。すっかり元に戻ったフォアマンがクランドルに「彼女は子供です。親ならその嘘に慣れないと。」と言ったのが印象的です。親になる事(子育て)はそんな簡単なことではないということでしょうか。ちなみに、バラバラになりかけたチームはすっかり元に戻っていました。カディは子作りの準備でハウスに1日2回のホルモン注射を頼みますが、なんだか怪しい雰囲気ですね。(爆)あれはサービスカットですか。誘惑している訳じゃないですね。(笑)ハウスにあれこれ言われて、最後にカディは「注射ありがとう」と言って、それだけを言いに来たのじゃないと認めましたが、これは「何か」を決心したということでしょうね。肝心の患者は、PTSDによる激しい幻覚を見てショック状態に陥るので、危険な方法で心臓を調べたり、免疫系の問題かと骨髄移植の準備をしていましたが、結局真菌による肝臓障害ということでした。血色素症で多い鉄分を排出させようとして肺に穴があいたり、この子、ホントに死にそうな目にあっていました。特に腸内のものが口から逆流するなんて、ほんとにかわいそう。娘には本当の親子だと嘘をついたハウスは、「お前の嘘の方が悪い」と言いました。必死にクランドルの娘になるために嘘をついていたのを、ハウスが「俺は知っているぞ」と釘を刺したのですね。父親を捨てないでやってくれということでしょうか。ハウス本人は足の痛みが激しくついにモルヒネを打っていましたね。来シーズン依存症と闘うことになるのかしら。yasishiさんのブログ
November 29, 2007
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「罪悪感」何回も見直しましたが判りにくかった。ひじょーに判りにくかった。結局患者のカーラはアルコール依存orストレスの影響で妄想に支配され子供を殺そうとしたのでしょうか。殺せと言う声が聞こえ、それと闘うこともできたというし、自分が殺そうとしたことは判っているのだから、精神病ではないのでしょうね?しかし、結果的にマイキーは死んでしまい彼女は深く悲しみます。依存症の夫は息子を失って初めて自分の行動を反省したということでしょうか。もう一つ、カーラの高カリウム症は子殺しとは直接関係はないのかな?病気としてはセリアック病が原因で高カリウム症になって出血しやすくなっていた。しかも、そのセリアック病をもたらしていたのはMALTリンパ腫があり、それはウィルソンの専門で治療は可能だということですね。これ以上は考えても無駄ですが、とにかく子供を殺すくらいなのだから治療は断って死にたい、という患者本人の選択がストーリー面では大事だったのだなと感じました。前回から何日後かは判りませんが、アメーバに脳を冒され死の一歩手前まで行ったフォアマンが復帰し、リハビリを始める。一部記憶の欠損があるが、人柄が変わったかようにHappyになっている。ハウスの前ではイエスマンで、反論もしない。こういう存在はハウスのチームにとっては無用なのですね。当然、そうなったのは自分の生検のせいなので罪悪感もあるし、始めは大病をして戻ってきたばかりなのだから、とかばっていたキャメロンも次第にいらだちを見せます。他人の論文を盗んでまで上昇志向の強かった嫌な奴だけれど、それでも元のフォアマンに戻って欲しい。これは少々意外でした。多分、本当の友達なら変わったフォアマンを受け入れることができるのでしょうが、日々厳しい闘いを強いられる医療の現場ではそれでは通用しない、ということなのかも。患者のカーラがMALTリンパ腫の治療を拒んだとき、初めてフォアマンはハウスに反論しました。ここで、やっとフォアマンはイエスマンではチームに残れないと気がついたようですね。必死で病名を覚えている姿には同情したくなるところもありましたが、人の命を扱う仕事なのですから、厳しさが求められるのも当然かも知れません。一方、先日来大人しかったチェイスがカディに頼んでERに異動してしまった。仲間の大病を見たことや、また嘘をつく患者とはもう距離を取りたかったということのようですが、必ずしもそれだけとは限らないようです。金の問題?父親から遺産を相続したはずなのに、richではないということで、これは何か理由がありそうですね。でもERでも殺されかけたマイキーを救えず、落ち込んでいるとハウスにぼろかすに言われ、立つ瀬がないですね。彼がマイキーの生検をするときに祈っていたのは印象的でした。彼は神学校に学んでいたことがあるということでしたっけ。そして急にウィルソンをデートに誘ったカディにハウスは興味津々。カディに関しては日常の周期を観察したり、ゴミをあさったりと彼らしいです。(爆)普通ならストーカーかプライバシー侵害で許せない行為ですが、カディは大らかですね。ハウスにとって彼女が上司なら好きなことができるから、というのは嘗めた発言ですが、ハウスらしい。そしてカディが本当に欲しいのは子供だということが判って、「子種」候補のハウスはウィルソンを出し抜くことを考えているようです。(笑)それとウィルソンとハウスは今でも同居中なのですね?音を消してThe L Wordを見ようというのは思わずニヤリ。そういう見方をしている男性も多いのかも。後2話になって、次のシーズンへの伏線が示されたということでしょうね。
November 22, 2007
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「恐れる医師 後編」2パーター後半では、刻一刻とフォアマンの症状が悪くなる一方、いまだ病の原因は突き止められない。ハウスは死因を明らかにするため、警官の検死を求めるが、カディは防疫の施設が整っていないとプロトコルののっとり、疾病対策センターに遺体を渡す。打つ手のないハウスは「カクテル療法」で時間を稼ぎ原因探しを続ける。しかしフォアマン本人が自ら脳生検を申し出る。ハウスは後遺症の恐れがあるので生検を拒否。フォアマンの父親が病院に現れ息子のために祈り続ける。フォアマンは最後の望みをキャメロンに託すが…後半はとにかく、フォアマン役Omar Eppsのemotionalで壮絶な演技に圧倒されました。痛み、苦しみにのたうち回りながらも医師として状況を分析し、死の恐怖と闘って生き残る道を探り、父に対しては悲しみの表情を見せ、信頼するキャメロンには論文を拝借したことを詫びて彼女に意志決定を全面的に任せる。もう、その迫力たるや言葉には表現できません。今週はおふざけは一切なし。フォアマンをめぐってそれぞれの感情がじっくり描かれました。(泣)カディの立場は責任者なので一応理解できます。しかしせっぱ詰まったキャメロンが噛みついたのには驚きました。フォアマンに論文の件であれだけわだかまりを持っていたのに、「友人」を救うために力を尽くすところはさすがですね。フォアマンの謝罪を受け入れず、回復してからにしたら?とかわすところにも芯の強さを感じるし、何よりもフォアマンの意志を尊重しようとした。でもハウスはあくまで慎重ですね~いつもなら大胆に一か八かの手に出るのに、フォアマンに対しては全ての病気を念頭に置いた治療に専念し、それで時間を稼ぎながら、最後まで諦めずに、ステイシーの家で捕まえたネズミのスティーブを使って再現実験をする。「ネズミがハイになった状態てどうやって判断するんだ?」というのはかわいいところですが、違いを見つけようとする科学者の一面ですよね。そして脳が侵されすでに目が見えなくなり、傷みも強くなる。フォアマンは最期を覚悟して父を呼ぶわけですね。これまでフォアマンと父親の間には何か問題があったあのでしょうか。母親はどうやら認知症か何かの障害がありそうですが、彼なりに家族の悩みがあったのかも知れませんね。このお父さん(おなじみCharles S. Dutton)は、カディを責めないし運命をそのまま受け入れようという人のようです。教会で祈っているところを見ると、その辺でもしかしてフォアマンと対立していたのかも。フォアマンはだからこそキャメロンに代理人をまかせたのでしょうか。とにかく必死のフォアマンは自ら生検を望む。ハウスは後遺症でフォアマンを障害者にしたくない。でも、「傷みが恐い」というフォアマンの言うこともハウス自身痛いほど判る。ここは非常に見所のあるシーンでした。キャメロンは代理人としてハウスに脳生検を要求。ハウスは一縷の望みをかけて再度警官の家を調べる。病気の原因は雨水を溜めて潅水するところにネグレリアというアメーバが生息しており、それによって警官とフォアマンは原発性アメーバ性髄膜脳炎を起こしていたというわけ。これは数は少ないが、急激に悪化して脳を破壊するようですね。(病気についてはこちらで)しかしハウスがそれを突き止めたときにはすでに生検が行われて、フォアマンは意識を取り戻したけれどもどうやら障害のようなものが残ってしまった。左と右のコントロールができない?やはりこういうことがあるからハウスはぎりぎりまで生検を待たせようとしたのですね。さすが経験ある医者ならではだと思いました。人情味がありますよね。来週からのフォアマンが心配ですが、とりあえずキャメロンとのわだかまりが消えたのが良かったですね。逆に障害が残ったとなると、今度はキャメロンが苦しむことになるのでは?とにかく見応えのあるすごいエピソードでした。タイトで緊張して見ていたら、その後に「上を向いて歩こう」の英語バージョンが流れいろいろと思いだして、思わず涙が溢れてしまいまったのでした。りり・かさんのブログ
November 15, 2007
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「恐れる医師 前編」2パーターだとは知りませんでした。患者は救えず、フォアマンは患者と同じ症状で死に至るかも知れない。目に見えない敵と戦うチーム・ハウスに訪れた最大の危機というところですね。患者は警官でヒステリックに笑う状態で犯人の銃弾を頭に浴びて、なおかつハイの状態だった。一酸化炭素中毒の疑いがあり、精神障害の状態に見える。次第に筋肉が硬直し、しかも目が見えなくなっている。毒物に脳をやられたのではないか、あるいは何かに感染したのではないかということで、早速いつもの家宅捜索。そこでハウスはフォアマンに行かせる。警官は自宅でマリファナを栽培していた。家の中はこの上なく汚い。今回なぜフォアマンに警官の自宅へ行かせたのかというと、やはり彼を一番信頼していて優秀だと思ったからでしょうね。ハウスは「フォアマンでもだめだったか。」というセリフを何回か言いましたが、自分を含め本能的にチームを守らなくてはならないという気持ちが働いていたように感じました。特にキャメロンに対しては、「弱い」を連発していましたね。いつもの意地悪のように聞こえますが、今回は「生きるか死ぬか」という場では彼女では身を守れないと本当に思っているのでしょう。フォアマンが警官と同じ症状(ヒステリックに笑う)を見せたため隔離し、脳のMRIで大脳の周辺部に異常が見つかるが、その間一向に毒物や感染源が見あたらない。警官は激痛を感じているように脳が働くためにモルヒネも効かず、その苦しみ方は壮絶で、同じ部屋にいるフォアマンも次第に死への恐怖へと駆り立てられていく。ハウスがキャメロンを守るために、再度現場の家へ行かせないようにしているのに、フォアマンはなんと注射針を彼女に刺して「自分を守るために行け」とまで言う。これはもう、倫理を越えた今までにないバトル状態です。私は始めにハトを見たときに絶対ハトが原因だろうと思ったのですが、違いましたね~警官がマリファナを栽培していたのでそれに何らかのヒントがあるのでしょうか。しかし今週もウィルソンは最低ですね。ハウスに対して「君にしては慎重(cautious)だ、普通(common)だ」と言う。先週の「ハウスvs.神」でハウスのことを「パーフェクト」と言っていたウィルソンはこれをふまえて発言しているのでしょう。それに対してハウスはマジ切れする。「ガン患者と無防備にSexしてもガンがうつらないのなら結構なことだな」"I bet you you can even have unprotected sex with your cancer patient but catching a damn thing" 先週の末期ガンの女性と関係をもったウィルソンには、部下たちの命を預かるハウスの気持ちなど判るはずがない。これにはあきれます。今回のハウスはいつもとはちょっと違います。焦っているのでしょうか。フォアマンの「俺の知っているハウスは"most comonly"などと言わない」という言葉が印象的でした。前半は頭に銃弾が残っているとMRIは使えないということで、わざわざ「献体」の遺体に銃弾を撃ち込むという、ハウスらしいワイルドなことをしてくれて、大受けだったのですが、そんなことも吹っ飛んでしまいました。しかし、それをしながらハウスはずっとフォアマンの反応を見ていましたね。やはり彼のことをよく知っているのだなと感じました。さて、病気の原因は何なのでしょう。(来週へ続く)
November 8, 2007
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若干15歳のFaith Healer(信仰治療師と訳しておりましたが)ボイドがけいれんを訴えて病院にくる。彼は10歳のときから「神の声」を聞き、病気に苦しむ信者たちに奇跡を与えて回復させるという。そして彼の語る言葉は丁寧で知的で洞察に富み、フォアマンなどはすっかり気に入ってしまう。医者も患者から見ると「神様」のような存在ですが、事実と向き合い日頃から病気の本質を探し出すのが仕事のハウスにとっては、奇跡など信じられるわけもなく「ハウスvs,神」の対決になりました。ドラマでは実はこういう展開は結構ありますよね。「科学vs.信仰、霊、占い、未来予知etc.」。この間スーパーナチュラルの1シーズンで同じようなのがあって(これも、元ネタはX-Filesにありましたが)、こちらはオカルトなので、人智の及ばない存在を肯定しています。しかし、ハウスは「神の声」を聞くボイド少年に疑いの目を向け、そのカラクリを見やぶろうとする。ボイド君の力は、それを受け取る側の方の思いこみで信じてしまうのでしょう。例えば、キャメロンとの不仲を指摘されたフォアマンのように。つまりがあいまいなものでも信じてしまえば「信仰(Faith)」ということなのかな。また周囲の話を良く聞き観察すれば、推察である程度言い当てることも可能でしょう。しかし、ハウスたちの目の前で本当に「奇跡」が起こる。ウィルソンの末期ガンの患者グレースがボイド少年と接したことで元気を取り戻し、腫瘍が縮小したという。やはりボイドは神の子なのか?となるわけですが、そこにウィルソンの意外な関与があったわけですね。なんとまあ、ウィルソンはハウスのアパートを追い出されて、グレースの家に転がり込んでいたとは。しかも性的関係まで。そしてそのグレース本人は病院でボイドといつの間にか性交渉を持ち、彼からヘルペスウィルスを移され、その結果腫瘍がウィルスに攻撃されて縮小したということがわかる。確かに理屈は判りますが、チェイスによるとこれら偶然の重なりもまた「奇跡」というわけですね。ボイド君もグレースと話すことでハウスたちの情報を得ていたのでしょうね。グレースさんはこの先命が短いと思って、ボイド君をいただいちゃったのかも知れませんが、15歳なら犯罪だわね。そしてMRIの結果、ボイド君の幻覚などは脳にできた結節性硬化症の影響だったことが判り、手術で取り除くことになりましたが、そうなると彼は「ただの人」になってしまうので手術を拒みます。父親は病気も含めて全てを「神の手に結果を委ねる」と言っていましたが、グレースとの一件を知ってからは、さすがに息子は「神の子」ではなく単なるティーンエージャーと知って手術に同意しました。ボイド君は普通の15歳に戻り、これまで偉そうなことを言ったことをハウスに謝ります。ボイド君によると、ハウスは全てをコントロールしようとする=「神を信じない人間」なのですね。だから自分を神の手には委ねることはしない。確かに「患者は嘘をつく」というのが口癖のハウスらしいですね。グレースは残された命を信じて夢を叶えるために旅行へ行く。信じれば裏切られるかもしれない。でもそれこそが「信仰(Faith)」なのでしょう。今回はウィルソンがかなりやばいです。患者に手を出しさらにハウスのポーカー大会にしつこく顔を出したいという。ポーカーに入れてくれない=友達と見なされていない、ということなのでしょうか。結局ポーカーに参加したい理由はよくわかりませんでしたが、最後のウィルソンの言葉は印象的でした。ちょっとハウスとの距離感を感じさせましたね。「君みたいな完璧な人間はいないよ」「君ってやつは、神がそうお作りになったんだね。(House, how the God made you.)」人間的な弱さを見せないハウスというのはウィルソンでなくてもSuperです。何を考えたのか、もう一度一緒に住もうというハウスの申し出を断ってしまうウィルソンでした。"But we are OK ?"と聞いたハウスは友達が遠のいたようでがっかりでしょうか。
November 1, 2007
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タイトルは"Let sleeping dogs lie"、つまり「寝た子は起こすな」「やぶへびにならぬように」というところから来ています。そう思うと、なるほどニヤリです。10日間も寝られないので睡眠薬を一瓶飲んだがそれでもだめだという若い女性が担ぎ込まれる。原因をさぐる間に患者は大量の鼻血を出し、内出血がありそして肝臓の機能が完全に止まってしまう。いつものように「不眠」とは全然違う展開になりましたね。女性同士のカップルで犬の話が出たところで、「絶対に犬が関係しているな」と思いましたが、やっぱりそうでしたね~それにしても、原因がペストにはびっくりです。犬のノミからなんてすごい。今回キャメロンが自分と同じタイトル(研究対象)の論文をフォアマンが書いたことを知って、盗まれたと激怒。それだけでなく、自分の論文はまだハウスに読んでもらってもいないことがどうしても許せない。彼女の気持ちは判りますが、患者の治療と診断中にもその話ばかりでこだわっている。今回のキャメロンはいつになく感情的で見苦しいですね。ハウスも決して謝りませんね。フォアマンはチェイスに「言うべきだったかな」とぽろっと漏らすけれど、基本的に学者の世界は紳士協定などないのでしょうね。そして不眠の患者カップル間で肝臓移植が必要になったことで、患者が別れたがっているという事をドナーに知らせずに移植手術をするべきはないと、キャメロンが主張し出す。なかなかドナーに真実を告げようとしない患者に対して、キャメロンは感情的な手技を行っていました。それまでは検査のしすぎでかわいそうだ、と言っていたのに。実はドナーは相手が別れたがっているのは知っていて、引き留めるために肝臓を提供したのですが、これを知ってキャメロンはショックを受けます。ハウスはキャメロンの主張に医療と倫理とは別だと言いますが、同感です。別れ話うんぬんは患者とパートナーの問題で、医師が介入すべきではないでしょう。本来は移植コーディネーターがお互いをカウンセリングして納得させるのでしょうが。まあキャメロンの言うことも一理あるのですが、そこが彼女の良さであり弱みなのでしょうね。この先医師として厳しい判断や状況下で生き延びるには何が必要かをハウスは教えようとしていたのだと思います。最後にフォアマンに「私も悪かったし、お互いに謝りましょう」というのも子供っぽいですね。いつになく冷淡なフォアマンに「俺たちは同僚であって友人ではない。」と言われて信じられないというキャメロンでした。やはりカディの言うようにこの世界は「やられたらやりかえしなさい」ということで良いのでしょう。結局、カディも患者とパートナーの間のことにはノータッチでしたので。患者は助かるためにパートナーの愛情をちゃっかりいただいて、これからも偽りの生活をつづけるのでしょうか。「お前、性格悪!」と言ったハウスが良かったです。(爆)
October 26, 2007
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病院で腫瘍学会のチャリティのポーカー大会が開かれ、ホールはおしゃれなパーティ会場となって、ハウスはジェームズ・ボンドよろしく葉巻をくわえて嫌味を言いながらもウィルソンのポーカー指南をする。ウィルソンとカディはお互いに良い勝負で、ハウスはすっかりカディの手の内を読んでいます。ハウスはよほどポーカーは強いのでしょうね。もしかして昔から3人はポーカーをやっていたのかな?6歳の少年が血便で担ぎ込まれ、カディの患者であるけれど興味を持ったハウスが診察し、12年前に死なせた73歳の患者と同じ症状ではないかと疑う。ポーカーで日本ではやらないルールで、カードを配る前にもベットできるのですね。ハウスはエースのペアを持っていたのに、カディのブラフにさっさと降りてしまうところにその病気への関心の高さが判ります。この病名がまた難しくて"Erdheim-Chester disease"(エルドハイム・チェスター病)と言い、非常に珍しい病気で診断も難しく、ハウスはかつての失敗の敵討ちのような感じでキッズたちに病名を探らせる。もう今回は病気に関してはちんぷんかんぷんで(wiki)、見ているだけですね。(笑)それでも川崎病はなじみのある名前でした。もしその病気(エルドハイム・チェスター病)なら24時間以内に内臓がどんどんやられていって死に至るということで、ハウスは度々強硬手段に出ます。邪魔となるカディはウィルソンにポーカーの相手をさせ、時々かけるかどうか指示をしていました。(笑)始めに行ったテストでは症状が出ていな部分を検査していたのが、最後に決定的な症状が出て病名を突き止めることができ、適切な治療によって少年は助かりました。カディとウィルソンのポーカー対決は楽しいパートでしたね。ドレスアップしたみなさんはなかなかの見物。キャメロンのドレス姿を見て、Coolと言ったハウスが素直な反応でしょうか?キャメロンはうれしそうでしたが。それにしてもハウスのタキシードはセクシーでしたね~しびれるわ。患者の母親はThe 4400のリリー役Laura Allenでした。さすがに子供を思うお母さん役は似合っていました。Oscar PetersonOscar Peterson『Hymn To Freedom - Live』Diana KrallDiana Krall『Deed I Do』
October 18, 2007
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アレルギー症状が強い娘、メリンダ役にゲストとして「バフィ」のドーンを演じた(Michelle Trachtenberg)が出ておりました。バフィ以来久しぶりですが、"Six Feet Under"でもティーンセレブ役で出ていましたので、逆にこちらの方が幼い感じに見えましたね。娘のアレルギーが激しいので母親がスーパー過保護に管理し、それだけでなくその子が交通事故で心臓を痛めて心臓移植を受けてからは、今はもう病院よりも清潔な自宅の「無菌室」から一歩も外に出さないでいる。そんな彼女のボーイフレンドが訪問したら、激しいアナフィラキーショックを起こしてしまい、ハウスキッズの手当も甲斐無く、症状はどんどん悪化していく。当然自宅を始めあれこれアレルゲンを捜すのですが、なかなか見つからない。しかし病状は深刻な割に、話はほとんどお笑いで最後は艶笑小咄のオチでした。(爆)アレルギーがあるかもしれないので、ボーイフレンドに精/液を取ってきてというキャメロン。「どうやって?」と聞かれて、「狙って打つ」"Aim and shoot"ついでにチェイスに「あなたのだったらすぐに採れるわ」と。(爆)ハウスは彼氏に話をするために、「ちょっとちょっと」と、またいつもの昏睡患者の部屋を使うのだから。あの老人もしっかりサブレギュラーになっていて、まるでDS9のモーンみたい。ギラン・バレー症候群かと思われましたが、最後は心臓が弱ってくるので時間との競争になり、結局原因はボーイフレンドが外から持ち込んだ「ダニ」の出す毒でした。しかもそれをあんなところから発見(照)。医者じゃなければ、いや医者でも親の前で娘っこの○たぐらなどを覗いていたら殺されますって。(笑)Bプロットはハウスの徹底したウィルソンいじめ。ハウスは「ここにいる間は夫婦げんかだが、ここを出たら離婚だね」というほろっとした事を言うけれど、実質あれは大学寮の悪戯でしかないですね。「なんでこんなことをするんだ」「面白いから」大人のやる事じゃありません。またウィルソンが家事などいちいちマメなんですね。同居人の片方があれだと、家事を分担、平等というのは難しそう。まあウィルソンもハウスの杖に切れ目を入れるという仕返しをしていたので、おあいこか。話はお笑いでしたが、過保護な母親に反抗していたのに、病気で消極的になっていた娘は健康であると太鼓判を押され元気になっていったのは良かったです。 TV.com HOUSE, M.D.
October 12, 2007
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このシリーズの制作陣は女性に対して根深い不信感でもあるのでしょうか。(爆)夫にSMプレイをさせたり3Pを「プレゼント」するという妻。チェイスの言葉を借りると「こんな幸せな結婚は知らない。」ということで、結婚に夢を抱く?キャメロンにとってみても興味津々。「幸せな結婚に100ドル賭けます」と宣言する。しかし懸命に夫を看病し良い妻に見えたのに、夫の症状の原因は妻が毒を盛っていたという衝撃的なオチでした。しかも殺す理由はハウスキッズにもよくわからない。女性は本当に理不尽ですね。妻は逮捕されて、憐れな夫は真実を知らされ憔悴する。ハウス宅に転がり込んできたウィルソンの妻にしても、夫と浮気をしたと言いがかりをつけて家政婦をクビにするなどやりたい放題。ヘルペスだったクリニックの夫婦も、絶対に浮気していないという夫に対して、妻はただひたすら夫を責めるのみ。ハウスは妻が空手のセンセイと浮気をしているんじゃないかと言ってカディに怒られるが、妻は自分が悪かったということは絶対に認めません。取りあえず便座シートから移ったのでは?と言って場を収めるハウスが良いですね。やはりハウスはウィルソンとの同居には我慢がならない。しかしまめに料理をするウィルソンが料理上手だと知ると、「食べるな」と書いてあっても平気で食べた上、これは便利だと、ウィルソンの部屋探しのメッセージを消去してしまう。いかにもハウスらしいですね。同居するなら女性よりもウィルソンのような料理の上手な男が良いわけだ。(笑)これには大受けです。ウィルソンの妻はどうして追い出してしまったのでしょうね。今回ハウスの意外な過去が判りましたね。子供の頃にエジプトにいて、ミイラ漁りが遊びだったという。ミイラなんて気味が悪いしちょっと驚きですが、エジプトの文化財がそうやって破壊されていったと思うと残念。そして、呼吸不全などの患者の症状をずっと「重金属中毒」だと言っていたハウスは、ミイラの知識で「金」によって夫が中毒を起こしていたことを見やぶる。そういえば皮膚にかゆみが出たとき、CGでちらっと金らしきものが写っていましたね。妻は、関節炎の薬に金が含まれていることを知っていてメキシコに旅行に行ったときに薬を手に入れたのでしょう。重金属中毒と金属アレルギーはどう違うのか私には説明できませんが、金のアクセサリーはアレルギーを起こしにくいし、食用に使うこともあるので、まさか金で中毒になるとは知りませんでした。今週はフォアマンとのぶつかりが激しかったですね。結構険悪でした。自分を愛してくれる優しい夫をどうして殺そうとしたのか、わかるような、わからないような。Clueless...手がかりはありません。単純に離婚すれば良いのね。(泣) suubiさんのブログ
October 3, 2007
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GO GO HOUSE !やってくれますね~ステイシーショックから立ち直って、やりたい放題のハウスワールドでした。チーズについていたブルセラ菌で心筋がやられ、緊急に心臓の移植手術をしなければならない患者にドナーを捜すため、「すぐに死にそうな患者を捜せ」と言うハウス。丁度良いのが見つかったと交通事故を起こした患者の夫の前で「もう死んでいる。欲しいのは臓器だけ。(meat or ..)」というデリカシーを欠いた医者として信じられない発言の数々。移植を断る夫を説得するために、レシピエントの娘に嘘をついて「同意してくれてありがとう」と言わせるというあざとさ。常識的にはこんなことはないですよね。一応、病院内の意志決定機関に判断を仰ぎ、ドナーが肝炎に冒されていたため移植は不適格だと決定が出たら、「俺たちの出番だ」とまるで「解体屋」のように出かけていって、脳死状態の患者の感染症(淋病)を「治療」するというハウスたち、これも信じられません。ERでこういうことをしたら、すぐにウィーバーの雷が落ちて、倫理委員会にかけられ「あなたは医師として二度と仕事をすることはできません」とか言われそうです。カディはその後ハウスに何か処分を与えたのでしょうか。そしてレシピエントの方が急変したために、淋病ごと移植して後から治療します、ということで最後は成功していましたが、もうすごい世界ですね。スーパーメディカルドラマです。シニカルさが戻ってハウスはすっかり元に戻りました。今回のテーマはタイトルにあるように、sexあるのみ。(爆)アメリカ人て、本当に好きなんんだから。ハウスもこの間からの下半身治療でsexの意義を今一度認識したのかも?(笑)そしてsexがあるから病気になって人が死ぬわけです。ウィルソンは散々ハウスに冷やかされていた通り浮気が発覚したけれど、それは妻の方が浮気をしていたのでした。ウィルソンがご無沙汰していたために奥さんが我慢できなかったのだという。そんな、一体何ヶ月お留守だったの?友人だから支えて欲しいとウィルソンから泣きが入っているのに、突き放すハウスも痛快です。ついにウィルソンはハウスのアパートに転がり込んできましたが、これから毎回いじめるのでしょうね。(笑)最初の患者は別れた妻に浮気され、その後離婚したのに、再会してまたやっちゃった。ドナー夫婦にはお互いに浮気の秘密があり、妻の淋病は実は夫側から移ったということなのですが、本当のところどうだったのでしょうか。ハウスもキャメロンも夫婦の秘密には気を遣っていましたが、最後はあっけにとられていました。この夫役は「エイリアス」が終わって「ヒーローズ」の前のGreg Grunbergでした。この人のシリアスな演技を見ることはあまりなかったので、新鮮な感じがしました。クリニックの方のゲストは「バフィ」のウォーレン(Adam Busch)でした。あのヒゲの濃さは印象的。義母のセックスアピールに誘惑されないよう性欲を減退させてくれというのも皮肉でしたね。さかんに「どんな牛?」と質問する雰囲気がマニアックで良かったです。
September 26, 2007
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タイトルは「気晴らし、娯楽」ですが、「心を乱すこと」という意味もありなかなか深いですね。テーマはずばり「脳」で久しぶりに医療ドラマらしくて面白かったです。養老先生にコメントして欲しいような。(苦笑)つかの間の「愛ある生活」を捨て、元の意地悪じーさんに戻ったハウス。彼には学生時代から因縁のライバルがいた。実はそう思っているのはハウス一人で相手には落ち度のない事だったのかも知れないですね。実力があったのはウェーバー医師の方で、ハウスのカンニングを告げ口し、行くべきはずの研修先を奪われた。その後も彼は偏頭痛の予防薬の開発などで脚光を浴びているらしい。しかしなぜかそれをインドの学会誌に発表している。いつかはウェーバーをとっちめてやりたいと執念深いハウスは、例の身寄りのない昏睡状態の患者に対して勝手に投与しテストする。(オイオイ)しかし本人に恥をかかせるつもりが簡単に反駁され、意固地なハウスは自分に薬を試すことにするが…この執念もすごいですね。医療に関わる人間は怖さを失うのか?しかし、その背景にハウスの途切れることのない足の痛みがあるんですね。やはり切実なのでしょう。しかし脳の作用は不思議ですね。痛みとオーガズムが同居する。ハウスは、偽薬からくる痛みを止めるため、LSDの効果を実感する。そしてハイを経験したハウスは、痛み止めよりももっと効果のある物に気がつく。それはインドの知恵、カーマ・スートラだった?(笑)この間のステイシーとの付き合いで自分が男だったことを思いだしたのか、コールガールを買うハウス。これはさらにダークになるということなのか?歓喜に至る、それも現実的な解決法なのかも知れないですね。相変わらずウィルソンはハウスにうるさく関わってきて(あなたは何者)、ハウスをジギル博士とさえ呼ぶ。ウィルソンもハウスを理解しているとは思えないですね。メインプロットの大やけどの少年は、よい子で両親に何でも話していたが、隠していたこともあった。辞められなので禁煙に効果のある抗うつ剤を隠れて飲んで、それが脳の機能に異常を来していた。こちらも物理的刺激なしにオーガズムを得ていたという…少年のお父さん役の人がものすごくよく見る顔ですが(Christopher Cousins)、たまたま今見ているVanishedではエロ判事をやっていました。傷を洗浄し治りを早くするために虫を使うのは、CSIマイアミでもありましたね。(汗)見ている親は確かに辛いでしょう。ハウスはさかんに「因果応報」と言っていましたが、自分の足が悪くなりステイシーを失ったのも全て原因が自分にあると言いたいのでしょうか。それならまだ救われる、そういう風に思ったかも知れません。世の中、「何で俺だけが」と思うことはたくさんありますから。suubiさんのブログ
September 13, 2007
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雪のボルチモアでハウスとステイシーに何があったのか、ハウス・キッズやウィルソンは興味津々。ハウスは愛しいステイシーを振り向かせてすっかりご機嫌で仕事に対する意欲まで違うらしい。(爆)しかしいくら惹かれ合っても、ステイシーは夫のいる身。前に進むべきかどうか、答えをださなくてはならない。ステイシーは夫には秘密でこのままでもいいかも?(これは本音でしょう)ハウスはやはり夫のマークには言うべきだと。選ぶのはステイシー本人。そのマークは2人に何かあったと感じてハウスを必死の形相で追及する。それを見て、ハウスは何を感じたのか、ステイシーに捨てられる未来の自分を重ね合わしたのか、それとも罪悪感を感じたのか。「俺は君を幸せにできない」あ~常套句ですが、身を引いておちこむGreggが愛おしい。自虐的に自己犠牲的に自分を憐れむ方が多分楽に生きられるのかも知れない。この前は彼女に捨てられたが、同じ事は二度繰り返すことはできない。今度は傷つく前に自分から別れたい。この前は人は変われると言ったけれど、変わらないことを選んだハウス。(泣)それに対して、いちいちあーしろこーしろとウィルソンが両方に首をつっこむのが鬱陶しい。あなたは何者?「惨めに見せたって自分が惨めなだけだぞ。」じゃあ、どうせいっちゅーねん!(爆)フォアマンによる仮上司の期限が来て、もとのチームに戻りますが、その直前から実質キャスティングボードはハウスが握っている。一体何のためのお仕置きだったのやら。ためらうキャメロンにHIVテストを受けさせ、先に結果を見てしまうハウス。これも部下への愛情でしょうかね。"I love you"と言われて、思わず"Oh!"と口を開けてしまうキャメロン。まだまだ修行が足りません。今週の患者は完璧な妻&母になるためにスーパーウーマンになろうとして、やはり夫には嘘をついていた。ピルを飲みながらの避妊治療を受けるなどはナンセンスですね。愛ある結婚とひきかえに、腫瘍から精神異常から手足のけいれんまでとんでもないことになっていました。そこまでして結婚(夫)が大事なのか、ということでしょうか。こちらも理解できません。それにしても、ハウスの元カノの話が終わってしまうのはとても残念。Happyな時のGreggの表情もセクシーですし、子供みたいなハウスにも萌えますね。また意固地な偏屈おじさんがキッズをいじめまくるストーリーに戻るのかな?
September 6, 2007
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ハウスが出張で不在のため、失語症になった元編集者をハウス・キッズ3人で診察するが、代理リーダーのフォアマンはハウスの監視以外全く頼りなく、しかたなく電話でハウスの診断を仰ぐ。ハウスはステイシーと医療保険?の適用について釈明するためにボルチモアに行き、すっかりステイシー・ママ(笑)の言いなりに。しかし用事が済むと2人でお出かけなのでハウスはウキウキだが、ステーシーは2人きりになると相変わらず機嫌が悪い。そこに雪のために飛行機が足止めされて、2人は一晩一緒に過ごすことに…ハウスは隙あればステイシーを口説こうとあの手この手を使いますが、私的にはそういう無邪気でいじらしいところが好きですね。そして彼女の服装から何から見てすぐにだんなとちょっとしたケンカ中だと見破ってしまうのですが、ステイシーもこの間からハウスに対する「思い」を認めたばかりですし、日常から離れた場ではまんざらでもないところを見せます。なんと、フライト待ちのためにホテルの一室を取る。いや~こう言うときは女の人の方が大胆ですね。(照)ハウスはいざとなると「だんなとケンカ中にそれはやばいな~」と言ってためらうところがかわいい。さんざん、ステイシーのだんなと張り合っていたのに。キッズたちに見せてやりたい!ステイシーからみると、ハウスは「クセになる刺激的なカレー」なのだそう。「これは遊び」という念押しか?しかし、Love Affairはキッズからの「助けてコール」であえなく中断。まあ、ステイシーにしても一線を越えなくて良かったわけですけどね。仕事第一なGreggの本当の姿を知っているのは彼女だしそれでこじれる関係でもありません。問題の元編集者は脳マラリアだった。機械ではなく目で確認すれば判ることでした。愛する妻に知られないように生活を変え、見えない部分で嘘をつき、躁鬱病の手術をしに中南米に行った。そのときにマラリアに感染したのでしょうね。妻は愛されるが故に嘘をつかれていたことに出て行ってしまう。愛し合う夫婦は別れられない、お互いのために変われるものだというハウスに、自分たちは変われない、たまにカレーが恋しいというステイシー。これもまた大人の愛だなあ♪フォアマンがハウス流の捜査をしたり、コーヒーを渡したりしてカディを扱うのが面白かったですね。チェイスも「誰もが嘘をつく」と。(爆)FOX Dr. HOUSE
August 31, 2007
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ゲストがSATCのミランダ役、Cynthia Nixonでした。さすがに上手いですね。フォアマンがハウスの上司になって一週間。ハウスのフォアマンはいじめは続いている。(苦笑)ハウスは早くさじを投げ出させたいのですね。フォアマンも暫定的な地位ではあるが、負けずにそれなりに役目を果たそうとしている。しかしさすがに自信がなくなりウィルソンに相談してみたりカディに泣きついてみたり。フォアマンは几帳面ですね。黙々とハウスのやり残したカルテの整理やカディへの報告など中間管理職の職務にはふさわしいようです。カディもがんばりようでは本当に昇進のチャンスよ、と言ってみる。(本気なのか?)いじめには負けやしないと、フォアマンは腰椎穿刺をハウスにやらせて、おかげで何度も針を刺すことに。(きゃ~)血液採取で「これだけしか採れなかった」と言ったのは、やはり何度も針を刺したのか?一方、「どうして私はリーダーにならないのよ。実力は上なのに。」というキャメロン。「だって、お前はハウスとデートしたし、俺とは寝ただろう?」というチェイスがあなたの言うとおりですね。ハウスは元から自分以外のリーダーを認めませんから、「無理」ときっぱり。今回の患者はミュンヒハウゼン症候群だったわけですね。(ほら吹き男爵)自分で薬や注射を打って、病気状態を作り出し、医療機関をハシゴする。始めはなかなか病名が判らずいつものようにあれこれ手を焼くスタッフですが、するどいキャメロンはそれを見抜いてしまう。従って患者に対する彼女は厳しかった。フォアマンは最後までハウスに振り回されて続けだまされてしまう。再生不良性貧血だと譲らないハウスのために、骨髄移植まで手配する。しかし結局ハウスの誤診ですね。しかも薬を打って症状を見せかけるのを手助けしていたわけですからこれはかなり問題です。患者のアザの原因は感染症でした。素直にハウスに耳を貸したフォアマンは完全にキレてしまう。もっともです。患者のほら吹き病もそのままにされ、今日もまた別の病院に行くというダークなオチでした。ただ、彼女がハウスにだけ本当のことを話したのがやはりどこか、信頼できると感じたのでしょうか。FOX Dr.HOUSE
August 24, 2007
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これまでとはちょっと変わったスタイルですね。6ヶ月前にチェイスが担当した患者の身内が、医療過誤で訴えてきた。病院のおかかえ弁護士のステイシーが審問を控えてチェイスに事情を聞く。プロの彼女から見るとチェイスは何かを隠しているようだ…チェイスがミスをしたのは、患者が2度目に訪れ検査の結果を聞きに来たとき、電話中で詳しく彼女の容態を確かめずに薬だけ処方して返したのですが、その時のチェイスの電話の内容が問題だったわけですね。実は1シーズンで姿を見せた彼の父が死んだことを聞かされたチェイス。あの時彼の父はハウスにだけ自分は末期ガンだと伝えていた。当然チェイス本人は知らされていなくてショックを受ける。そしてその後、容態が悪くなった患者の肝臓を実の弟から移植したところで、実は弟は肝臓ガンだったことが判る。患者は2度の移植はできず死ぬ。ミスに不運が重なったということなのでしょう。その間のやりとりがフラッシュバックで出てきて、しかも「本当は…」と二度三度繰り返されるのが、非常に判りにくかったです。特にこのドラマ、字幕だけ読んでいると言葉が省略されていて意味が取れません。(単に私が頭が悪いだけかも知れませんが)ハウスはチェイスをひたすらかばって、外科医を脅してまで肝臓移植を受けさせ、実は患者の弟が金に困っているところをわざと訴えさせたというのを見抜いていました。部下に関してはお見通しですね。いつもに増してprotectiveなのは、チェイスの父親との約束があったからなのでしょうね。そして、チェイスの処分は軽くて済んだが、ハウスは監督責任と外科医を脅したことから、カディからフォアマンをお目付役として上司に据えられてしまう。さて来週からは、フォアマンはどれほどハウスをいじめるんでしょう。(笑)でも、1シーズンで出てきた意地悪な理事長ほどのインパクトはないような気がしますが。そして、ステイシーとやりとりする間に、彼女は素直に「あなたに気がある」と認めたのですから、ハウスとしては悪いことはなかったですよね。後は一線を越えるかどうか、これがなんと言っても楽しみです。(笑)FOX Dr. HOUSE
August 19, 2007
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ハウスのステイシーに対する独り相撲が最高にツボでしたね。医師なのに、カウンセラーのオフィスに忍び込んで彼女の悩みを盗み見るのも最低ですが、それを元に夫のマークの目を偲んで(いや、わざと気がつくようにしている)ステイシーに近づこうとする、その努力がまるで中学生みたいです。(笑)多分ステイシーも夫との生活に100%満足しているわけでもないんでしょうね。理性でコントロールしている部分もあって、どこかもやもやしている。それをずかずかと元彼のハウスに引きずり出されるのですから、それは許せないですよね。しかし、ふと気を許すとハウスの術中にはまってしまいそうになる女心。(爆)ハウスもその辺はお互いにいい大人なんだから、下心には気がついていただろう?と言うわけですね。やっぱり「嫌い嫌い」は「好きのうち」ですよね。(笑)彼女の苦手なネズミ退治でふと昔に戻ったりする、一線を越えたらステイシーの負け。必死で守りを固めている彼女とどんなに踏まれても諦めないハウスのやりとりが非常に面白いです。ところでメインの患者はゲイでHIVポジティブ、以前から父親との間に問題があり、死ぬ間際に仲直りして欲しいと思って例によってキャメロンが感情移入してしまう。そして嘘をつかれて自暴自棄になったキャメロンが、チェイスに「もう好きにして~」と身体を預ける…ふふふ、実生活でもLoveLoveなお2人ですから、「これって本気?」とつい思ってしまいます。チェイスも「据え膳」をいただいた事になりますが、大人ですね。それはそれ、これはこれ、と翌日は他人の表情を見せる。はた目から見ればくっつかない方が不思議ですから、これからどうやって距離を保つのか、気になります。タイトルのhuntingで、仲が良かったころの患者親子がキツネ狩りをし、エキノコックスに感染していたことがわかり、お互いに仲直りでしたが、この虫は脳胞を作るのですね。それを外科的に取り出すというのがちょっと興味津々でした。(汗)ステイシーの家から持ち帰ったネズミと孤独なハウスとの生活がわびしくて良いですね。「愛する」ということをもう少し見つめ直して欲しいです。
August 10, 2007
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「不正行為」プロ・サイクリング選手、といっても競輪選手じゃないんですね。(苦笑)F1レースじゃないけれど、世界中を転戦して子供たちのあこがれであるスターが勝つためにはドーピングも辞さない。今回の患者であるジェフもぎりぎり「血液ドーピング」という赤血球を増やすための策を講じている。この間のスーパードクターと同じようにこういうタイプ(スター)もハウスは嫌っているようです。いちいちマスコミにアピールするところにどこか胡散臭く感じるのでしょうね。もともと胸腺に小さな腫瘍があって輸血を続けていたことが症状を見えにくくしていて、結果的には彼はシロだったわけですが。Bプロットの方が面白かったですね。元カノのステイシーが夫を連れて病院をうろうろしているのが、ハウスには目障りでたまらない。捨てられたということがプライド的に許せないのか、あるいはステイシーに未練たらたらなのか。夫のマークもそれを知っていて、ちょっかいをかけてくるハウスには敵対心むき出し。セラピーの場まで言ってどちらが偉いかを競い合っている。しかし、マークも妻を貸してやろうかとは普通言わないわね。そんなにステイシーていい女なんだろうか。(爆)ウィルソンも夫にはにこやかでハウスにはキツク当たる、というのは逆に彼女も未練があるのだと言いたげ。ついにハウスはステイシー本人に「俺のことが嫌いか?それとも愛しているのか?」と聞いてみる。答えはどちらもYes。だけど夫に対して憎いという感情はない。ふっふっふ。普通はこういう関係だけで、個人的に萌え萌えなのですが、ステイシーが相当キツイ女性だけにハウスの反撃に期待したいところです。案の定、彼女もセラピーを受けていると知って、資料を盗み見るハウス。(爆)そこまでやるのか、本当に嫌な奴。(笑)でも裏を返せば、それだけ彼女のことが気になるわけですね。一言も言わずに彼女の幸せを物陰から見つめているシャイな男(どこかのCSIのチーフ)がいるのに、ハウスのわがままぶりは実にユニークです。ぜひ、ステイシーが泣いてすがりつくまでがんばって欲しいです。その他、キャメロンが前夫が入院している間に夫の友人と不倫していたことをウィルソンに暴露しましたね。ウィルソンもこの間からなんだかキャメロンに執着しているように見えますが…FOX Dr. HOUSE
August 2, 2007
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先日病気と闘う少女に力を得て、バイクを買ったはずのハウスですが、なんとウィルソンに金を借りていたとは!しかも、払えるお金があるのに「貸してくれる=友情の証」、として借りているのだからとことん嫌な奴です。(爆)もっとも、ウィルソンの方も「髭が似合うぞ」と言ってから、ずっとハウスはヒゲを生やしているらしいので、ウィルソンもハウスを熟知していると言えますね。今回は、「バイクなんて危ないやめろ」と言ってもらって、逆に愛情を感じたのか、あまのじゃくのハウスは嬉々として病院仲間にバイクを見せびらかすのでした。(笑)しかし、そんなハウスも両親の登場ですっかり大人しくなってしまいましたね。彼の父親は元海兵隊のパイロットで、モラルの塊だという。ユーモアはなく身体障害者となった息子にはどこか失望している。世界的に有名な医者となっているのに。母親はごく普通の母親で優しいけれど、嘘をつけばすぐに見やぶられてしまう。この両親の前ではハウスはただただ萎縮するばかりなのですね。「ハウスの両親!」と聞いて、鬼の首を取ったようでうれしくってたまらないキャメロンは、そんなハウス家の親子関係が今ひとつ理解できていない。男子2人は、元から怪物に違いないと近寄ることもしない。まあ、キャメロンには判らないでしょうね。なにせ父親に似ているのですから。ハウスの性格の歪み具合はあの父親との関係に何となく表れているような感じですね。全てを受け入れてくれる関係ではなかったのでしょう。そして、このハウス家もERのグリーン先生の父子関係とよく似ているなあと思いました。今週はメインの診断については最後まで非常に面白かったです。まさか放射能に汚染された物を父親が息子に与えていたとはねえ。こちらの親子は愛がある故にお互いに気を遣い、嘘を付き合ってきたわけですが、それもまた真実でしょうね。どこの親も口うるさいもので、子供のそれなりに嘘をついて親と折り合いをつけている。息子の最期に及んでも、父は「良くなるよ」と嘘(希望?)を言う。でも、ハウスの目から見るとこの親子ほどのふれあいがうらやましかったでしょうね。12才から母親に嘘をついているというカディは、女性ならではの賢さなのかな。ハウスから「トランスセクシャルか?」と言われていましたが、あれは「アリー」に出たときの役柄のことでしょうね。今回はさすがのハウスも手の施しようもなく完全に負けでしたね。(泣)FOX Dr.HOUSE
July 26, 2007
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「人道的治療」冒頭の難民キャンプを見て、ERと間違ったか?と思いました。(笑)実際、クリニックの女性患者の名前が「カーター」さんで、これは番組的に意識しているのじゃないでしょうか。今回のゲストはそれこそERのカーター君のように、アフリカで医療を必要としている地域で献身的に人々を救っているチャールズ医師でしたが、彼がカーターと違うのは、マスコミの寵児でドン・キホーテ的なキャラクターだという点ですね。そしてハウスから見るとチャールズ医師は傲慢で偽善的に見えるらしい。彼は名声と富も手に入れている。特に自分で自分を結核だと診断し、「結核は俺の病気だから」、「この薬が手に入らなくて人々が死ぬ」と英雄であるかのように演出しているのには、相当機嫌を悪くしていました。チャールズ医師に影響されて寄付をすることもハウスにとってみたら、信じられないことなのでしょうね。しかも、キャメロンを始め若い3人衆がついて回っていました。「アフリカの患者とアメリカの患者のどちらを救った方が偉いのだ?」、という会話はぜひERでもやってもらいたいところです。(爆)結局、チャールズ医師が製薬会社から援助を取り付けて、マスコミの注目を集める事を手段として使って何が悪い、と開き直ったところでハウスも納得したようです。真似をして自分を脚が悪い障害者と見せて、乳ガン診断のしかたが悪いから謝罪しろというカーター夫人を騙し、「もういいのよ」と言わせるハウス。カフェテリアのおかずをごまかすという大人らしからぬ事をするハウス。とことん、偏屈でアンチヒーローを貫きますね。(笑)カディはハウスが謝罪したと勘違いしてしまい、なんてかわいい人なんでしょう。彼女が女の顔を見せると、ハウスも太刀打ちできないらしい。(笑)肝心の病気は結核の陰に隠れた小さな腫瘍ということで、見逃さなかったハウスがいつものようにお見事でした。一方、チャールズ医師に言い寄られたキャメロンが始めは動揺してしまったけれど、彼の真実を知るとデートのお誘いを断っていましたね。やはりハウスの言うように死にかけの正義のヒーローではなかったからでしょうね。ちなみに、チェイスと「あんな男についていくのか?!」と言っていたのは、思わずうちわネタにニタニタしてしまいます。実生活で2人は付き合っていたのですよね?チャールズ医師役のRon Livingstonは、SATCでキャリーと付き合っていたバーガーですね。この人は、CSIマイアミのスピードルと似ているために混同されることが多かったですが、今回の役柄を見ると、それほどは似ていないなと思いました。FOX Dr. HOUSE
July 20, 2007
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「失われた右手」Dr.カディエピソードだったのかな。彼女の人間としての優しさが感じられました。彼女の家を担当する庭師の青年が屋根から墜落し、手の血液循環が悪くなって切断することになったのだが、カディは青年への思い入れが強くてハウスの意見を無視して強い薬を使い、逆に症状を悪化させてしまう。タイトルが意味するところは、マザーグースの「ハンプティ・ダンプティ、塀の上から落っこちて、王様の家来がやってきた。だけど誰もハンプティ・ダンプティを直せない。」というのをもじっているのでしょう。だから、さかんにカディは屋根から落ちたことが原因だと固執する。手の知覚に以上があれば、バランスを失って落ちることもあるだろうと思うのですが。(苦笑)散々ハウスからは罪悪感を感じていると指摘されて、珍しく弱気になるカディが良かったですね。こう言うときに、病院おかかえ弁護士のステイシーが2人の間に入って、微妙な雰囲気になります。ステイシーと元カノだったときのことを口にするのは、もう済んだことだからできることなのか、最近は漫才風になってきました。しかし、そういうときのステイシーはさすがに大人ですね。そして普段Bossyなカディが弱気と見ると、まるで鬼の首を取ったよう。(笑)人のことを心配するのは珍しいハウスですが、お決まりのカディの家の探索に自ら出かけるなど、今回はなんだかハウスは舞い上がっていましたね。(笑)それにしても下着やら○理用品やら見つけて、いくら医者だってそれはやり過ぎだろうと思います。やはり女性とまったく付き合っていないから妄想が激しいのだろうか。中学生並の興奮度でした。(爆)結果的にハウスはカディをフォローしていましたし、訴訟を起こすように入れ知恵したのはハウスかも知れません。ならば憎いですね。ヒスパニック系の庭師の家族の描写は丁寧で良かったですが、クリニックの方の黒人のおじさんとのやりとりはちょっと中途半端みたいな印象がしました。フォアマンが差別主義で変なところで突っかかるのですが、結局何が言いたかったんだろうと思いました。FOX Dr.ハウスJasmineさんのブログ
July 12, 2007
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「命の重み」待望の2シーズンが始まりました。オープニングの曲がちょっと変わりましたか?前シーズンの最後で大騒ぎした(爆)元カノのStacyが、なんと同じ病院でDr.カディの下で働くことになったようです。やっぱりそう来たか、という感じ。(爆)彼女が弁護士だという設定は、今回の死刑囚を病院に引き取る時に役に立っていましたね。なるほどこれで、Gregory(Dr.ハウス)と彼女は始終顔を合わせては、ぶつかったり協力したりということができるわけですね。 しかも、彼女には重い病の夫がいるので元サヤに戻ることは出来ず、ハウスは常に妬ましい気持ち半分で、彼女が彼を一番理解していて力を貸してくれるということを微妙に利用してやっていかなければなりません。このジレンマを見るのはちょっと楽しみ。あの2人はケミストリーが良いですからね。 実は、こういう関係がストーリーを維持しながらキャラクターを上手く描く手法なのだと思います。脚本家のみなさん、さすがです。 ただ、ハウス自身は、1シーズンの始め戻って皮肉、偏見に満ちた嫌な奴になり、興味があるのは病人ではなく症状だけという感じですね。気持ちを踏みにじって、Cameronに対する態度も酷すぎますが、Cameron自身も同情ばかりでプロ意識をなくしてしまって、annoyingなキャラに成り下がっていました。ちょっと残念です。 Foremanが黒人である死刑囚の病気を治すかどうかの倫理的な話に触れたのが良かった、のかどうかは判断ができません。(爆)ちょっと中途半端に感じました。ただ、彼がスラム・ギャングの出身だという事が判ったのは良かったです。 病気に関しては特に驚く展開ではなかったですが、いつものように外科手術は飛ばして描かれるので、すぐに良くなって退院するのがツッコミどころ。しかも、ハウスは同じ服を着ているし。せめてそれくらいのつじつま合わせをすればよいのに。入れ墨のある人がMRIをすると痛いのですね。(苦笑) 「死の5段階説」の最後の2つ、"Repression(抑圧)"と"Acceptance(受容)"を見つめて考えるハウスは、今自分がその段階にいるということが言いたかったのかな?少なくともこれは前に進んだ(死を受け入れる)ということなのでしょう。Reicaさんのブログ
June 29, 2007
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