With you

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2004.02.03
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先月、原作を読み終えたばかりの後の映画。

原作を読まない人は、どれだけ判ったんだろうかとも。
正直言って原作の方が言葉の持つ想像力とその場で見てきたような臨場感を
もっとなが~~く感じられて、その凄みをじわじわと感じさせてもらえるのでした。
波瀾万丈な話にももっと感動できる筈です。

また原作者の数年に及ぶ関係者や膨大な資料、新聞記事等の調査のせいか
ただ単に、調べた結果というのじゃなくて
(真実の話って私の今までの思い込みは、どこか事務的な歴史のひとコマで書かれて

どんどん入っていける小説でした。
もっと3人と1頭が出会うまでのシーンとか記者達とシービスケットサイドの人達の駆け引きとか笑ったり、泣けたり、
レースシーンの言葉だけでの血を湧き立たせるような描写…たくさんの感動ありです。

大恐慌で苦しんでいた人達の…
ルーズベルト、ヒトラー、ムッソリーニ以上に(こういう人達の名前が出てくると本当
に歴史を感じさせられますね)1938年最も新聞紙面を割いたシービスケットだそうで。
凄い人気だったんだなぁと本を読むとなおさらそう思いました。
『慢性疲労症候群』(3年ほど前にこの病気のことについて私も知りましたが)と闘いながら書きあげた筆者。
シービスケットにたずさわった人々の人生は、それぞれが本当に波瀾万丈。

映画は、それぞれの役者がいい味出してましたね。
トビーは、本当に減量したせいか他の人達も感嘆するほど騎手になってましたね。


スミス(クリス・クーパー)の時代に傾倒しない馬への想い。
シービスケットのそれまでの本質が判らずに調教され、荒れ馬になっていて
殺される矢先でのスミスとの出会い。
そんな時の磁石に引かれるかのようなそれぞれの出会い。

「ケガしたぐらいで、命あるものを殺す事はない」

互いに癒されていって固い結びつきが…いいですねぇ。
映画は、馬の猛々しいところや目のかわいらしさ、レースの迫力(映像での迫力は言葉だけじゃない感動ありました)。
役者の表情、景色の美しさ。
本を読んだ後でこの人達は本当にこのような感じの人たちなんだろうなって思ってしまいました。
馬に演技させるのも大変だなぁ(足を怪我した箇所は演技?なのかと想像したのだけど)と。






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Last updated  2004.08.04 13:37:36
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