ルパン三世のファーストシリーズの放映が１９７１年の１０月２４日開始からテレビアニメ化５０周年のアニバーサリーイヤーなんだそうな。

描写に少々怪しいところもあるもののファーストシリーズの最初のＯＰは今見てもカット割りや画風、無国籍感と色褪せる事はない。そして何よりルパンが格好良い。劇中流れる山下毅雄サウンドの雰囲気も最高だ。そして小物への拘りも当時のアイテムから厳選されている。

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こんな金額、そうそう買えるもんじゃないがゼニスから次元が着用していた腕時計が公式コラボモデルとして販売されるなんて誰が思ったろうか（笑）。公式コラボではないが同じくルパンが着用していたイエマのミーングラフスーパーもイエマからクォーツ時計としてお手頃な値段で復刻（楽天市場では売り切れではあるがイエマ公式サイトではまだ購入できるようだ）された。近年、ルパンが愛飲しているタバコ「ジタン」の設定も本編未搭乗ながらもファーストシリーズ時には決定していたようだ。ライターのダンヒル、スクエアボーイが設定されたのは何時だろう？確か結構前からダンヒルっていう設定はあったと思うが・・・。この辺の小物が劇中に出だしたのは「峰不二子という女」あたりからですね。

個人的にルパン三世が生き生きと活躍できる舞台は１９７０年代からせいぜいが１９８０年代だと思っている。過去からの設定を引き継いで製作されているルパンはやはり当時最先端のものであっても現在ではもはや骨董品扱いだ・・・。サザエさん化してしまって登場人物は年を取らずに時代だけが進んでしまっているのだから致し方ないが、現在のもう一つの「峰不二子という女」に端を発するシリーズはまさにそういった時代背景なのでやはり生き生きとしているように感じる・・・。

セカンドシリーズ以降は活躍の舞台が世界に広がり、無国籍感が無くなったルパンだが、いろんなこだわりを見せつつも毎週放送という時間の制約もあってか相当作画のクオリティは下げられていたのと、ファミリー向けに改変されてしまってはいたが大野雄二サウンドを始め今後に続くシリーズの土台を形成したこと功績は大きかっただろう。が銭形が完全に三枚目になってしまったのはこの歳になると少々残念なことではあるが・・・。

今現在、新しいルパンは「峰不二子という女」に端を発するシリーズは追いかけてはいるがパート４、パート５あたりはあまり真剣には追いかけていない。テレビシＳＰリーズ自体も多分見ていないものもあるかもしれない。大体のものが最後の方は力技でねじ伏せてしまう傾向が強くてもやもやが残ってしまう気がするのも原因か・・・。ルパンとコナンのコラボはまあ何と言っていいのか（笑）。作風の違う二つの作品をあそこまでうまく纏め上げてしまうのは凄いというほかないけれど（笑）。実写映画は見てないなぁ・・・。

結局はどのルパンが好きでも全然かまわないだろうと思う。今のルパンだって生き生きとしているのは確かだろう。だから今でも人気があり最新作も供給され続けているのだ。アルセーヌ・ルパンの三代目が今じゃいくつなんだ？ってのは今ではもうどうでもよい設定だろう（笑）。「グリーンｖｓ.レッド」で声優の代替わりと登場人物の代替わりをうまい具合にネタにしていたのは面白い発想ではあると思う。

ルパン好きだからと言ってすべてを追いかける必要はない。好きな作品を見ればよいので今の二つの路線は大歓迎。これからも楽しませてくれる作品を出し続けてほしい。