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サッカーW杯もベスト8が出そろいましたね。
今回の大会も時間帯的に厳しい放映で、
朝方の日本代表の試合は眠気との戦いでした・・・
さて、どのチームにも必ず肝になる選手がいて、
それは攻撃にスイッチを入れるパスの出所だったり、
ボール奪取からの一手目だったり、
各国の要になる選手がそこには配置されているわけです。
家庭においても、何か物事を動かし始めるときの起点があります。
「子供がやりたいと言うから」
だと、なんとなく子供がスタートかと思いきや、
実はそこに親がエスコートしていることのほうが多いのです。
もちろんこれは素敵なことで、
意図的にそこに向かわせているのだとすれば、
なお価値が高いわけです。
各家庭の学びや試みのベクトルを、
わが子に示すにはベストなタイミングになります。
もちろん親も”その子”を育てるのは初めてなわけで、
何がベストなのかはわかりません。
それでも家庭における「起点」は確実に親なのです。
さて前ふりが長くなってしまいましたが、
こんなものを頂きました。
緑色の〇をみて「あっ!」と思った方、素晴らしいです。
これはチェコにあるメンデル博物館のお土産で、
中には、中3理科でも教わる遺伝で出てくる「丸いエンドウと、しわのあるエンドウ」が入っています。
ある生徒の保護者の方が出張でチェコを訪れた時に、
立ち寄った博物館で購入したものを分けていただきました。
教科書の中では知っていることでも、
実際にこう見てみると、感慨深いものがありますね。
ちょっと興奮してしまいました。
修道士を務める傍ら、
このエンドウの遺伝研究に7年、
育てたエンドウは2万8千株。
それでも研究結果は、それほどその時には認められず、
死後十数年の時を経て、やっとこさスポットがあてられたメンデルの研究。
ちょうど1900年だったはずです。
今となっては、この「メンデルの法則」を用いた遺伝子研究なしに、
生物学を語ることはできません。
話を戻して、
この「起点」がこの生徒の興味や意識をそだて、
さらには、これをウィルに持ち込んで、
きっかけを演出していただくことで、
お子さんだけでなく、他の生徒たちの「起点」をも作り出すことができます。
素敵ですよね。
「うちは海外出張なんてないから・・・」
そんなことは関係ないのです。
子どもが興味を持つ可能性が1%でもあれば、
それを持ち出してあげれば、それが「起点」になるやもしれません。
どんな小さなものでも、「起点」になりえます。
是非大人の視点できっかけを与えてあげてください。
さてさて明日は、
「植物」・「遺伝」・「説明」・「物語」をテーマに授業を展開したいと思います。
勝手に一人でワクワクしております(笑)
なお、栽培中のウィルのエンドウはこんな感じに育っていますよ。
大きな花びらの奥からエンドウの房がにょきにょきと伸びてきています。
おそらく種は「丸いエンドウ」ですね。
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