| 3-(1).生産者について(概要) |
|---|
| デイリーワインにとっては、生産者が有名かどうかは、実はそれほど重要ではありません。 高級ワインの生産者名がついたデイリークラスは 要注意 。名前の割に味のほうは・・・という物も多いですし、全く聞いた事もない生産者のワインでビックリするほど美味しい物も多いです。 しかし 「デイリークラスが美味しい」 ことで有名な生産者も少なからず存在します。 これらの少数の生産者を覚えておくと、 「外したくない」時には非常に有効 で重宝するので、覚えておいて損はないと思いますよ。 以下、優良なデイリークラスの生産者を、3つのカテゴリーに分類。例を挙げながら紹介します。 レベルと危険度は5段階評価。 レベル 5(最高) 4(高い) 3(標準的) 2(標準以下) 1(最低) 危険度 1(ほぼゼロ) 2(少ない) 3(多分大丈夫) 4(少々心配) 5(危険) A.大物生産者(レベル 3.5~4.5 危険度 1) 非常に知名度が高く、価格も供給も安定している。ほぼ値段=味。 生産量がケタ外れに多く、スーパーやディスカウントストアで見かける事も多い。 品不足で買えないという事がまずない。 すでに知名度が高く、宣伝する必要があまりないため、ショップや雑誌での広告も地味。新ブランド立ち上げなどの変化があったときのみ取り沙汰される。 味、価格とも毎年超安定。クセも少なく、いつも同じ味で安心して選択できる。 価格帯毎の味わいのレベルの基準となる生産者。 覚えておくとスーパー等でのお買い物で外しにくく、便利。 B.中堅生産者(レベル 4~5 危険度 2) ここ何年かで知名度が上がり、供給と価格が安定してきた生産者。有名古参でも全国のスーパーにズラリと並ぶほどの生産量は無い場合、ここに分類。 販売店側も安心して勧められる生産者であり、かつ話題的にもまだ新しい方なので、力を入れて紹介される。ワインセットにも注目アイテムとして入っている事も多い。 バリエーションもあり販売店も多いが、 評価の高い銘柄だけが早々に品切れになる 場合が多い。驚くほど美味しいワインがひしめく。 このカテゴリに位置する生産者のワインが最もお勧め。 C.新興生産者(レベル 3~5 危険度 3.5) 今まで注目されることは少なかったが良い仕事を続けており、有名評論家や雑誌が大きく採り上げたり、高評価を与えたりして 突然表舞台に出てきた 生産者。 または、大物生産者や、その関係者が新しく生産する新ブランドのワイン。有名でも供給が全く安定しない場合、ここに分類。 新しい製法に取り組むものも多く、味わいがバラエティ豊富なので、好みの味でない場合もある事を覚悟した方がいいかもしれない。 ウェブのネタとしてのおいしさはAクラス。皆評価を知りたがっているので、飲んで記事にすると沢山読んでもらえるかも・・・ 各ショップが競って紹介する。とにかく 宣伝文句のテンションが異常に高い のが特徴。 絶対に今飲まなきゃ損!!!!!! ありえない程の超絶コストパフォーマンス!!!!!! こんなワイン見たこと無い!!!!!!!!!!! など。つられて買いそうになるが、結局いいのか悪いのか、買う前の判断が難しい。しかし誰も飲んだことがないため、情報や一般的な評価が少なく、とりあえず飲んでみようと買い注文が殺到する。 アフィリをやっているブログ等では、本人が飲む前から掲載されることも多い(私も気をつけます・・・汗) 本当に美味しい小規模な生産者の場合、いきなり在庫がゼロになり、次年度から価格が高騰する。「年産○○ケース」に注目。少ない場合も多く、次に飲みたいなと気が向いた時には 価格が2倍 に変わっていたりして、二度とお目にかかれない場合も。 数年後、評価や供給が安定してきて、中堅~大物生産者の仲間入りするものもある。 まとめ A → B → C の順にチャレンジするとデイリーワインの全体像が掴みやすい。 ・安定して美味しいワインが欲しい時 → A の生産者から選ぶ ・高品質で、人気のあるワインが欲しい時 → B の生産者から選ぶ ・刺激が欲しい時、新しい味のワインが飲みたい時 → C の生産者から選ぶ 具体的な生産者は、次項で紹介します。 1.価格について 2.生産国、地域について 3-(2).お勧め生産者の紹介 ワイン選び・トップへもどる |

![]()
