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２０２４年の乗りつぶし

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2010.08.31

　８月３１日朝、福島駅を出発し、８：０７発普通列車米沢行きに乗車します。
　実はこの区間、非常に本数が少ない区間です。

　とはいえども、福島～米沢間には新幹線「つばさ」が走っています。ですので両都市間の移動そのものが特段難しいというわけではありません。それでも、この区間の普通列車は１日に６往復しかありません（このほか区間運転として福島～庭坂間は１日５往復が加わります）。もっとも、全国探せばこういう区間はいくつか存在するので、ここだけ特殊というわけでもなさそうです。

　また、福島駅からは在来線とはいえ、線路の幅、軌間は標準軌１，４３５ｍｍ（新幹線と同じ）となります。ですので、東北本線などの狭軌１，０６７ｍｍ在来線との直通はできません。
　こうなっているのはもちろん、山形新幹線のためです。この先新庄までは在来線の車両も標準軌です。ただそれがために、乗りつぶしルール上は山形新幹線の福島～新庄の間に乗車しても、在来線の特急に乗車したのと同じ扱いになり、新幹線でも在来線でも、どちらか１度乗れば奥羽本線の区間の乗りつぶしを認めることにしています。

　そういうわけで乗客ははじめ多いのですが、やがて庭坂でかなり下車していきます。この先、次の駅までは距離もありますので、車掌が車内改札（検札のことを業界ではこう言う）していました。
　そしてここからが板谷峠の難所とされた場所です。以前、なんと赤岩・板谷・峠・大沢の４駅連続スイッチバック（これらの駅に停車するには進行方向逆転が複数必要）があったところで、信越本線の碓氷峠（現在当該区間は廃止）、山陽本線の瀬野八（現在もこの区間には貨物列車には補助の機関車がつく）と並ぶ有名な山越えの区間でした。
　それでも山形新幹線のために全てスイッチバックは解消され、本線上にホームが設けられ、営業キロも所要時間も短縮されたそうです。

　乗車しているとこれらの駅は雪から守られるためのシェルターが整備されているのが分かります。また、峠駅では少々停車して、ホームで「峠の力餅

　やがて山形県内に入り、複線区間は関根駅まで続きます。
　そして米沢へ。ここは去年のちょうどこの頃に米坂線から来ましたね。

ランキングへおながいします。

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