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2010.10.20

　先日、近鉄に関する報道が一部新聞でなされました。
　その内容は（１）準急を廃止し（一部報道では大幅削減）、（２）保有している車両数を１割削減する、という内容でした。

　ところが近鉄公式ホームページでは、その２点について「決定していない」というコメントがなされました。

　ただし、コメントのニュアンスを見る限り、「まだそうなると決まったわけではない」という程度のもので、明確に否定しているとは言い難いのではと思います。

　まず（１）ですが、近鉄では準急は都市部で（名古屋近郊：名古屋線名古屋～四日市、京都近郊：京都線京都～新田辺、大阪近郊：奈良線、大阪線、南大阪線など）運転されており、郊外区間になると各駅停車になります。
　名古屋地区に関して言えば、日中の準急は全て名古屋～富吉間の運転、朝夕は名古屋～四日市間の運転になります（ただし四日市から先は普通列車として引き続き津方面へ運転されることが多い）。日中の準急は削減対象になってもしかたない面もあります。
　京都地区も準急はどんどん本数が減らされ、こちらもなくなることは大いに考えられます。ただ、大阪地区はというと微妙でしょう。

　奈良線・大阪線・南大阪線では終日準急が設定されており（ただし奈良線の日中は区間準急になる）、こちらは郊外区間は普通列車に振り替えることも予想できます。また南大阪線でも、急行の停車駅を増やすことや普通列車に振り替えなどで対応ということも予想できます。

　まあ、おそらく準急全面廃止は微妙ですが、削減は避けられないでしょう。

　２０１２年のダイヤ変更について様々な憶測や推測が流れていますが、正直なところ、ある程度の削減はやむを得ないにしても、気がかりであるといえば気がかりです。利便性の大幅低下だけは避けてもらいたいものです。

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最終更新日 2010.10.20 23:26:26
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