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2020.01.28

きたる２０２０年１月末をもって、近鉄特急より喫煙車両の設定がなくなります。

　２０２０年４月より全面的に施行される改正「健康増進法」に先立つ形で、喫煙車両の設定がなくなることになります。ただし、おおかたの特急列車（観光特急「しまかぜ」や３月デビューの「ひのとり」含む）には喫煙ルームがあるため、そこでの喫煙は認められることになります。
　しかしながら、観光特急「青の交響曲（シンフォニー）」、また製造が比較的古く２０２０年度末で定期運用から退く予定の１２２００系（青とオレンジの塗色の特急車両）には喫煙ルームが設置されないため、とりわけこれらの車両のみで運用される場合は全面禁煙となります（ただし１２２００系は喫煙室付きの他の特急車両と併結されるなどの配慮もなされるものと思われますが必ずそうなるとは限りません）。

　かつては近鉄特急には「禁煙車両」が編成のうち１両しかない時代もありました。禁煙席を所望しても満席ということもたびたびあったと記憶しています。ところが次第に禁煙車両が増えて、現在では１～２両程度しか喫煙車両がありません。また全面禁煙として喫煙ルーム設置という編成も登場しました。
　そしてついに全面禁煙となるわけですが、前述の通り喫煙ルームが設置されているので、分煙という観点からするとそれなりの良い選択ではあると思います。

　さて、近鉄に限らずＪＲ西日本の山陽新幹線も、３月のＪＲグループダイヤ改正により７００系の定期運用を終了、座席での喫煙車両はこれでなくなることになります（寝台列車の場合だと「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」で一部喫煙可能な個室がありますが）。

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