【望子成龍】-Wang Zi Cheng Long

【望子成龍】-Wang Zi Cheng Long

ダンカジ部門大賞『8週間の専業主夫』




 『8週間の専業主夫』

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│家族構成:私34歳,妻32歳,長男2歳11ヶ月,次男0歳4ヶ月      │
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 今年の夏、わが家に次男が誕生し、私は8週間の育児休業をとりました。

 いまどき、共働きの家庭でお母さんが働いてお父さんが育休という家も増えてきているかもしれませんが、わが家の場合は妻が専業主婦でしたので、育休中は家族全員が家にいるというなんとも珍しい状態でした。

 育休中、特に最初の1ヶ月は、妻は出産直後ですから、次男に母乳をやる以外はできるだけ休ませてあげたいと思い、家事全般と長男の世話は、私が全部やりました。
 食事の支度、食器洗い、掃除、洗濯、ゴミ出し、買い物・・・。慣れない主夫業はとても大変!当たり前と思っていることを、日々、当たり前にこなすことが、こんなに大変なのだということを実感しました。

 私の育休中は、私が専ら長男の世話係になっていましたので、2人で一緒に散歩に行ったり、児童館に行ったり、近所の公園に公園デビュー(?)したりと2人で様々なことをしました。長男が生まれてから2年半、こんなにじっくりと関われたことはなかったので、私と長男にとって、とてもいい時間が過ごせたと思います。
 長男は、私と一緒に次男の出産に立ち会ったので、家に新しく増えた「あかちゃん」が、自分の大好きな「おかあさん」から生まれたということも理解しており、そのためか次男に嫉妬することもなく、とても可愛がってくれています。次男の出産後、母親が思うように相手をしてあげられない期間に、私が育休をとり、家にいて思う存分彼の相手をしてあげられたのも良かったのではないかと思っています。

 今はもう職場に復帰して「朝早く出勤し夕方家に帰る」という今までの生活に戻っています。なるべく早く家に帰ろうと思っていますが、そこは仕事がありますので毎日早く帰れるわけではありません。平日、早めに帰れた日は、子どもたちと一緒に遊んだり、夕食の後片づけをしたりといった程度の家事・育児はしていますが、あまり協力できていないかも知れません。その分は週末に一気に頑張るといった感じです。
 ただ、8週間の専業主夫を経験して、「当たり前のことを、毎日当たり前に続ける大変さ」を感じることができたので、これからも、今までに増して、家事に育児に協力していきたいと考えています。
 専業主婦を妻に持つ私のような普通のサラリーマンが、育児休業をとるには、まずは職場の理解があることが第一条件です。育児休業をとることについては、私自身もいろいろな部分で悩んだことも事実ですが、最終的には、「一生に一度しかない、子どもたちと過ごせる時間」を選びました。私の申し出を快諾し、支えててくれた職場の上司や同僚にはとても感謝しています。

 1人でも多くのお父さんが、私と同じ素晴らしい素敵な体験ができるような世の中になることを願っています。


《資料》
 ※育児休業中の出来事などを綴っているブログです。
  【望子成龍】-おやばかパパの育児日記-
http://plaza.rakuten.co.jp/xiaolong/









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