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amixu

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思い出す・・・

午前中から、トイレに行くたびにチョロチョロと水が出てきてたのに、
破水しかけてる事に気付かず、
「やだぁー、これが軽い尿もれってヤツ？！」

でも、予定日は１７日だし、そういえばちょっと出血してたような・・・。

ダーリンは仕事。
一緒にいるのは言葉が通じないダーリンの両親。
私に親がいないので、産後のお手伝いにわざわざ上海から来てもらったのだが、

紙に「水　出　小人　出」と書いて、ジェスチャーで
お腹をさすりながら、股の下で手をパーに。（久本雅美みたいだったかも）

当然、時期が時期だけに、意味不明の漢字と下品なジェスチャーでも理解が出来たらしく、ご両親は、あーだこーだ（中国語）言いながら、
コートを掴み、入院グッズを詰めたバッグを持ち玄関へ。

お、おぉーい！待ってくれぃ！ってな感じで、あわてて家を後にし、
病院で向かうタクシーの中でダーリンに電話。
でもまだ陣痛が来てないから、診察次第で家に返されるかも。

そう伝えたのだが、ダーリンは焦って会社を出てきたらしい。
1時間後には、病院に到着。
破水の為に入院になったとメールを打つ間もなく・・・。

お昼を食べてなかったので、ダーリンの親がおにぎりやから揚げ、サンドイッチ、牛乳、お茶、お菓子などを買ってきてくれた。

陣痛室は旦那以外は入れないとのことで、家で待っててもらうことになった。

私が陣痛室に入った時は３人。
すでに陣痛がきてる人がいて、痛そうな声が響いてる中で
まったく陣痛が来ない私は、おにぎりを食べながら雑誌を読みふけっていた。
あと数時間後に始まる悪夢のような時間が訪れるとは、この時は微塵も思わずに。

たった１年前のことなのに、とても嬉しい懐かしい気持ち。

バレンタインだったから、ダーリンが会社の人からもらったチョコを食べながら、この日に生まれたらどうしよう！なんて心配してたっけ。

入院してから１７時間後。
陣痛が始まってから１１時間３０分。
この時間で、私の心はしっかりとママになったのだ。

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