零れ種

零れ種

新たな道


確かに
僕らの胸の中に

誰もが永遠だと
信じてた

笑い合い
支え合って
これからもずっと
あるものだと信じてた

でもいつからか
変わっていったね

意味は確かにあったのに

少しずつ
薄れていった日々

その時僕らは
別々の道を歩き始めていた

新しい意味を見つける旅に

あのときの意味を
僕らは一人ずつ
噛み締めながら

ゆっくりと歩き出す

変わらない足取りで―――


2006.11.30


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