Yabu's Essence

Yabu's Essence

2006年08月31日
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カテゴリ: 薬膳の普及活動
P1010001.JPG

先日、「柴田書店イータリンク」が主催する「秋の薬膳メニュー開発講座」で調理の講師を担当させて頂きました。

普段は「生薬を使わない薬膳」の普及に努めているのですが、このセミナーはプロの料理人や薬剤師の方々が参加されるので、生薬を使った本格的な「薬膳」を作ることにいたしました。


秋なのでテーマは
「清熱」「滋陰」「潤肺」「潤燥」「益胃」「生津」

料理はこの4品を作りました。

1・五汁飲(薬膳ジュース)
(梨、麦門冬、蓮根、黒クワイ、パパイヤ、蜂蜜)

黒クワイを説明するYABU
P1010006.JPG
五汁飲を作るYABU
五汁飲2.JPG
このジュースは中国で有名な「五汁飲」という薬膳ジュースを飲みやすくYABU風に改良したジュースです。果実の粒々感を残したジュースで、デザートにも使えます。

2・山薬・杏仁・羅漢果の蒸しスープ
(山薬、杏仁、羅漢果、広東白菜、豚肉すね肉、生姜)

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これは中華街の香港人シェフ達が、よく「まかない」で作っていたスープです。


3・百合根とハシマのミルク炒め
(百合根(乾燥)、ハシマ(乾燥)、卵白、生クリーム、松の実、レタス、香菜)

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「ハシマ」とは別名「雪蛤」とも呼ばれる高級中華食材。
その正体は「蛙の輸卵管」つまりカエルの内臓の一部です!!!
中華街のマダム達が「これを食べると明日の朝はお肌がプルプルよ!」と言ってスープやデザートにしてよく食べていました。今回は卵白、百合根、生クリーム、松の実といった「潤肺」「潤燥」の効能を持つ食材と一緒に合わせました。

4・沙参とカボチャとクワイの獅子頭
(沙参、カボチャ、豚バラ肉、黒クワイ、葱、生姜、白菜)


獅子頭を作るYABU
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沙参とカボチャとクワイの獅子頭
肉団子.JPG
沙参をかじったときに「これはカボチャに合う」とビビッときたのでカボチャと豚肉で「獅子頭」というやわらかくて大きな肉団子にしました。カボチャと合わすと沙参が入っているなんて全然感じないほど自然な美味しさになります。

今回の料理に使った食材は肺を潤す効能を持つものが多いです。
ということは・・・「肺⇒⇒経絡⇒⇒肌」ということで
肌を潤す効能も期待できます!!!

この薬膳メニュー開発講座には一般の方も参加できます。(レベルはかなり高目ですが)
今回、九州から参加の方もおられました。



お問い合わせは柴田書店イータリンク(株)に直接お電話ください。
tel:03-5684-5821





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最終更新日  2006年09月01日 01時29分46秒
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