偐万葉田舎家持歌集

　今日は七夕ですな。今宵は天上では年に一度の逢瀬とて恋人のもとへ迎え船を出すのでもあるか。

牽牛 ( ひこぼし ) の　 嬬 ( つま ) 迎へ船　漕ぎ 出 ( づ ) らし
      　　　　天の 川原 ( かはら ) に　霧の立てるは （山上憶良　巻8ｰ1527）

　その他の七夕の万葉歌は 七夕 七夕（続） （2008年7月7日）を参照下さい。

　さて、妻迎え船を出す必要もない、けん家持にてあれば、本日も囲碁をせむとて、自転車で梅田スカイビルまで。
　本日の参加者はT氏、F氏、Ao氏、Ar氏と小生の5名。戦績はF氏に1勝、Ar氏に1敗にて、可も不可もなし。
　例によって、自宅から梅田までの往復は銀輪散歩にてもあれば、道すがらの風景など2，3ご紹介して、本日の記事といたします。

＜往路＞
　大川端を走っていると、「淀川三十石船舟唄」の碑がありました。歌詞にある「鍵屋浦」というのは、枚方宿の「鍵屋」のことであろう。友人オガクニマン氏と昨年５月に訪ねた「鍵屋資料館」のことが思い出されました。
　　＜参考＞　 枚方散歩 　（2009年5月19日）

（大川端の遊歩道）

（淀川三十石船舟唄の碑）

　大川端ではクマゼミが鳴いていました。昨日は花園中央公園でニイニイゼミの鳴き声を今年初めて耳にしましたが、クマゼミはこれが今年最初。蝉が鳴くと梅雨明けというのが、ヤカモチ流梅雨明け判断なのだが、天気予報では11日からまた雨マークになっている。さて、蝉が勝つか、気象予報士が勝つか（笑）？

＜到着＞
　随分早くに到着したので、梅田スカイビルの地下の「滝見小路」で昼食。それでも未だ時間があったので、1階の喫茶店へ。そこで、元勤務先会社の情報システム部長のA君、K君と遭遇。やあやあ、と同席させて戴き、コーヒーしながら、談笑。

（梅田スカイビル。中庭から空中庭園を見上げる。）

（七夕飾り）

（梅田スカイビル地下「滝見小路」の七夕飾り）

＜復路＞
　滝見小路では今夕、「笹舟燈籠」という催しが午後6時半から9時にかけて行われるようでありましたが、笹舟にロウソクを立てて池に浮かべ、流すという、この企画も、けん家持の柄ではないので、パス。囲碁終了後直ちに帰途につく。帰途は大阪天満宮にちょっと立ち寄り、造幣局前で大川を渡り、JR京橋経由、中央大通りを東へ。

（大阪天満宮。ここにも「茅の輪」が・・。）

（造幣局）