偐万葉シリーズ第86弾、偐万葉・雑詠篇(その2)をお届け致します。
少し古いものになりますが、年も改まりますので、この辺でアップして置くことと致しました。
<参考:過去の偐万葉・雑詠篇は コチラ
からどうぞ。>
偐家持が大和の国のまほろばの麻呂に贈りて詠める歌3首
併せ俳句1句
ソプラノの 声はり上げる 春の
鵙
バンクーバーの 空に届けと (金銀銅家持)
山目覚め 橡 の 大木 切り倒す 春興醒めの 里山の道
春待ちて 切られたりける 橡 かな (筆蕪蕉)
茶 椿 の 花はこぶりに 春たけて ひとりわびすけ 釜など磨け
(注)1.大和のまほろば氏のブログは コチラ
から。
但し、現在は休止中です。
2.上の写真は大和はまほろば氏のブログから
の転載です。
3.過去の偐万葉・まほろば篇は コチラ
から。
偐家持がピカ氏に贈りて作れる歌12首
水仙の 咲きて揺れける 丘の 上 に 白き家あり 春日 は照れり

白壁に 光れる春の 音 聞かむ 通ひ慣れにし 道にはあれど
槻の木の ほつ枝の風の 音聞くや 工場 の屋根の 上なる坊主
それぞれに それぞれありて 我なるも
他を押しのけず 和してそれぞれ
君が
家
を 見つつも行かむ 春雨の
過ぎにしあとの 光るこの道
ほつ枝には 空も青みか 霞立つ 目久尻川の 浅き春ゆく
ミモザ咲く 青き窓辺の カーテンに
日は差して居り 午後の静寂
土踏みて そぞろゆきたし 白壁の 家も 標 の 春日 の道は
この道の 先やいかにと 思ほえば 知らじや我も 絵の中の人
をちこちの 妹が見し街 横浜を 廻りて春の この日過ぐさむ
青き海 赤き車の ひとつあり 白き江の島 真夏日の色
水色は 春の色にも あるやらん 窓辺に咲ける 花の色なり
(注)1.ピカ氏の ブログ はこちらから。 2.上記絵画はピカ氏のブログからの転載です。
偐家持がカンジ氏に贈りて作れる歌9首
背子追ひて 我もゆきたし 見が欲しと
背子見し街を 見しがままにと
元町の 丘の苑辺の 木間 の道 白く照りたり ゆくひとひとり
夏よけれ 白き 水際 の 街なりて コットンハーバー 都びにけり

小止みなく 雨は降りたり 瑞穂橋 ゆく人なけれ 雨は降りたり
高々の 青きクレーン 音止みて 舟もや眠る トタン屋根の小屋
木
の下の 道吹く風は 寒けれど 遠き山の
端
霞ぞ立ちぬ
大崎の 果てなる崖に とどろ寄す 波は砕けて 光りて散りぬ
波乗りの 青き軌跡の いちしるく をのこや二人 波の間を行く
あめりかの 山にしあれり 横浜の 秋たけ 軽 き 日の照るもよし
(注)1.カンジ氏のブログは コチラ から。 2.上記の絵画はカンジ氏のブログからの転載です。
偐家持が 半兵衛
に贈りて詠める歌4首
賞味期限 過ぎて酸っぱく なりぬれど
なほし居座る 人ぞうたてし (ヨーグルト仙人)
天上の 花にしあれど
畔
にては
モグラ
避
けなる マンチューシャカは (
土竜皇子
)

コスモスの 咲く日曜の 朝なるに
どでかい顔の アマリリス来た (困惑半兵衛)
ゴンボなら
食
へもすなるが
妄人
ゴンボウ食へと まつりごとなしそ (権兵衛)
(注)1.過去の偐万葉・半兵衛篇は コチラ
から。
2.上記写真は半兵衛氏のブログに掲載されていたもの
の転載ですが、半兵衛氏のブログは閉鎖され現在は
閲覧できません。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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