第117回智麻呂絵画展
本日は智麻呂絵画展であります。智麻呂絵画ファンの皆さま、どうぞごゆるりとご鑑賞下さいませ。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
先ず、桜の絵からどうぞ。
徒然草の吉田兼好さんには受けがよろしくない八重桜ですが、ソメイヨシノの散りぬる後は八重桜です。
大阪造幣局の桜の通り抜けの一般公開も始まりましたが、造幣局の桜は八重桜が多かったように記憶しています。もう随分の昔に行ったきりなので、記憶も曖昧ですが。
里桜とか牡丹桜とか、ぼってりとした花の様は小生も好みではなく、桜は山桜など一重がいいと思うのではありますが、昨年、奈良の多神社で見た「奈良八重桜」は小振りな花でなかなかに趣のある見事な咲きっぷりでありました。これなら八重桜もいいのでは、と思ったことなども思い出します。
<参考> 田原本から桜井・忍坂へ銀輪散歩(その1)
2012.4.29.
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな
(伊勢大輔 詞花集27 小倉百人一首61)
こちらはソメイヨシノ。大阪ではもう散ってしまった桜ですが、智麻呂さんが呼び戻して下さいました。
藤原朝臣広嗣、桜の花を
娘子
この花の
一瓣
のうちに
百種
の
言
ぞ
隠
れる おほろかにすな
(万葉集巻8-1456)
娘子の 和
ふる歌1首
この花の
一瓣
のうちは
百種
の
言
持ちかねて 折らえけらずや
(同巻8-1457)
花より団子であります。いや、酒でありますかな。
残念ながら、偐家持美術館では、お酒のお持込みは禁止させて戴いて居ります(笑)。
さて、春の花は桜だけではありませぬ。
上のランは、智麻呂さんが通って居られるデイサービスの方々から画材にと頂戴したものらしいです。上の桜もそうです。
そして、下のアブチロンは、凡鬼さんがお持ち下さったもの。皆さんが智麻呂さんの絵を愛し、応援して下さっているのは誠に有難い限りであります。
上のアルストロメリアと下のニゲラは小万知さんがお持ち下さったものかと思います。
アブチロン、アルストロメリア、ニゲラ・・万葉調の歌にするのは至難のワザにて、偐家持もアキラメチロン、オテアゲストロメリアで、ニゲルずら。
紫の ニゲラの花の 憎くあらば ひとつ位は 歌詠まめやも
(枚岡王)
ご存じ、大海人皇子が額田王に返した歌「紫のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも」をもじりましたが、枚岡王は?という方も多いでしょうね。近鉄奈良線の額田駅の一つ手前が枚岡駅で、額田には一歩及ばず、という意味を込めてみましたが、それで?と言われると「・・・・」の他ありませぬ(笑)。「逃げる」だけです。
これは、花園中央公園で智麻呂・恒郎女ご夫妻と偐家持3人でお花見をした際に拾ったものです。大きいのがアメリカフウ(別名、モミジバフウ)の実。小さい方がメタセコイアの実です。こうして絵になるとなかなかに面白い。
このタケノコは、智麻呂さんのご友人の寺◎さんが、掘り出して画材にとお持ち下さったもの。地下を這う竹の根(地下茎)が付いた状態で切り出して下さったもので、とても珍しいものですが、画材としても面白かろうという、寺◎さんのお心のこもった素晴らしい贈り物であります。
では、デザートに果物でも召し上がられませ。本日もご覧下さり有難うございました。
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