本日は、シリーズ第181弾、偐万葉・雑詠篇(その5)です。
◎テラケン氏 (同氏のブログは コチラ
から)
テラケン氏とは、ひょんなことで昨年5月からブログの交流が始まりました。最近はご無沙汰ですが、伊丹市ご在住なのと作家宮本輝のファンでもいらっしゃることから、偐万葉では、猪名野輝麻呂とお呼びすることとしました。
偐家持が猪名野輝麻呂に贈りて詠める歌6首
梅雨の間の 猪名野を来れば 青屋根に
白き蝶飛ぶ 花にしあれり
(注)ガウラのうち白い花のものを「白蝶草」と呼ぶ。
青屋根=輝麻呂氏が経営される喫茶店の名が「青い屋根」である。

(本歌)しなが鳥 猪名野を来れば 有馬山 夕霧立ちぬ 宿
はなくて
(万葉集 巻7-1140)
あぢさゐの 八重にし咲きて 笑みぬれば
いなとは言はじ 猪名の輝麻呂 (猪名野郎女)
あぢさゐも 八重にしあれば 今日此処ぞ
八人掛けの 席に咲くらし (猪名野八麻呂)
(本歌)あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを
いませ我が背子 見つつしのはむ
(橘諸兄 万葉集巻20-4448)
つとめなば 潮干に見えぬ 沖の石も
推して知らるる ものとなるなれ
(後白河院狸)
(本歌)わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の
人こそ知らね かわくまもなし
(二条院讃岐 千載集759 小倉百人一首92)
六甲 の山に たなびく雲の 色と咲き 妹や待つらむ 擬宝珠 の花
過ぎぬれば 星に願ひの 短冊も ゴミとはなりぬ 七夕飾
◎らふたまん氏 (同氏のブログは コチラ
から)
らふたまん氏とは昨年11月からのブログ交流です。偐万葉では「らふ麻呂」とお呼びします。
偐家持がらふ麻呂に贈りて詠める歌10首
鎌倉ゆ 来たりし人の うれしみと もみぢ照るらし 今日の秋山
屈辱の 日とやなしたる 沖縄の 心よそにし 祝 はうべしや

虫喰へも 無視ならぬ危機 地に満てと
云ひし神にも 問ひ
質
すべし (へそ曲がり虫)
アリクイも 泡喰ふならむ 人どもの
よりてたかりて 蟻喰ふならば (蟻原業平)
来し人を みな 寿 がむ 伊勢志摩の われカンパチの 尊 なりける
虫喰いは 虫が喰ふなり 虫喰ふは
アリクイならねば ありがたきかな (偐高橋虫麻呂)
豹柄は なにはをみなの しるしなり
などなめくぢの これを真似たる (在来種)
豹柄は われが先なり なめくぢを
真似すはなには をみななりけり (外来種)
難波女
は 昔豹柄 今よりは
蛞蝓
柄と 人呼ぶらむか
(難波郎女)
野辺山の 駅入場券 われ買はむ 日本一高い 駅入場券
◎セメントマン氏 (同氏のブログは コチラ
から)
セメントマン氏とは今年の3月からの交流です。セメ麻呂と呼ばせて頂きます。
偐家持がセメ麻呂に贈りて詠める歌2首
我が辞書に ヘディングはなし 噛みつきて
ゴールに運ぶを などて叱るや (ドン麻呂)

我が叔父が 見し鞆の浦の むろの木の
変らずあれど 見し人ぞなき
(本歌)我妹子が 見し鞆の浦の むろの木は
常世にあれど 見し人ぞなき
(大伴旅人 万葉集巻3-446)
◎
IT-PLUS氏 (同氏のブログは コチラ
から)
IT-PLUS氏
も今年3月からの交流。逸麻呂と呼ばせて頂くこととします。
偐家持が逸麻呂に贈りて詠める歌2首
三日ほど 考えつめて 分からぬは
さはらず放置 するもよかりき (明後日麻呂)
わが道は ここにしあれり ひとはひと
われはわれにし この道行かむ
◎腰痛ギャンブラー氏 (同氏のブログは コチラ
から)
この方は雑詠篇(その3)でご登場いただいているので、今回2度目のご登場となります。
偐家持が腰痛ギャンブラー氏に贈りて詠める歌2首
かにかくに かにをやかみに 折らましを
すべも知らなく いかにか折らむ (蟹家持)

クラゲらも 今は春べと ゆらゆれて
色とりどりに 折られけらしも (偐海月持)
(注)折られけらしも=「折られけらしも」と「居られけらしも」とを掛け
ている。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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