本日は、シリーズ第188弾、偐万葉・英坊篇(その25)です。
では、英坊3氏と偐家持との「掛け合い漫才」的相聞をお楽しみ下さいませ。まあ、お暇なお方は(笑)。
<参考>過去の偐万葉・英坊篇は
コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌17首 並びに英麻呂が贈り来れる歌9首
英麻呂が贈り来れる歌1首
に偐家持が返せる歌1首
我が詠みの 歌は意の実の 深さなし
戯
れの歌にて 身も
縮
りし (英麻呂)
絵も歌も 虚にしぞあれば
実
問はじ
戯
れの秋の
実
虚にて
実
なれ
なにごとも おのづからなる くぎりあり
みだりになすは みちにもたがふ (宇奈月麻呂)
(注)権利濫用についての大審院判例となった宇奈月温泉事件を
踏まえての歌
(宇奈月温泉行き電車)
来し道も よしと見つつや 我が背子は 黒部の川を 今渡るらむ
(黒部川)
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が返せる歌1首
水面に 相手探して 立つ鷺は 辺り見渡す lonely bird (英麻呂)
白露の
消
ぬべき恋の 鳥なれど 今は花より 小魚ならむ
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句
鷺を見て 詐欺を反省 四詐欺師 (英麻呂)
いまだ足らぬは アカサギならむ (偐家持)
英麻呂が作れる上3句 に偐家持が下2句を付けたる歌1首
柘榴の実 気儘に
生
るも 実(巳)の勝手 (英麻呂)
うま(午)けりゃうめえと ひつじ(未)も鳴くや (偐家持)
(注)うまけりゃ=「美味けりゃ」と「馬蹴りゃ」を掛けている。
英麻呂が贈り来れる歌2首
に偐家持が追和せる歌2首
今の代は 寝屋で安眠 まゝならず
通
の騒音 耳に障りて(英麻呂)
いにしへの 人もしかなり のみしらみ
馬のしとする 枕もとなり (偐芭蕉)
家持が
愛
でし流れの 射水川 無粋な
障
に 民は怒りて (英爺)
守山ゆ 眺めはるけし 射水川 遮り立つや
鈍
のアンテナ
英麻呂が贈り来れる歌2首
並びに偐家持が返せる歌2首
紅のいろ ざくろと競う 相思花 実の一つだに なきぞかなしき
(道潅伝説パロディの歌)
うつし世は ひと夜の夢よ 咲きて散る 花またよけれ 実ならずとも
ブログより 起こす力絵の 繊細に
感服しきり ビックジョンの絵 (英麻呂)
どの絵にも つばらに見れば 智麻呂が 芯も折れよと こめたる力
林檎にて 始めし旅も 観音に あらねお切り込み にて終るかな
(注)お切り込み=おっきりこみ。煮込み麺料理の一種で、群馬県や秩
父地方の郷土料理。
にて終る=「煮て終る」と掛けている。
(おっきりこみ定食)
柿盗るは 猿にあるらし 足つきて
これぞ
猿足
動かぬ証拠 (偐猿丸)
(注) 猿足=遠足と掛けている。
冤罪
と 言ふことなかれ
猿罪
は
明々白々
猿島
に処せ (猿ガ島刑法)
(注) 猿罪=冤罪と掛けている
猿島=遠島と猿ヶ島とを掛けている。
(猿の足跡)
城山ゆ 見ればはるけし 射水川
えっちらペダル 漕ぎつつぞ
来
し
(本歌) 朝床
に 聞けば 遥
けし 射水川
朝漕ぎしつつ 唱
ふ船人
(大伴家持 万葉集巻19-4150)
万葉の 里の泣くやと アンテナの 不粋 払へる 心根よしも
(守山城跡より眺める小矢部川)
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が追和せる歌2首
里山の 花のにぎわい 秋の景
こころ癒さる 蔦の茶店も (英麻呂)
奥山は 道たづたづし 梅田より
徒歩10分の 里山ぞよし (里山頭火)
埋め田なる 梅田いにしへ かくしかと
今のうつつに かけて偲はめ ( 梅田肥人
)
英麻呂が贈り来れる歌2首 並びに偐家持が返せる歌2首
ハロウインの ミニのカボチャは 歯をたてる
ことも出来ない
ドラキュラ
哀れ (英麻呂)
降りしなか 荊波の歌 諳んじる
だが春雨で なくて可笑しき (英麻呂)
ドラキュラは 血を吸ふものぞ ハロウィンの
カボチャ齧るは ダレキュラなるや
雨 つつみ せじ英麻呂の いそいそと いづく行くらむ 荊波 の里
(注)雨つつみ=雨が障りになること。男性が女性のもとに行けぬことの 口実に使う。
(本歌) 荊波 の 里に宿借り 春雨に 隠 り 障 むと 妹に告げつや (大伴家持 万葉集巻18-4138)
<脚注>掲載の写真は英坊3氏のブログからの転載です。
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偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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