偐万葉・ひろみ篇(その 18 )
偐家持がひろみの郎女に贈りて詠める歌 20 首併せ俳句 1 句
唐楓
実は熟したり 風よ吹け 翼広げて 舞ひあがらなむ (楓家持)

(20231124トウカエデの翼果byヤカモチ)
ならぬこと ならぬといへど 会津柿
さはにぞなれば みのほどしらず (偐柿持)

(20231128みしらず柿)
生駒山 黄金 の色に 輝くを いつ見きとてか 恋しかるらむ (偐原兼輔)
(本歌)みかの原 わきてながるる いづみ川 いつみきとてか こひしかるらむ
(藤原兼輔 新古今集 996 小倉百人一首 27 )
(注)契沖「されば此歌もよみ人しらずなるを、新古今に誤りて兼輔の歌とて入れられたるを」(改観抄)
たのしきは 若草のどち あひつどひ
のみくひしつつ かたりあふとき (若草家持)
珠洲の海に 地震のありて わが屋戸の
カーテン少し 揺れし元日 (偐家持)
(本歌)珠洲の海に 朝開きして 漕ぎ来れば
長浜の浦に 月照りにけり (大伴家持 万葉集巻 17-4029
)
あれやこれ 語れば長き ことなれば 言はぬが花の 桜花かも (偐桜餅)
ときじくの 花と見まがふ
楝
の実 遠目に見つつ 山の辺をゆく (楝家持)

(20240208センダンの木byヤカモチ)
世の中の 人が呼ぶ名は いかなるも われは関せず わが道を行く (藪虱)

(20240601ヤブジラミbyヤカモチ)
師も走る 頃にしあれば らしからぬ 料理写真も 出 で来るならし (走家持)
椀あけて
食
ひしやそれとも わかぬまに
忘れ 始
めにし 食
ひしものそれ (椀式部)
(本歌)めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに
雲がくれにし 夜半
の月かな
(紫式部 新古今集1497
小倉百人一首 57
)
(注)新古今集では「夜はの月かげ」。
新月の 部屋にたばしる 駄洒落かな (若女将)
(元句)石山の石にたばしるあられ哉 (松尾芭蕉)
蝋梅の かほりほのかに 部屋に満ち
過ぎにし日々の 面影の立つ (偐家持)

(
20250114
ロウバイが里帰りしました)
千万 の 峰はいづくと 見えねども 北へ南へ 東へ西へ ( 四方 家持)
通院の できる元気の またもあれな 病 をかこつ この身なりせば (病家持)
偐偐 の 二人 銀輪 散歩行く 日のまたあれな 励めリハビリ (リハ家持)
家餅 も 食ってみるかと 家持も 思へど富山は 道のた遠み (餅家持)
みそ汁に カップヌードル ポテサラと
パンにオカラの 炊いたん食べよ (買出し家持)
よくなると 目にもさやかに 見えつるか
うれしきことと 思ひもぞする (癌家持)
(本歌)秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
(藤原敏行 古今集巻 4-169
)
(
20250922
恩智川沿いbyヤカモチ)
MRI 肝心 要 の 場所 外 し 再 の検査は つらくもあるかな (再検査の郎女)
このたびは 妹ら思ひて 高井田へ 元気見せむと 遠出なりけり (遠家持)

(20250923JRおおさか東線・高井田中央駅改札口byヤカモチ)
無理といふも 無理矢理やれば それなりに
やれるといふも 道理なりけり (無理家持)

(20250926阪急東通商店街byヤカモチ)
ヤカモチも 年の明けには 幾許
か
元気になりて 歌留多などせむ (来春家持)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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