ほっっ
やっと最終回までこぎつけた。



キャンプ４日目の最終日は

事前に　私が何回も何回も「フェリー予約してよ」って言ったのに
くまおが「大丈夫ですよ。小さい島ですから」なんて
予約をしないでいたら

やっぱりフェリーは予約満杯で
朝６時か夜８時のフェリーしか空きがなかったのさ。
ぶ～



なので、朝５時に起きて
使ったところの掃除をしたり、
出発に向けて外で色々頑張りました！


そしたら　なんかね
銃声？よりも　もちょっとソフトな
くまおのお尻を素手で叩くより　もう少しダイナミックな

パシ～ン　パシ～ンって音がしていたのだよ。

でも、音なんて確かめようがないじゃない？

くまおと「何の音だろうね～」なんて言いつつも
作業していたわけ。





そうそう、食べたカキの殻は海に捨てるようにって
キャンプ場のおじさんに言われていたからね。
貝殻をビーチに捨てて
あとは出発だ！




貝殻を持ってビーチの岩場に捨てて、
「海、ばいば～い」って最後の見納めをすると・・・

バシ～ン　バシ～ンって
ビーチ前方５メートルが波打っている・・・

波の音だったのか～！


ん？でも　この波・・・
海の波じゃなくて、誰かが波を作っている・・・

じ～っと見ていると
ぷしゅ～って霧みたいのが噴き出したよ・・・？








！！！シャチだ～！！！






絵葉書のように
顔を水面から垂直に「こんにちは」って出したりはしてくれないし
ジャンプもしてくれないから

絶対シャチです！とは言い切れないのが悔しいところだけど

しっぽだかヒレだか黒いツヤっとしたもので
水面をたたいたり
ツヤツヤのところのくぼみからプシュって霧を出したりしたもん！

しばし　くまお無言でみつめていたよ。

絶対シャチだったと思う！




そう、私達はフェリーの時間が迫っているんだった！


泣く泣く引き返すと
バシ～ン　バシ～ンが止まる。

彼らはちゃんと人間の足音を聞いているんだね。

少し離れて振り返ってしばらくすると
また　バシ～ン　バシ～ンってしていたよ。





もっとじっくり見たかったけど
６時のフェリーに乗るんじゃなければ
こんな時間に起きることもなかったもんね。

ラッキーだったよ、本当。





さてさて、無事フェリーにも間に合って
乗り込む前に少し時間があったから
待合所で歯磨きしたりしてたの。



お菓子の販売機


こんなの見たら買いたくなっちゃうよねぇ


お金を入れて、チップスのナンバーを押す。

・・・

出てこないよ～！



くまおがガンガン叩いてたら・・・


３つ出てきちゃった・・・
カナダって・・・





やきんこは帰りもフェリーでぐぅぐぅ寝られて
無事に　くまお実家に到着！



離れ小島サバイバルキャンプ、これにて終了です。



家に帰ってさっそくテレビに見入る　やきさん
あなたって本当に順応性に優れたニャンコですわね。








＊　☆　＊　☆　＊　☆　＊　☆　＊　☆　＊　☆　＊





金曜日に日本の友達から小包が届いたよ。

その子は最近結婚して
苗字が　漢字一文字になったんだけど

えぇ・・・ワタクシ、その漢字が読めなかったのです。

「なんて読むんだろう」なんて眺めていると
くまおが　「あ、私はわかりますよ。　ええっと・・・」
・・・しばし考える・・・


「ム　サ　シ　マ　ル　です！」（自信満々）


くま子　「　・　・　・　」
冗談にしてもつまんなすぎるぜ・・・
無視していると


1分後

くまお　「あ！　まちがえました！！
ア　ケ　ボ　ノ　です！！
くま子ちゃん、アケボノが漢字１コですよね？」



はぁぁぁ・・・相撲ねぇ・・・

・・・確かに曙は漢字一文字だね・・・
でも　曙って苗字じゃぁないよねぇ・・・

しかも、最初にムサシマルって言ったよ？


漢字一文字でムサシマル・・・
無理があるよねぇ・・・



もし子供なら・・・
こういう時って
怒ってもいいのかなぁ・・・

それとも
やさしく誉めてあげたほうが伸びるのかなぁ・・・
でも調子に乗りそうだし。



目の前にいるのは　３９歳のじいさんなのに
お母さんのような気分になった　くま子なのでした。