やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2014/05/03
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カテゴリ: 山スキー
920さんの『会心の山』を読むと、心躍るルートがある。「剱沢から片貝東又谷」がそれ。剱沢から一日で魚津までスキーで抜けるというもの。近年G会では山スキーの機運が高まっているので、この計画を考えたS竹会長にやまやろうが乗ったのだ。一応CLはやまやろうということになる。山スキーとテレマークスキーのコンビだ。

前日は、下山予定地の片貝川にやまやろうの車をデポする。成谷堰堤の下まで入った。荷物重量は水なしで16kg(昨年と同じ)。会館に前泊。

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5:10 会館出発。スッキリと晴れた朝。会長の車で立山駅を目指すが、ケーブルカーは混雑が予想されることから、あるぺん村8:30発の直行バスに乗ることにした(片道3600円、手荷物料金なし)。ケーブルカーからバスへの乗り継ぎがないので、直行バスの方が楽なのだ。ケーブルカー始発に乗るため早めに出発したものだから、アルペン村では駐車場で2時間以上待つことになった。直行バスは当日予約もできるが予約が無難。我々は補助席に滑り込んだ。

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10:00 室堂着。風は冷たい。ターミナルからスキー板を小脇に抱えて歩き、室堂山荘の裏より称名川へ滑り込む。見れば雷鳥沢は数珠つなぎの人。一の越もしかり。雄山、大汝山、富士の折立の稜線はガスの中。

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10:34 スタート。緩んだ斜面は豪快にテレマークターンが極まる。

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10:43 雷鳥沢キャンプ場の横。風がないと暑い。シールとスキーアイゼンを付けて雷鳥沢を登る。

12:00 登高途中。ペースが上がらない。ガスの中に入る。足跡多数だが旗竿が頼りだ。

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12:49 剱御前小舎。強風と濃霧、寒い。視界はない。細かい雨が降り装備を濡らす。

13:18 剱沢にドロップイン。ホワイトアウトの中、ボーゲンで速度を落としながら慎重に下る。旗竿が頼りだ。



13:55 テント内へ入る。テントに入っても落ち着かない。雨が激しくテントを叩き、風がテントの底を浮き上がらせる。エスケープルートは多いのでのんびり天候の回復を待つ。

予想外の悪天である。今日の行動予定では剱沢を下り、池の平小屋まで行こうとしていたのだ。明日以降の行動に支障が出るだろう。服や装備は湿気を帯びて、このままでは冷たくて安眠できないであろう。

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芋焼酎とウィスキーで時間を潰す。つまみはイカ、小魚、サラダ豆、渦巻きカマボコ。夕食は麻婆なす丼。フリーズドライの具材を先に戻してお碗に入れたからご飯が上に来てしまった。混ぜれば関係ないか。食後にスープ。食料は多めに持ってきているので、沈殿しても不安はない。

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夕方になってようやくキャンプ場の全貌が分かった。結構テントが張られていた。

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食後も強風は止まない。暴力的にテントを叩く。夕景の剱岳は見えた。

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就寝前に入念なペグ打ちを施す会長。

19:00 就寝。





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Last updated  2014/05/05 08:23:09 PM


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