やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2014/10/12
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テーマ: 沢登り(77)
カテゴリ: 沢登り
日中は子守を仰せつかっていたやまやろうです。むすこの自転車ポタリングに付き添って、むすめは補助輪自転車、次男坊は三輪車。みんな速度が違うから交通整理が大変です。

嫁が帰宅したら、15時集合の会館に向けて準備開始。もっと早めにやっておけばよかった。出がけにバタバタすると大抵忘れ物をする。今回はアタックザックであります。

夕方に林道を歩いてテント泊にしておけば、翌朝最低限の荷物で入渓できる。調査現場までは日帰りで行けると踏んでいるのだ。山ちゃんは会館でお待ちかね。わたわたとパッキングして、原信で食料と酒を買う。焼き網や鍋を持ち物リストに入れていたが、お湯を沸かすくらいになってしまいそうだ。

片貝川を詰め、南又谷にクルマを走らせる。やや荒れた道だが南又谷の発電所までランクスは入った。ここでリアゲートを開ける。あれ、カメラがない、ヘルメットやその他重要アイテムまで! こまごましたものを詰めた段ボール箱を積載し忘れていたのだ。カメラを忘れたとあっては、調査遡行の実施の意味がない。会館まで引き返すしかない。

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17:36 無駄な往復をしてから、クルマデポ地を出発。本当なら日暮れ前に歩くつもりだった。だんだんと暗くなり、ヘッ電の出番となる。出発してすぐ、何と軽自動車が駐車している! 引き返す時すれ違った車である。何の目的か検討がつかない。

心細いので笛を盛大に鳴らし、クマ鈴をりんりん奏でながら歩く。しばらくして車の持ち主が下りてきた。男性二名と黒い犬。蛇石を見にきたというではないか。思いっきり間違えてますよ。かくして二人きりになった林道歩き。要所要所で笛を吹いて、ヤツを警戒する。

林道は廃道状態になって草で覆われてくる。ヘッ電の灯りは目の前しか照らさないから歩きにくい。おまけに変な汗がどばどば出てきて疲労度は高い。

18:36 鬼場倉谷出合いの堰堤に着いた。予定通り一時間だ。頼りにしていた水流が全くないではないか。ここから南又谷の流れまでは少し距離があるのだ。水汲みは諦めた。

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林道の平坦地にテントを設営して、外で夕飯だ。大窓まで担ぎ上げたという赤ワインを山ちゃんからもらう。これが水代わりである。カツ丼で鋭気を養う。

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空には薄い雲、何とか星が数個見えるくらいだ。ラジオを聴くと天候については何も良いことを言ってくれない。雨がどの段階で降り出すかがカギなのだ。

20:16 就寝。汗で濡れたものは全身交換して、ダウン上下にシュラフカバーで寝る。寒くはなく快適であった。



13日
4:00 起床。昨夜はワインのみの給水だったから、夜中にもよおすことなく快眠できた。水がないのでパンや弁当を食べ、PETお茶を飲む。持参したカップラーメンは持ち帰ろう。

4:55 移動開始。アプローチ用の大型バックパックをデポして、30リッターで行動。ロープと登攀具とグラノーラ。腰にはカメラ。当然ながらヘッ電での行動である。最初の堰堤の先ですぐに右岸に渡った。この方が第二の堰堤越えと、それ以降の遡行が結構スムーズであった。

足元がよく見えないので岩飛びは慎重にしなければならない。水深もよく分からないから基本は岩の上を移動した。沢水は冷たいしね。

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5:20 南又谷と釜谷を分ける1092m末端尾根が夜明け空に浮かび上がってきた。ここで雨がぱらぱらと来る。気分が乗らない。行ったら行ったの降り方であるが、台風も来るし引き返すことにした。

5:48 デポ地に帰着。日の出が11分今日より遅くなるし気温も下がるのだが、行けるかどうか微妙な状況で今日突っ込むよりも、晴天が確約されることに賭け、二週間後に再挑戦することにした。

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5:58 下山開始。もう十分に明るい。昨夕の歩きにくさは何だったのか、すいすい歩ける。当然ヤツを警戒して、笛とクマ鈴は鳴らし続けた。美しく紅葉した木々が、我々の心を癒してくれた。取水口までは林道を維持管理するつもりのようだ。工事の手が加わっている。

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6:45 クルマデポ地に到着。雨がぱらつく。下界はまだ降っていないが、じきに雨に見舞われるであろう。まあ下りてきて正解だと思おう。7:30に会館で解散。





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Last updated  2014/10/13 10:44:39 AM


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