子育て 0
子育て:旅行・お出かけ 0
子育て:育児グッズ 0
子育て:2歳 0
子育て:1歳まで 0
全12件 (12件中 1-12件目)
1
『下流の宴』 林真理子を読みました。今回は、そこそこの家庭の母親が子育て本を読み実践し、いいといわれる私立中学まで入れたのにも関わらず、子供は全く覇気なく育ち中学を退学しフリーターになってしまった家庭の話でした。タイトルが「下流の宴」とは林真理子さんらしい潔いタイトルです。今の母親世代?というか団塊の世代は努力・頑張った先には成功というか努力してもっといい服・いい車・いい家に住もうという気概というものがあったという設定で、母親とその母親(祖母)が描かれています。しかし、一方その息子は努力しなくてもそこそこでよくて、年収300万円でも一生フリーターでもかまわないっていうことを心の底から思っているタイプです。母親からしてみれば、息子の気持ちはさっぱり分からず息子からしてみれば、母親とは分かり合うことはないと思っています。話の中盤から、その息子翔の彼女として、珠緒という女性が登場し彼女は努力の塊のように猛勉強して変わっていきます。そこで翔は変わるのか?と読んでいてどうなるのかと思ったのですが結果変わりませんでした。なんと最後翔は「努力する人は重苦しい。一緒にいるとつらくなる」と言い放ち、自分からその場所に行くことはなく行かなくていい場所で過ごしたいと彼女に別れを告げます。ドラマや映画じゃないから実際変わっていく展開になったら相当分かりやす過ぎる展開ですがこの小説の翔は変わらず、こんな人もいるんだろうなってリアリティは増したのですが、実際こんな子供が実の子だったら本当に親はショックだと思いました。そして、この翔と同時に娘の可奈という女の子が登場していて、自分が努力して上にいくよりいいだんなさんを捕まえて上にいこうという典型的なタイプの女の子です。なまじ、容姿がよく頭が悪くないとこういう発想になってこれで成功すればいいですが、今回物語の中では最後破綻したので、これは怖いな~と思いました。林真理子さんの本は、女性向けでいつもだんなには薦めないのですがこの本はちょっと男性にも読んでみてもらいたいなんて思った面白い本でした。
2010年09月11日
コメント(0)
『いいんだか 悪いんだか』 林真理子を読みました。久しぶりに林真理子さんのエッセイです。収録は、2009年1月から2010年1月7日までに連載していた、週刊文春のエッセイです。少し話題が古いのもありましたが思い出したりしながら楽しめました。林真理子さんは、文筆業の傍ら
2010年07月19日
コメント(2)
『綺麗な生活』 林真理子を読みました。林真理子さんの本は、本当にキャラクターがセレブで、内容がミーハー。そういうのを分かって読むとそれなりに楽しめます。今回は、30歳のお金持ちのお嬢さんが主人公。就職も、お母さんの知り合いの整形外科で受付のような仕事。ルックスも上の下くらいで、今までも修羅場とかそういうのを経験せずにきた女性が恋愛について、ちょっといろいろあるお話でした。不倫の男性とうまくいかなくて作家志望の男性ともちょっとだめ。そこに現れたモデルの年下の男性といい関係になるのですがその男性が事故にあい、ルックスが変わってしまったことで港子のなかで葛藤が生まれるというところがメインでした。港子は、決してルックスだけで選ぶような人間ではない、中身にほれたんだと思おうとしても、生理的に変わってしまった男性のルックスを最後は受け入れることができずに話は終ります。林真理子さんの本を読んでいると、本当にいるんだろうなこんな女性と思って別世界の話でおもしろいのですが、読み終わった瞬間にもう内容を忘れてしまうくらい話の内容が軽いです。女性誌「BOAO」に出ていた連載小説のようなのでなおさら軽いのもわかるという本でした。しかし、この人作家を輩出する賞の選考委員とかもやっているのに、よくこんなに軽い本ばかり出すよな~とやっぱりお金のためかな、その割り切りがすごいと思ってしまいます。
2009年08月13日
コメント(0)
『もっと塩味を!』 林真理子を読みました。この人に、料理や宝塚、モデルや芸能人という華やかな舞台を書かせたら、多分かなり取材?または実体験に基づいているだろうから、おもしろいです。(たまに、ダメなのもあるけど…)今回は、ミシュラン・★とり・マダム・不倫・離婚という話がありつつ、舞台は料理界の話です。主人公は、美佐子という女性で最初は和歌山のいいところの奥さんだったのに、フランス料理と出会ってしまったばかりに東京の有名シェフと不倫・離婚そして、東京でのちょっとつらい日々を経てすごい腕の持つ男性直人と出会い、パリに渡って、マダムになり、とうとう星をとったら…という話でした。以前、辻仁成さんの本でも、いかにパリではシェフにとって星が大事で、命よりも大事なようなことが書いてある本を読んだので、その本を思い出したりしながら読んでいました。友人に、料理人やシェフという職業の人がいないのでこういった特殊な世界も小説で読むとおもしろいです。内容は、難しくないので一日であっという間に読んでしまいました。
2009年04月24日
コメント(0)
『RURIKO』を読みました。浅丘ルリ子さんのことがフィクションを交えながら書かれている作品です。本屋さんで、表紙とタイトルがとてもインパクトあるなと思っていました。最近の林真理子さんの本は自分の体験や知識など、とても近い所での話が多かったような気がして期待半分だったのですがこの本は、浅丘ルリ子さん本人に取材したり一緒に中国に行ったそうで、内容も細かいところまで書いてあり読み応えがあります。舞台は、昭和15年からスタート昭和30~40年代の日活の映画黄金時代テレビが普及し始めた50年代そしてその頃大スターと呼ばれた石原裕次郎、美空ひばり、小林旭など本当にきらめくスターたちが登場しています。今までよく知らなかった映画黄金時代や石原裕次郎さんの奥さんのまき子さんのことや(すごく美人女優の方だったとか)知らなかったこともたくさんあってまた、浅丘ルリ子さんという人がどれだけ昔、美女の代名詞ですごかったかということなど読んでいてとても楽しかったです。時代は変わり、テレビドラマがこれだけあると映画だけのスターというものは日本では、生まれにくくなっていますがこういう時代に生きた人はスケールが違うなと感じました。また、とてもテレビドラマになりそうな本なので、いつかどこかでスペシャルドラマ化されるのではないかと思う内容でした。誰が浅丘ルリコさんになるのか?というのは難しいところですが。
2008年12月07日
コメント(2)
『グラビアの夜』林真理子を読みました。うーーん。イマイチの作品でした。林真理子さんの作品は今の女性最近の女性が主役になっている作品が多くいつも主人公はなかなか普通の女性がつけない職業(大手広告代理店や出版社等)で今回はグラビアアイドルでした。グラビアアイドルだけに焦点を絞ったのではなくそれを撮るカメラマンや雑誌編集者という人(男性)にもスポットが当たっていてそこそこ面白かったですが小説なのに、小説というよりドキュメンタリーのようなお話の面白さが感じられませんでした。本の最後のページを見たら小説すばるで書いていたものを集めた本だったのでまあ納得ですがこの作家さんの本が最近本当につまらなくなったなあというか力作がないと思いました。
2007年09月01日
コメント(2)
『なわとび千夜一夜』林真理子を読みました。林真理子さんの本は、ミーハーな題材が多いとは思うのですが、エッセーではそのセレブな友人との交友や食事の様子が惜しみなく描かれていて読んでいて楽しいです。週刊文春で書かれているエッセーがまとまった本でした。歌舞伎、食事、ワインなど、小金もちの大人の遊びがたくさん描かれていてただただ、こういう世界の人もいるんだなーと別世界のことを楽しく読んでいます。林さんは、流行に敏感なので、この本を読む今時がわかるという違った楽しみもある本でした。
2007年06月23日
コメント(0)
林真理子さんの、本朝金瓶梅を読みました。読み始めてびっくり!!男女の性愛の様子がかなりきわどく描かれている本でした。時は、江戸の話でした。私はよく意味もわからずに読んだので、充分きわどいと思ってしまったのですが、この本は、中国の金瓶梅を元に日本を舞台に移して描いているという話で、その話を知っている方からすればまだまだだということです。アマゾンの書評で読んだのですが、アマゾンのブログの書評決して子供の読める本ではありませんので、大人の方で興味のある方は読んでみてください。
2006年10月04日
コメント(0)
林真理子さんの「秋の森の奇跡」読みました。今回は介護と不倫という相変わらず読んでいてなんだか鬱々とした気持ちになっていくようなテーマでした。最近この人は、文芸作品ではなくテーマは、恋愛、不倫、流行といったものばかり自分の私生活に近い人を取材しているのだろうとは思いますが、テーマに偏りすぎているし、読者はまたかという感じにならないのかと自分は思いました。作品も、不倫をする女性が「だんな以外と恋するのはなんて…」といった内容で、展開読めすぎ、つまらない、内容がないとか思ってしまいました。もうこの人の本当分読むのやめようかな、時間が無駄かなと思ってしまいました。昔は、エッセイも作品もこの人ならではの作品で、面白かったのに最近は、いつも中年女の不倫の話ばかりでとてもつまらなくなったと思いました。
2006年08月27日
コメント(0)
林真理子のウーマンズ・アイランド読みました。 多分設定は新橋からいつのまにかおしゃれな雰囲気になったビジネスタウン汐留に働いている女性たちの登場する話でした。 多分TV朝日、電通、ホテルマン、カフェの店員ともに思いっきり汐留にいそうな人たちが出てきて仕事と恋愛、結婚について語っています。 この人の話は本当に現実にいる人が出てきているのではないかというくらいバックグラウンドが見える。そこが面白いところでもあるが、日経ウーマンを読んでいる人だといまいちわかりきっている内容過ぎてちょっとつまらなかったような気もします。 がしかし、読みやすくさららーと読んでしまいした。 本当にキャリアってなんなのだろう。 自らがキャリアを作り上げ頑張る人と、いい夫を捕えるために女を磨き女ならばいい夫を捕まえることの方が幸せなのか? さらに真ん中の女性も出てきていろんな女性のパターンが楽しめました。
2006年03月08日
コメント(0)
林真理子のミルキー読みました。 内容は林真理子さんの得意な女性の不倫や浮気、どうしてあの人ばかりといった内容の短編集が12話ありました。 一つ一つ読んでいくとさまざまな話があったような気がするのですが、読み終わってみると全部が同じような話だったような、登場人物は違うし背景も違うのですが、共通してある普通そうに見えてもみんな違った一面を持っていて(人間なら当たり前だとは思いますが)その部分が男と女の色恋沙汰の話というのがたっぷりの本でした。 最近そういう人が周りにいても公然の仲とかもあるし、でも独身女性ならやはり結婚したい人も多いしなんだかなーって思いました。
2006年03月07日
コメント(0)
宝塚の娘役と出版社で働くどちらもお金もちのお嬢さんが恋をするお話でした。 しかし、実際あると思う世界ですが、やはりお金持ってる人はすごいなあと思ってしまう世界でした。今からお金を持ってもかなわない、子供の頃からの有名学校卒業というものと血筋というものがしっかりとかかれていました。 また、宝塚と歌舞伎と有名雑誌(例えばお嬢さん雑誌MISS)の裏側がちょっとのぞけるかなあと言う感じでした。 話に毒っぽいところはなく、(一部でてくる娘はかなり曲がってるけれども)ミーハ-なかんじの軽く読める本でした。
2004年05月02日
コメント(0)
全12件 (12件中 1-12件目)
1