不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

2009/06/03
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カテゴリ: テレビで見た感想
◇BS-2で夜中に放送されていたのを録画して見ました。
『人間の約束』は、1986年の日本映画です。


とある一家の老母・タツが急死し、タツの夫が警察に自主してくるが、夫には認知症が見受けられた。
老夫婦は息子、嫁、孫と同居していたが、タツにも重い認知症状があり、家庭には激しい波風がたっていたことが浮き彫りになる中、タツの死の真相が明らかになっていく。

監督 吉田喜重
出演 三國連太郎,佐藤浩市,杉本哲太,河原崎長一郎 など


何と言っていいかわからないですが、力作ですね(笑)。
映画としてのよさは出ていますが、何度も見たいとも思わないのも事実ですね。

20年前の作品ですが、介護問題の現状はもっと悪くなっています。
都心部の中流階級以上の話になっているので、下級層の方がもっと現実にシビアですね。
住宅ローンもあって月に30万以上払える人が、今の時代でもどれほどいるのだろうかと思いました。

痴呆状態の演技は、二人ともすばらしいです。
「三國連太郎」の懇親の演技ですね。

故郷への思いは、今の人にはわかりにくい哀愁らしいです(笑)。

子供(孫)の演出は、少し疑問ですね。
言いたい事を言わせていますが、補足と結果が欲しいと思いました。
あのままでは、少し可哀想ですね。

人間の苦悩部分を描いていますので、不快感に思う人もいると思います。
日本人の感情的な文化が邪魔するからかな?
尊厳死と一言で言える問題でもないですので難しいですね。

タイトルはいろんな意味があると思いました。
法律、親子、夫婦など、考えさせられました。

商業映画から離れた映画なのは評価しますが、観客も少し離れさせた映画だと思います。
少しだけ見せる表現をして欲しかったと思った映画でした(笑)。





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Last updated  2009/06/03 08:37:27 PM
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