HANNAのファンタジー気分

HANNAのファンタジー気分

November 5, 2005
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 先日、5歳の下の子のリクエストで、某遊園地の「ふたりはプリキュア・マックスハート」キャラクター・ショーを見にゆきました。
 「秘密のアッコちゃん」以降、どんな時代にもTVの人気ヒロインが居たように思いますが、最近の人気ナンバーワンは「プリキュア」。
 プリキュアのヒロインたちは、ふだんは中学生という設定です。それが、「キュア・ブラック」「キュア・ホワイト」「ルミナス」だのに変身して、悪者と戦うわけです。

 幼稚園や小学校低学年の女の子に人気の、この手のヒロインたちは、十代でふだんは学校に通っている、という設定が多いようです(たぶん)。視聴者から見れば、憧れのお姉さん、という感じ。成熟した女性ではありません。おばさんが悪者をやっつけたりは、決してしませんね。
 でも、男の子のヒーローたちのふだんの姿は、わりと大人なんです。中学生や高校生はあまりなくて(と思いますが、私が知らないだけかも?)、だいたいふだんはマジメな社会人。原点に近い「月光仮面」なんか主題歌でしっかり「おじさん」と言われているし。

 たぶん、女の子の主役は「少女」でなければならないのでしょう。先日書いた 『スター・レッド』 のレッド・セイのように、無垢のダイヤモンドみたいな強さを持つ、まばゆいばかりの少女戦士。
 少女たちは大人になる直前の、ほんの短い間だけ、輝くような魔法の存在になる――それが、近寄りがたい強さと美しさを持つ少女戦士なのです。

  プリキュアのうつくしき魂が/邪悪な心をうちくだく


 中学生ヒロインたちは、格闘技的な技を少しは見せるものの、最終的に敵に勝つのは、“祈り”や“呪文”(魔女モノ以来の伝統)によって引き出される、サイコパワーみたいな光や波動、雷などです。男の子のヒーローたちと違って、飛び道具もレーザー光線もありません。原動力は、思春期の少女
だけの持つ“魂”なのです。

 ただ、だからといってどんなにか崇高で俗世離れして清らかかというと、そうではありません。 『風神秘抄』 の舞姫・糸世が、ふだんはおしゃべりな普通の少女であるように、プリキュアのヒロインたちも、ものすごく俗っぽい面を持っています。
 エンディング・テーマには、両手にお菓子、すてきなボディもボーイフレンドも、全部欲しくて当たり前、というふうに歌われます。その結果、色々てんこもりの現実と、変身した聖なる戦士と、どちらにも魂をめいっぱい注ぐ(“マックスハート”)彼女たちは、超多忙でめまぐるしい。

 この聖・俗の混在、いろんなモノの断片がぎゅっと詰まった、ほかでは「あり得ない」(ヒロインの口癖)複合体が、「少女」の本質なのだろうと思います。
 だから大人や男性たちには、理解しがたい存在なのでしょう。





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Last updated  November 5, 2005 10:08:07 PM
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