あぁ思い出すだけで美味しさが蘇ってきます。
前々から、作るのは簡単そうからお家で作ってみたいなー、でも材料が買えないよなぁと半ば諦めていたミラノ名物。なんと!常々利用している楽天のお店で入荷、しかも昨年冬より価格が安い!(円高効果かな)うきゃ
◆オッソブーコ(ミラノ風仔牛骨付きスネ肉の煮込み)とミラノ風リゾット
ミラノ名物と言えば「ミラノ風カツレツ」も有名かつ美味しいですが、一昨年ミラノに初めて行った際どうしても食べてみたかったのがこれ!カツレツなら日本でも美味しいのが食べられますが、オッソブーコはまずは現地で食べて、味の感じを体感したかったんですよね。
どこの国のお料理でも、決まりきったレシピというのはあまりなく、結局は現地の人々の舌の好みや食材の扱い方、天候や体調に応じたアレンジの仕方を体得するのが正解だろうなというのが、足かけ5年の中国出張生活を経て舌のカンで中華を作るようになった私の結論(なので、本ブログには現地へ行った・その国の人が作ったものを食べた経験のないエセものも多数登場していまますが、できるだけ現地の気候や生活環境・習慣・文化等のネタを多数揃え、妄想しながら作るようにしています)。
これは現地の割といいお店で食べたので、どう作ればいいかなんとなーくわかります。お店のは相当こってりしていましたが、ベースの味は野菜で作るのであっさりめに作ることも十分可能。今日は野菜をどっさり使い、でも髄のエキスが全体に浸透するよう昼前に煮込んで夜ごはんに食べました。
リゾットの上にのせた、とろっとしたのが髄。
これをリゾットに絡めていっただっきまーす・・・「美味しい!」「うんまーい!」ハモリました。けど、私が口に入れたのはリゾット、ダンナさんが最初に食べたのはお肉。この辺り、夫婦でも違いが出ます(笑)
「肉すごい柔らかい!しかもこの厚み、いいねえリゾットも味がしっかりしてて、向こうで食べたのよりウマイ」「・・・やっぱり??実は私もそう思ったりしてたんだけど・・・」「いや多分そうだと思うよ、向こうのより野菜いっぱいであっさり食べれるし、その分味がしっかりしてる気がする」
ダンナさんの褒め言葉は半分くらいに受け取って頂くとして、でもこれ本来は家庭料理でもあるので、その家の好みに応じた作り方をしていいのだと思います。もっとこってりしたのが好きなお家もあるでしょうし、逆にもっと野菜を大量に使うお家もあるでしょう。我が家はこれぐらいがちょうどいい感じ
時間をかけて煮込んでいるので、お肉の部分は本当にナイフがスッと入って柔らかくて美味しい!仔牛ならではのいい味が存分に楽しめます。骨の周りのお肉って特に美味しいですよね 髄からエキスが出て味自体はこってりですが、野菜をいっぱい入れているのと、仕上げにレモンとパセリで風味付けをしているので食後感はさっぱり。
レモンの皮がなんともいい感じのイタリアンっぽさを醸し出してくれます。リゾットもきちっとブイヨンを使ったので、サフランの香りとビーフの旨味が両方出て、これまたとても美味しくできました。
現地で食べた際は、 過去記事
のとおりもたれて長時間おなかいっぱいだった我々ですが、今日はむしろ早めに消化して「デザート欲しいね」と夜中に思うほどでしたよ
≪柔らか~く煮えたスネ肉ととろ~り髄をリゾットに絡めて♪「オッソブーコ(仔牛の骨付きスネ肉煮込み)とミラノ風サフランリゾット」≫レシピ:2人分
1) 肉の煮込みの準備をする。骨付きの仔牛スネ肉1枚(300gぐらい)は全体に塩コショウをまぶしておき、調理の直前に小麦粉をはたきつける(直前でないと水分でブヨブヨします)。にんにく1かけは縦横に切り目を入れてつぶし、にんじん1/2本強と玉ねぎ中1個(大きければ半分)、セロリ適量は粗みじんに刻む。小鍋にビーフブイヨン(市販のブイヨンを薄めに溶いて使いました。300ml用2個を1リットルのお湯で溶きます。リゾットにも使うので多めに)を用意しておく。
2) 煮込用の鍋(ル・クルーゼを使いました)にオリーブオイルとバター各小さじ半分を溶かし、にんにくを入れて香りが出てきたらその他の野菜を加えて弱めの中火で優しく炒め、しんなりしてきたら肉を加えて火を強め、両面とサイドに焼き目をつける。
3) 2)に白ワイン60cc程度を注ぎ、アルコール分を飛ばしてからブイヨンを肉の8分目ぐらいの高さに注ぎ、蓋をして弱火でじっくり1時間~1時間半煮込む。40分くらい経ったら肉を裏返し、ブイヨンを再度8分目くらいまで継ぎ足して引き続き煮込む。
4) 肉を煮ている間にミラノ風リゾットを作る。玉ねぎ1/4個は粗みじんに刻み、リゾット用の米(日本米でもいいです)は洗わずに1/2カップ用意する。サフランひとつまみはお湯少量につけ、色だししておく。
5) 深めのフライパンにバター小さじ1を溶かして弱めの中火で玉ねぎを炒め、しんなりしてきたら米も加えてさっと全体に油をからめ、煮込みに使った残りのブイヨンをおたま2杯程度注ぎ、ひと混ぜして表面を平らにしてからはあまり混ぜず、米がブイヨンを吸うのを待つ。あらかた吸ったら、おたま1杯分ブイヨンを足して同様に吸わせ、これを2~3回繰り返して米が少し芯を残しただけの状態になったら仕上げにサフラン水を加えて混ぜ、火を止め蓋をして5分程度蒸らす。
6) 蒸らしている間にオッソブーコの仕上げ。薄くそいで刻んだレモンの皮1/4個分とイタリアンパセリ少々を肉の鍋に加え、5~10分煮込む。
7) リゾットとオッソブーコをお皿に綺麗に盛り合わせてできあがり!
★現地で食べたものには仕上げの段階でバターが溶かし込まれていたかも??という気がします(現地レシピでも、おろしにんにくやバターを入れるというものがいくつかありました)が、今回は割愛しました。なくても十分素材の味とコクがあり、とってもとっても美味しいです。
時間はある程度かかりますが、素材自身の力を感じるお料理です。骨付きスネ肉さえ手に入れば簡単に作れるので、ミラノの味を体験したい方は、買えるうちに是非!!とっても美味しいのでオススメです仕上げのレモンを忘れずに入れてください。
うーん今日も最高に美味しかった!!![]()
ごちそうさまでした![]()
↓オッソブーコはこちらで買いました。価格が下がっていてビックリ!!
生後6ヶ月程度の仔牛スネ(オーソブッコ)2枚入【約250g×2枚入】
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