断乳後・授乳中のバストアップ・乳首の垂れ



~断乳後・授乳中のバストアップ・乳首の垂れ下がり~


子供3人、トータル約5年間の授乳生活を送ってきた私の経験を言わせていただきますと、やはり断乳後のおっぱいは妊娠前の状態に比べると若干小さくなってしまう傾向にあるように思います。
私の場合も1人目妊娠前Cカップ→3人目卒乳後、見事に1カップ分小さくなってしまいBカップになってしまいました。(涙)
(でも何故かアンダーバストは70→75にアップした・・・)
1カップ分中身がなくなったことで張りは多少なくなりましたが、元々「こじんまりしたおっぱい」であったことが幸いして「垂れ」に関しましては、垂れるほどおっぱいに重さがない、という理由から、かろうじて「垂れたおっぱい」にはならずに済んでいます。

実際に私の友人数人にリサーチした結果、もともとおっぱいが小さめor程よいサイズであった人は何人授乳しても長く授乳してもおっぱいはあまり垂れず、もともとのおっぱいが大きめであった人は母乳をほとんど飲ませずミルクで育てた、というママでさえ、産後は垂れた、という意見が多く聞かれました。

しかし「もともとのおっぱいが小さめだから安心」とも思ってはいられません。
事実、断乳・卒乳後は非妊娠時に比べておっぱいは一回り小さくなってしまう場合が多いようですので、「大きいおっぱい」の方も「小さいおっぱい」の方も、産後・授乳後もきれいなバストラインを保ちたい!というお気持ちがある方は、是非参考にしていただければ、と思います。

おっぱいというのは母乳が湧くとふくらみ、吸われるとしぼむという風船の様な役割をしてきたおっぱいは役目を終えた後は空気の抜けた風船のようにしぼんだ状態になってしまうことが多いようです。
具体的に説明しますとおっぱいの中身の脂肪(特におっぱいの上部の脂肪)がなくなって“皮だけのおっぱい”になってしまういう感じでしょうか。
一般的にやはり皮の部分の面積の広い元々のおっぱいが大きい人は垂れやすくなり、元々小さめのおっぱいの人は少し小ぶりなってしまう傾向のようです。
でも、赤ちゃんを産んだのだからおっぱいの形が悪くなってしまうのはしょうがないと諦める必要はありません。
お尻が垂れてしまってもその後ヒップアップ運動などをしてその部分の筋肉を鍛えることによってお尻がキュッとアップするのと同じように、おっぱいも乳腺の下にある大胸筋を鍛えるとおっぱいにハリが出ます。
また大胸筋を厚くすればおっぱいが底上げされるために、天然の筋肉でパッドの役割を果たしてくれることも期待が出来ます。
毎日必死でやらなければいけないような大変な運動ではありませんので、気付いたときにチョコチョコっとやることを日課にしていつまでもキレイなママでいる努力をしていきましょう。

それから断乳したからと本格的にダイエットに挑戦!と張り切る人もいると思いますが、無理な食事制限でタンパク質が不足すると体は生命の維持を最優先させてしまうため、生殖ホルモン及び女性ホルモンの合成などが後回しになってしまいます。
その為ホルモンの働きが正常に働かなくなり生理不順や無排卵、胸のハリや豊かさが失われる、などの弊害が出てしまう可能性も出てきます。
厳しい食事制限が続くと筋肉量も減ってしまいバストを支えている大胸筋が衰えてしまい、ますますバストラインを崩れさせる原因にもなりますからダイエットをされるにしても厳しい食事制限等の無理なダイエットはくれぐれもされないようにしていただきたいと思います。

【乳首の垂れ下がり】

長く母乳を飲ませていると絶えず赤ちゃんに乳首を引っ張られているため乳首が下向きに垂れ下がってしまうことがあります。
たいていは授乳回数が減ったり、断乳すると自然に元に戻ってくる場合が多いのですが、乳首が下を向いたままブラをつけたりしてしまうと、その後もずっと乳首がおじぎをしたまま・・・という状態になってしまう場合があります。
私の場合も1歳2ヶ月、1歳でそれぞれ断乳した上の子2人の時はさほど乳首の垂れは気になりませんでしたが、2歳8ヶ月まで授乳をしていた3人目の時はやはり吸わせている期間が長かったためか、「おじぎ乳首」になってしまいました。
「一生このままだったらどうしよう~!!」と焦りましたが、断乳から1年も経つと徐々に気にならなくなり、その後はほとんど元の状態に戻りました。
ブラをつける時は必ず乳首を上向きにしてブラに収める、乳首を下向きにしたままブラや洋服で押さえつけない工夫などをしてみるといいかも知れません。

【ブラジャー選び】

高価な補正下着を買う必要はありませんから、キチンと自分の胸に合ったサイズのものを着用するようにします。
日本人の胴回り(胸回り)は円筒形ではなく横に長い楕円の体型である場合が多いです。
このような楕円の体型の人はアンダーバストだけでブラジャーを選んでしまうとカップの位置がずれ、カップが胸にフィットしにくいということがあるようです。
そのような場合はアンダーのサイズを一つ大きめのサイズのブラジャーを選ぶようにして一番内側のホックを利用されるといいようです。
またパッド付きのものはワンカップ大きめでも合う場合がありますので、サイズだけでブラを選ぶのではなく、必ず試着してから買うようにしましょう。
あと、気をつけるポイントは脇のお肉です。
ブラジャーを着けたとき、脇とブラの間にお肉がはみ出さない形状のブラを選ぶことも大切です。
断乳したからと妊娠前のブラに戻すのではなく、一度胸のサイズを計り直し、その時の胸の状態に合ったものを購入して下さい。

【おっぱいのハリに有効な食品】

○イソフラボンを多く含む大豆製品(納豆・豆腐・豆乳など)
○とろろ昆布(女性ホルモンの働きを活発にする)
○プエラリア・ミリフィカ = タイ原産のイモ
プエラリアにはイソフラボン誘導体という女性ホルモンに似た成分が含まれているため最近バストアップやしわの改善効果等で注目されています。
プエラリアの健康食品等は数多く発売されているようですが、とても高価であるということが最大のネックです。
興味がある方は「 プエラリアミリフィカ 」「夢美人」等で検索されてみるといいと思います。

【おっぱいを下垂させない秘訣】

○赤ちゃんを高い位置で抱いておっぱいを引っ張り飲みさせない
○常にジャストフィットサイズのブラジャーを着ける
○無理なダイエットをしない(特に食事制限のダイエットをするときはタンパク質はしっかりと取ること)
○クーパー靱帯(おっぱいの表面の靱帯)を伸ばしたり切れたりさせない=運動などをするときはなるべく胸を固定するブラをして大きく胸を揺らさない
おっぱいを強く揉んだり乱暴に扱うことは避ける

【キレイなバストラインを作る運動】    私は主に上から1つ目と2つ目の運動を暇があればやってます

○胸の前で手のひらを合わせる
この時手の位置は合掌するのではなく、手のひら同士を少しクロスさせて合わせると力が入りやすいです。
胸より少し離した所に置くとより効果的
合わせた手を力一杯押し合い、その状態を7秒間キープ
(ポイントは両手に力を入れている間、左右鎖骨からバストにかけ力が入っていること)
この運動は二の腕痩せにも効果があります!

○指を絡ませた状態で両手を組む
そのまま組んだ手を手のひらを上に向けた状態で頭の上で手を伸ばし伸びをする
組んだ手を左右に少し引き合いながら、頭の後ろに降ろしてくる
再び伸びをし、それを何回か繰り返す

○食事を取る時意識して噛む回数を増やす
ものを噛むという運動により大胸筋が動きます。
意識して噛む回数を増やす、意識して固いものや噛み応えのあるものを噛むようにすることで無意識のうちに大胸筋を鍛えることができます。

○イスに座って膝の外側に手のひらをつけ、膝を外側に開いていき手の平は膝を内側を押すようにする
相互に押し合ったところで7秒間キープ

○イスに座って肩幅に足を開き、腕を頭の後ろで組む
両肘を開きながら頭を後ろに反らし胸を張る
この状態で10秒キープ
次に頭の後ろで腕を組んだまま体を右に倒して10秒、左に倒して10秒キープ

○腕立て伏せ

○タオルを用意し両手を体の正面に伸ばしてでタオルを持つ(手と手の間のタオルは10cmくらい)
体の前に腕を伸ばしてそのタオルを引き合う、次に顔を上を向いて首を伸ばした状態でタオルを引き合う


また猫背気味になってしまいますと胸が垂れやすくなりますので猫背解消の効果がある「水平足踏み運動」などもお薦めです

○水平足踏み体操 (猫背・姿勢の悪さが自然に解消され胸のラインをキレイに見せることが出来る運動です)

普通に立ち、太ももが床と水平になるように、膝が90度になるようにしてその場で足踏みをする
その時腕も一緒に振るのですが、手は軽くグーにし、手の甲を上にして床と水平になるように左右交互に振り上げる
これを1日1回、1回につき50~100回足踏みする(食後すぐはさけること)


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